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上海☆DAYS ~明天也是好日子~

上海での日々の記録とつぶやきなど。

マカオ料理。

2013年05月16日 | 旅行(その他)
旅行中のご飯が美味しいだけで、その旅行はもう半分以上は成功したと思っている。
マカオ旅行が楽しくて印象深くなった理由の一つは、マカオで食べた食事が美味しかったから。

マカオ料理って何だろう。
一般的に”葡国菜”(ポルトガル料理)と言われている料理と明確な区別はあまり無さそう。

適当に見つけた賑わっているお店にて、初めて食べるポルトガル料理。

 

トマト味のポルトガル風チャーハン?!(チキンライスみたい)と、レタスのバター炒め。
そしてタラの揚げたものとジャガイモ・野菜・ハムのあんかけ風は、洋風酢豚のよう。
どこかで食べたことがありそうで無い、でもちょっと懐かしい洋食のような、素朴な味で美味しい。

中国などアジアのスパイスを取り入れつつ発達したから、ポルトガル本国には無い料理もあるみたい。

 

例えばマカオ名物の「アフリカン・チキン」。
ココナッツとトマトたっぷりのソースがからまったチキンは、ほんのり甘くてスパイシーで、奥深い味わい。
ヨーロッパでも見かけるカツレツは、しっかりとした味がついたお肉はとても柔らかく、ボリューム満点!
だけどペロリと食べてしまった。
それ以外では、よく見かけたメニューは蟹(マカオ名物)とカレー味の組み合わせ。これも気になる。

もちろん中華(広東料理)も豊富で美味しい。

 

朝食にと、老舗のお店で食べた海老ワンタン麺。
出汁といい、麺の硬さといい、海老ワンタンのプリプリ具合といい、とても美味でシアワセな気分に。
そしてお土産屋さんでは様々な味付けのビーフジャーキーが。見たことないほど種類が多い。

最後はデザート。
これはやっぱり、ポルトガルからやってきたお菓子、エッグタルトを食べなくちゃ!ということで、
人気店の行列に並んで買ったエッグタルトは、卵の味が濃くて正統派な感じがした。
・・・というのも、焼きたてが熱すぎて火傷、味がよく分からなくなったというのが実情。(苦笑
色んなお店の食べ比べをしたかったけれど、その時間が足りなかったのがちょっと残念。

今回、急遽行くことに決めたマカオ旅行。
正直、行く前は全然期待していなかったのだけれど、帰る頃にはまた来たいと思うほどに。
色んな面でとても興味深かった。


カジノ@マカオ。

2013年05月12日 | 旅行(その他)
歴史探索も興味深いマカオだけれど、年間2800万人もの旅行客の多くを引き付けているのは、やっぱりカジノかと。

マカオ空港があるタイパ島にはカジノを併設した大型ホテルがいくつも建ち、いきなり特別なリゾート地にいる気分に。
例えば今回宿泊したGalaxy Macauでは、広い敷地内にはカジノを取り囲むように3つのホテルが建っていて、
波の出るプールやショッピングモールにレストラン街が揃っていて、外に出ることなく遊ぶことが出来てしまう。

 

こうした施設には豪華な装飾やちょっとしたアトラクション等の催しがあったり、他の場所に移動するにも
市内の主要場所やホテル間を結ぶ無料のシャトルバスサービスがあるので、どこへ行くにも便利だった。

 

そして365日24時間遊べる巨大なカジノ場は、どこも大賑わい。
服装もカジュアルでOK、喫煙・禁煙ブースに分かれているし、最低賭け金もテーブルで50HK$~、
スロットマシーンなら5HK$(65円)からと敷居が低いので、その気軽さがいいのかも。
それにしても、最低金額3000~5000HK$のテーブルが賑わっていたのは驚き。万単位で消えてゆく~。
中国人のみなさん、お金持ってますね~。

賭けごとには興味のない人でも楽しめるマカオ滞在。
中でもマカオ最大のThe Venetian Macauは、作りものとはいえヴェネチアの街並を再現していて、ゴンドラに乗ったり、
巨大なショッピングモールもヴェネチアを歩いているようで、中国の他の都市では体験できない世界が。



マカオの街自体が、まさに大人のエンターテインメント&リゾート施設といったところ。

正直、今までカジノには悪いイメージしかなくて興味もなかったけれど、意外にもとても楽しくて、
マカオで目の当たりにした経済効果も考えると、東京都のカジノ建設構想も悪くないのでは、と思うようになった。
まぁ、でも実際に日本でやる場合には色々と問題も多そうだけれど。

今では年間の売上げはラスベガスの5倍にもなるというマカオのカジノ。スゴイ。
更に新しい大型施設が続々と建設中で、大陸からの観光客も増えて、どこまで進む?!


