試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3400形3408F 前期仕様 回着 (3408,3401 行先表示類変更:富士川車輌工業製ステッカー) ※再生産品

2016-10-12 21:31:24 | 京成線:3400形
補填。

回着していたグリーンマックス製京成3400形3408F前期仕様(3408F-3:リニューアル再生産)品の第一次整備を開始した。
3700形3798F中期仕様(3798F:リニューアル再生産品)と同着したが現行仕様優先で3798F現行仕様(3798F←中期仕様)を先発させた。
3408Fは二代目で3798Fとは異なりプロトタイプの穴埋めが導入名目である。
そのため遅れて作業に入っている。


京成3400形3408F 前期仕様。
3408F-3:[3408]-[3407]-[3406]-[3405]-[3404]-[3403]-[3402]-[3401]。
※[K'SEI]CIマーク未貼付編成:リニューアル再生産品。

再生産品の変更点は3708Fで掴めていた。
整備過程を見直し第一次整備から3408,3401のスカート付TNカプラーSP化を省略する。
これは避雷器取付に時間を取られる事が判っていたためである。


3408 前期仕様(再生産品)。

第一次整備の入場順は3408,3401→3405,3407,3402とする。
誘導無線アンテナ取付のため3408が先陣を切って入場した。
グリーンマックス製京成形式では必ず付いて回る誘導無線アンテナ取付だが時間は要さない。
よって先頭車の整備は直ぐに終わると思っていた。


入工中の3408。

車体を分解し誘導無線アンテナを取り付ける前に表示器部品が取り出せるか確認してみた。
ところが嵌合爪が顔を出してくれない。
ライトユニット撤去が必要になり急遽工程を変更した。
3400形は前面垂直方向の後退角が無く3700形よりライトユニットが取り外し易い。
折妻頂点へ爪楊枝を差し込む方式は変わらないもののその深さは浅くて済む。
車体への負荷が小さくなるため3700形ほど神経は使わなかった。


ライトユニット撤去中の3408。

予想通り種別表示器が直ぐに半分ずれてくれた。
後は取り出すだけのはずが何故か固く嵌っており動かなかった。
そのため屋根側からライトユニットを押し出し撤去している。
このまま表示類変更へ進んだ。
もちろん富士川車輌工業製ステッカーを用いている。


[65K 東成田 Higashi-Narita]:富士川車輌工業製ステッカー。

前期仕様のため運行番号表示器はマグサイン式となる。
行先方向幕は全コマ英字併記の新幕とした。
表示器部品取付前に運転台寄側面窓セル上部をカットし将来に備えている。
プロトタイプは幕交換の激しかった時期に該当する。
今後表示変更される可能性があり予め対策を施した。


側面窓セル端部で押えられた表示器部品。

後は誘導無線アンテナ取付を残すだけになった。
屋根板へ誘導無線アンテナを嵌込んだまでは良かった。
しかし3798Fに比べて取付が若干緩い。
かなり安定を欠く状態で垂直を保てなかった。
3400形旧製品ではこの症状は起きておらず何か変更がなされたのか不可解である。


誘導無線アンテナを取付けた3408。

結局微量の流し込み接着剤を塗布し固定した。
取付孔に入ると破損時の対処が面倒になる。
あくまで傾斜防止が狙いで取付脚に触れる程度に留めている。




3408(誘導無線アンテナ取付)。

続いて3401が入場した。
3408で表示類変更を行ったためこれに倣う。
側面窓セル端部切除のため表示器部品単独撤去は行わずにライトユニットを取り外す。


入工中の3401。

誘導無線アンテナは3408と同時に切り出しており先に取り付けた。
固定が緩いのは再生産品特有らしく3401も変わらなかった。
同じく流し込み接着剤で固定している。
屋根板は誘導無線アンテナ取付のため取り外しておりこのままライトユニット撤去に進んだ。
ライトユニットを屋根側から押し出す流れも3408と同じになった。
所有する3400形,3700形の大半はライトユニット着脱を繰り返したため多少緩くなっているだけかもしれない。


ライトユニット,表示器部品を撤去した3401。

行先表示類を[65K 東成田 Higashi-Narita]へ改め組立に戻る。
3408,3401共にライトユニット装着はスムーズに終えられた。
なお3401は中央のクーラーキセがしっかり嵌まっておらず修正を行っている。




3401(誘導無線アンテナ取付,クーラーキセ嵌合修正)。

残るは3407,3405,3402の避雷器取付である。
3405が先発したのは基本セット側に組まれていた事に拠る。
特にパンタグラフ搭載台数は気にしなかった。
3797での失策に懲り当初から避雷器取付孔をΦ0.8mmのドリルで拡大した。
それでも避雷器はなかなか押し込めなかった。
共に3700形と共通部品のはずである。
避雷器側に個体差が有るのかもしれないが差があり過ぎな気がする。


避雷器を取付けたPT-4804形パンタグラフ。

無理に押し込もうとしたせいで避雷器取付脚が曲がってしまった。
軟質プラスチックのため折損には至らず整形した上で取付けている。
3405は2台ともΦ0.8mmのドリルで取付孔を拡幅したが同じ様な結果に終わった。




3405+3404 (避雷器取付:取付孔Φ0.8mm拡大)。

Φ0.8mmでも作業効率が上がらないため3407はΦ1.0mmのドリルを用いた。
本来ならΦ0.9mmにしたかったが手元になく一挙に0.2mmも太くなっている。
その結果は最悪で避雷器が固定出来なくなった。
拡大したものは元に戻せず流し込み接着剤の助けを借りている。
やはりΦ0.9mmを挟めなかったのが裏目に出てしまった。


3407(避雷器取付:取付孔Φ1.0mm拡大)。

避雷器を垂直に保ちながら溶着させるのは難しかった。
曲がったままでは格好が悪く納得できない。
そこで微量の木工用ボンドで仮止めした後に流し込み接着剤を投入している。
Φ1.0mmはさすがに太過ぎた。
3402では折衷形としΦ0.8mmで貫通させた上でパンタグラフ台枠外側だけをΦ1.0mmで攫った。
テーパーを設けたことで挿入し易さと固定の両立を狙った。


3402(避雷器取付:取付孔Φ0.8mm+Φ1.0mm拡大)。

答は大当たりだった。
取付時は1/3程度まですんなり脚が入っていく。
徐々に抵抗が高まり指定取付位置でしっかり固定された。
相変わらず最終入場車で方式が定まる法則は健在らしい。




3408F (第一次整備終了)。

予想通り避雷器取付に苦戦したが3408Fの第一次整備を終えた。
第二次整備は3798Fに倣う。
しかし3405のFS-383動力台車枠に気なる点がある。
先ずは3405を皮切りに第二次整備へ入りたい。

この記事についてブログを書く
« 京成1000形モハ1038+モハ1039... | TOP | 京成3400形3405[3408F-3] 前... »