試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3600形モハ3661[3668F] 現行色 VVVF制御車 種別表示器交換,側面行先表示器基準幕化

2016-02-26 21:24:48 | 京成線:3600形
到達。

マイクロエース製京成3600形3668F現行色VVVF制御編成(3668F)は最終入場車のモハ3661を迎える。
モハ3668(3668F)で先頭車整備の必要箇所を抑えられた。
基本構造には変わりないはずで比較的楽な気持ちで作業に入った。


京成3600形モハ3661 現行色 VVVF制御車(3668F)。

モハ3661も山側側窓セル運転台側にS字部分が無かった。
反転するとモハ3668と同じ箇所でエラーではなく仕様という可能性があるかもしれない。
これは3658F現行色(3658F)の回着整備で判明するだろう。


入工中のモハ3661。

先ずTNダミーカプラーの細工を行う。
他オーナーさんからの助言を得られたためTNカプラーのマウント前面側を大幅に切除した。
2pcs構成だがダミーカプラーであり嵌合は接着剤に頼る。


分解されたモハ3661。

前面側のスナップは全く意味をなしていない。
しかし接合には影響無く問題ない。
マウントとの接触部全てに流し込み接着剤を投入し完全固定した。




マウントを短縮したTNダミーカプラー。

続いて貫通扉窓・種別表示窓セルをカットした。
モハ3668にも施したが切断面は念の為マッキーで黒色化している。
これを行わなくても導光しないのはモハ3601点灯試験で判っていたが製品仕様に倣った。


切断面を黒色化した貫通扉窓セル。

平行して種別幕取付を行う。
ベースのプラ板は先に用意しており富士川車輌工業製ステッカーの色地[普通]種別幕を貼り付けるだけである。
先頭車には種別表示窓下にリブが無くプラ板は大雑把な切り出しでも大丈夫そうだった。
その代わり種別幕ベースを支えるものが無く全面的に接着剤頼みになっている。
幸い貫通扉窓セルの固定は下部にゴム系接着剤を塗布しており上下で接着される構図になった。




貫通扉窓セル,種別幕を取り付けたモハ3661。

運行番号表示器,行先表示器の減光が不要でライトケースは運行番号表示ステッカーを貼付するだけで済む。
ステッカーは引き続き富士川車輌工業製を用いる。
モハ3668ではマイクロエース製ステッカーに合わせてカットしたがモハ3661ではやや大きめに切り出した。
これはステッカー脇からの漏光を防ぐための措置である。
モハ3668はたまたま上手く収まっただけだった。
大きくすれば余計な心配は不要になる。


位置調整中の[B19]:富士川車輌工業製ステッカー。

サイズが大きくなった分だけステッカー代が増えた。
ライトを当てながら正しく表示されるよう位置合わせを行った。
モハ3668で失念した直後だけに予めステッカー断面はマッキーで黒色化してある。
ある程度のずれはステッカーが採光してくれるため平行を重視し貼附した。
側面行先表示器の基準幕化を済ませ車体を組み立てる。
山側運転台側側面窓セルは接着剤を位置を変更した。
出来るだけ上部に塗布し分解時の作業性向上を狙っている。
最後に妻窓セルを接着し車体への加工を終えた。
TNダミーカプラーのマウントを短縮した効果を期待して床板を嵌合させた。


(モハ3668)。


ストレスが廃された床板嵌合。

見事に何処にも当たることなく車体に組み込めた。
他オーナーさんのサポートに感謝である。
これで残る3600形2編成も気にすることなく着手できる。


[上野]:マイクロエース製3300形1stLOTステッカー。

行先方向幕にはモハ3668同様マイクロエース製京成3300形1stLOT付属ステッカーを起用した。
1stLOTステッカーでは気にならなかった青地は3316F新赤電色クロスシート試作車→3304F,3344F現行色と進むに連れ薄くなっている。
3600形用ステッカーは2ndLOTに該当する3316F新赤電色クロスシート試作車用の色温度に近い。
製品毎にばらつく色温度にされるのは非常に困る。
マイクロエース製京成形式はHゴムがセルモールド表現で他社製ステッカーはそのままだと貼りにくい。
個人的には3300形1stLOT用の色温度が理想に近いと思う。


モハ3661 点灯試験[B19 普通 上野]。


モハ3668 点灯比較[B19 普通 上野]:3668F。

最後に点灯試験を行った。
モハ3668から何も変更を加えていないため全く不安は無かった。
運行番号表示位置も問題無い。
不思議なことに種別幕は表示器脇からの漏光が無くなっていた。
全く同じ切り出し方をしたと思っていたがモハ3668はやや狭幅だったらしい。
種別幕ステッカーも大きめにした方がちょうど良いかもしれない。
こういう所の不器用さは自分でも嫌になる。




モハ3661(側面行先表示器基準幕化)。

ようやくモハ3661が竣工し3668Fの出場を迎える。
正直ここまで手間が掛かるとは思わなかった。
側面行先表示器に色挿しがあればもっと速く進んでいただろう。
3編成回着した京成3600形系列だがある意味3668Fが入場第一編成で良かったと思う。


サハ3601+モハ3628 (KATOカプラー)。


サハ3601+モハ3628 (TNカプラーSP)。

最後にお遊びで中間車化改造車の運転台側をKATOカプラーへ交換してみた。
既にTNカプラーSP化で確定しているがKATOカプラーにするとどの様に見えるか確かめたかった。
自分にはTNカプラーSPの方がしっくり来る。
やはりKATOカプラーの連結器が目立ってしまう。
実車が棒連結器でなければ非常に迷ったことだろう。

自己ルールにより3668Fの整備は作業効率の悪さが際立った。
次は3658F現行色の入場が控える。
一休みしてから着手したい。

この記事についてブログを書く
« 京成3600形モハ3668[3668F] ... | TOP | 京成3600形3668F 現行色 6両V... »