試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3816[3818F] 5次車 中期仕様 FS-547(047)台車色変更 (3706[元3708F] 動力ユニット相互振替)

2017-09-09 21:52:06 | 京成線:3700形
残存。

グリーンマックス製京成3700形3818F中期仕様(3818F)中間車のFS-547台車色変更は非動力車から進めていた。
一度3817を入場させたが座席部品センターピン部の破損が発覚し急遽予定を変更している。
先に動力ユニットを搭載する3816と作業順を入れ替えた。


京成3700形3816 5次車 中期仕様(3818F:動力ユニット未更新車)。

3700形は全編成のTNカプラーSP化を終えている。
当時は旧製品で占められており途中からコアレスモーター搭載動力ユニットへの更新を項目に加えた。
3818Fはコアレスモーター搭載動力ユニット分売品リリース前にTNカプラーSPへ改められている。
後の入場編成は3708F登場時仕様を皮切りにTNカプラーSP化と並行して動力ユニット更新を行った。
TNカプラーSP(擬3)を装着しながらも3816は3700形唯一の2個モーター搭載動力ユニットのまま存置されてきた。


入工中の3706,3816 (元3708F,3818F)。

一方3708F登場時仕様(3708F→元3708F)はコアレスモーター搭載動力ユニット更新編成の第一陣である。
まだコアレスモーター搭載動力ユニットにTNカプラーSPが装着可能か判らない時期があった。
3700形3798F(リニューアル再生産品)導入に備え分売品を仕入れ試験装着を行った。
当初はコアレスモーター搭載動力ユニットへのTNカプラーSP取付単独施工とする予定だった。
しかし予備品で留め置くには勿体なく3706(元3708F)への搭載に踏み切った。
好結果を得てその後のコアレスモーター搭載動力ユニット更新に繋がっている。
3816のFS-547(047)台車色変更はその3706と動力ユニットを振替え対処する。
3708F登場時仕様の廃止により3700形は全編成コアレスモーター搭載動力ユニット化が達成される。


3706(元3708F:動力ユニット更新車)。

3706から移設するコアレスモーター搭載動力ユニットは更新試作車でもあり各部に試行錯誤の痕が残る。
3700形旧製品の動力ユニット更新で苦戦したのは床下機器部品取付位置だった。
旧製品非動力車の床下機器は車体側板に近い。
コアレスモーター搭載動力ユニットのモーターカバーに沿わせると動力車だけ枕木方向へ引き込む。
非動力車と見附を揃えるため床下機器部品は極力車体側板へ寄せた。
その結果モーターカバーと床下機器部品の間に空間が生じ安定度を低めてしまった。


隠蔽したモーターカバーの接着剤痕。

そこで床下機器部品の強度向上を狙い取付台座の一部へ流し込み接着剤を投入した。
この際に筆先がモーターカバーに触れ表面を溶かす失策をしている。
3816への転用を機に少しでも目立たなくなるよう修正を施した。
床下機器部品撤去を行わない代償で作業空間が限られた。
入力方向が制限されるため研磨にはラプロス#8000を起用している。
完全に隠蔽するまでは届かなかったものの床下機器から覗く白濁部の解消には漕ぎ着けた。


大きく傾いた貫通扉窓セル(成田寄)。

3706へ装着される2個モーター搭載動力ユニットは特に手を加えていない。
TNカプラーSP化以外は3818Fの製品仕様を守っておりそのまま3706へ取り付けている。
妻面窓セルの強度確認試験では3816の成田寄貫通扉窓セルが脱落しかかった。
貫通扉窓セルは側面窓セル嵌合に影響しない。
完全に固定しても不都合は無く流し込み接着剤で溶着した。


動力ユニットを振替えた3706,3816。

埃除去にエアーダスターを多用している関係で小部品を吹き飛ばす事が多い。
妻面窓セルはFS-547非動力台車枠確保名目で確保した部品取車が3両存在し代替は可能である。
ただ無限に対応出来る訳では無く予防措置は重要だと思う。
3816は動力ユニット,車体共に微修正を施したが無事組立を終えた。
コアレスモーター搭載動力ユニットを供出した3706は再び2個モーター搭載動力ユニットへ戻っている。




3816(FS-547(047)台車色変更:動力ユニット更新)。

動力ユニット交換を終え3816が竣工した。
変則的な動力ユニット更新に至り3818Fの性能は大幅に向上する。
3816は2個モーター搭載動力ユニットでも好調な部類だったがスムーズさでは敵わない。
動力ユニット交換で2個モーター搭載動力ユニットへ格下げされた3706の措置は決まっていない。
性能上コアレスモーター搭載動力ユニットへの更新を行えれば理想的である。
しかし動力ユニット更新にはFS-547灰色成形台車枠が必要で容易ではない。
出物のジャンク車両出現と言う僅かな望みに期待を寄せている。

3818Fで残るFS-547台車色未変更車は3817のみとなった。
既にセンターピン部破損が判明しており座席部品交換を要する。
過去に施工した例があり3818F再出場は目前と言えるだろう。

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