試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3300形3344F+3304F 1,3,4次車 現行色 4+4編成 特急成田山号仕様

2015-09-30 21:47:46 | 京成線出場
惜別。

京成3300形さよなら列車は2015年2月28日に運行された。
更新修繕前に運用された臨時特急[成田山号]として仕立てられた。
この編成を再現すべくマイクロエース製京成3300形3304F現行色,3344F現行色を加工した。
編成管理番号は3344F-4で8両体制とする。


京成3300形3344F+3304F 現行色 特急成田山号仕様。
3344F-4:[3344]-[3343]+[3334]-[3333]+[3304]-[3303]-[3302]-[3301]。

3300形3344F+3304Fは編成前後で異なるヘッドマークが掲示され最期の花道を飾った。
ヘッドマークステッカーは実車画像をトレースして製作している。
出力サイズを誤った結果原本を縮小したため[特急成田山]は文字が滲んでしまった。
それでも雰囲気は掴めていると思う。
[さよなら3300形]も同様に製作したがヘッドマーク下部の日付は判読不能である。
家庭用プリンターではこれが限界でどうしようもなかった。
運行番号表示器は実車に倣い自作の[S1K]を取り付けてある。
全て製品発売前から用意していた。
当時は3344F,3304Fか3344F+3304Fだけに絞るつもりだったが結局2編成ずつ出場する結果になっている。
モハ3344の色地[特急]種別幕は急遽製作した。
現状には一応満足しているがマイクロエースから3600形系列の発売が決定したためステッカー調達を考えている。
その際は貼り替え対象になるかもしれない。


涙ステッカー貼付を見送ったモハ3344。

完全再現にはモハ3344の涙ステッカーが必要になる。
気に食わなかった理由は最初見た際に理解できなかったためである。
何故運転台側前照灯下部だけ帯色の褪色と水垢が激しいのだろうと思ってしまった。
送込回送を見ておらず後追いでは何だか判らなかった。
そのため敢えて製作せずに出場させている。


モハ3333+モハ3304 (中間組込車化:3344F-3+3304F-7)。

見所はモハ3333+モハ3304の連結部である。
更新修繕前には珍しくなかった空気バネ台車と金属バネ台車の混結が判る。
かつては両開扉車と片開扉車の混結も行っていたが様々な理由で共に姿を消した。
さよなら列車で混結が再現されたのは見逃せないポイントだった。
結果的に3300形2次車以降の[不等沈下防止のため金属バネ台車化]という話は一体何だったのだろう。
資料により台車変更の解説に差があるため今となっては判らない。
製造年代を考えると予算が決まっていた車両増備で種別・行先方向幕設置とのトレードオフだった様に思う。
台車相違による不等沈下はTOMIX製集電スプリングへの交換で再現できたが非動力車に限られるため見送っている。
※KS-131擬製作時に確認済。
なお全車TNカプラーSP化を施し他の3300形とは一線を画した存在になった。


3400形3428F,3344F-4。


新3000形3051F,3344F-4。

プロトタイプが2015年2月に該当するのは3400形3428F,3700形3798F,新3000形3051Fの3編成である。
3798Fは[快速特急],3051Fは[成田空港]であり離合には3428Fが一番相応しい。
3600形3618F,3658F,3668Fが増備されれば離合可能編成を増やせるかもしれない。
運行番号表示器を幕式にするかLED式にするか迷っており特急成田山号との組合せが出来るかは流動的である。
※3600形のプロトタイプはLED式の模様。
なおモハ3344の[さよなら3300形]ヘッドマークは切り出しの失敗に気付き貼り直した。

3300形8両編成は3編成になった。
各々4号車+5号車に個性があり各編成とも揃わないのが面白い。


モハ3315+モハ3314 (3312F-2:新赤電色暫定8両編成仕様)。


モハ3317+モハ3336 (3320F-2:現行色暫定8両貫通編成仕様)。


モハ3333+モハ3304 (3344F-4:特急成田山号)。

3312F新赤電色(3312F-2)は3316F新赤電色クロスシート試作車(3316F-2)との2+4+2編成でM1車が並ぶ数少ないパターンである。
3320F暫定8両貫通編成仕様(3320F-2)はM2車同士の連結だが共に運転台撤去車で切妻が特徴となった。
3344F特急成田山号(3344F-4)は言わば標準的な4+4編成で先頭車同士が並ぶ。
3300形の8両編成を揃えるオーナーさんがどれだけいるか不明だが個人的にはバリエーションの多さを楽めている。
ちなみに3300形は54両に達し実車と同数に至った。
更新修繕前のスタイルがお気に入りで3000系列でも特に注目していた形式だった。
そうでなければここまで勢力を拡大することは無かったと思う。

京成3000系列の最期を飾った特急成田山号は自分にしては力の入った編成になった。
モハ3333(3344F-3),モハ3304(3304F-7)に施した中間組込車化は初挑戦でいい経験を積めたと思う。
その他にも他編成に使えそうな小細工があり順次展開も考えている。
3344F-4は組成経緯も重なり実車通り思い入れの強い編成になるのは間違いないだろう。

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