マカオ~世界遺産巡り。

2013年05月11日 | 旅行(その他)
2005年にユネスコ世界文化遺産に登録された、マカオ歴史市街地区。

ポルトガルが中立国であった為に戦火を免れたマカオは、中国領土内では最も古いヨーロッパ建築が
ほぼ完全な形で保存されている。
白黒の波模様の石畳や周囲の建物との調和が美しいセドナ広場を中心に、南北に点在している歴史建築を
辿りながら、街を歩いてみた。その一部をご紹介。

セドナ広場周辺には、マカオ最初の司教によって建てられた西洋式病院・仁慈堂(1569年)や、
16~17世紀の歴代主教が眠るカテドラル(1622年)とその広場。

 

中国最初の教会と言われる聖ドミニコ教会(1587年)はクリームイエローに真白な装飾がとても美しい。
人々で賑わう中心部から少し離れた場所にある聖オーガスティン教会(1591年)。
この周辺はパステルカラーの建物が並び、街灯に花が飾れた静寂感漂う一角で、南欧の雰囲気そのもの。

 

世界遺産には、壮麗なカトリック教会だけでなく、街角にある広場だったり、

  

図書館(1894年)や要塞(17世紀)、(写真にはないけれど)庭園や外国人墓地や、

 

マカオで最も古い寺院や、中国式家屋に西洋のエッセンスが入った住宅なども含まれている。

 

それから、マカオでは日本との関わりも再認識。

小高い丘の上にそびえるように建っているのは聖ポール天主堂跡。(1580年)
幾度かの火災によってファサード(正面壁)と基礎部分のみが残っているこの教会は、アジア最初の西洋式大学
「コレジオ」の一部であり、イエズス会マカオ司教区の中心だったそう。



イエズス会といえば、日本へ初めてキリスト教を広めたフランシスコ・ザビエル。
彼はこの場所を起点に日本を含むアジアへの布教に出かけて行ったのだなぁ・・・。
立派なファサードの装飾の中には、聖人となった彼の像があり、同じく世界遺産である聖ヨセフ聖堂には、
右腕の遺骨が祀られていた。

 

そして日本からも、遥か遠い欧州を目指して長崎を出発した「天正遣欧少年使節団」が寄港し、
9ヶ月程滞在したのがこの場所。
昔、学校の授業で学んだ教科書上の出来事が、急に生き生きとした事実として蘇ってきた感覚を覚えた。

今までヨーロッパ各地で荘厳な教会を数多く観てきたけれど、アジアでこれだけ圧倒的なカトリック教会の
数々を見るのは初めてで、なんだか不思議な気分。
でもそこには、400年以上前の歴史が確かにあって、その重みを感じることができた旅だった。




西洋と東洋の融合。

2013年05月09日 | 旅行(その他)
先週の労働節の連休、やっぱりどこかへ行きたくなって、急遽 "澳門<ao4 men2>"(マカオ)へひとっ飛び。

1500年代初頭に初めてポルトガル人がやってきてから、1999年に主権を中国へ返還するまで、
450年以上もの長い間、ポルトガルと関わってきたマカオ。

街を歩けば、至る所にポルトガル文化が残っていて、異国情緒たっぷり。

 

 

パステルカラーの建物や、白と青のタイル。路面は美しい模様の石畳。
まさに南欧の雰囲気そのままの街並み。

でも、そんな中にふと現れる中国文化。

  

マカオ島北部にある中国大陸(広東省珠海市)との玄関口周辺になると、ぐっと中国ローカル一色に。

  
ベランダの鉄格子がすごいのが印象的。
時代を感じる古びたアパートに狭い路地。こういう所は香港に似ているかな。

マカオで見聞きする言葉はポルトガル語と中国語(広東語・普通話)、そして英語。
たまに『普通話分かりませ~ん、英語でお願いします』と言われたり。
ほとんどは漢民族だそうだけれど、ポルトガル人との混血と思われる顔立ちの人も多かった。

今昔の西洋文化と中国文化が融合した、とても不思議な街、マカオ。面白い!




美味しいベトナム。

2013年02月22日 | 旅行(その他)
ベトナム料理は美味しい、とはよく聞く話し。
なので、今回の旅行は食事もとても楽しみだった。

地形が南北に縦長のベトナムでは、地域毎に味や食材も少し変化があるようで、メニューが豊富。
市場やオールドマーケットを歩いていると、ベトナムの人々の台所事情が覗えて楽しい。

食べたことのない南国フルーツ、青々とした野菜、干物などの乾物も大胆なお肉屋さん。
中でも海鮮類が豊富で、特に海老や貝類はとても新鮮で思わず買いたくなってしまった。
   

食事は主に、評判の良さそうなレストランやローカル食堂でベトナム料理の定番を。
生春巻きや揚げ春巻きにサッパリ前菜、バイン・セオというベトナム風お好み焼きはお気に入り。
 

メコン川ツアーの際に食べたフルーツと、エレファントフィッシュ(野菜で身をくるんで食べる)。
 

定番のフォーも、ベトナム中部のフエ料理、ブン・ボー・フエはピリ辛で新しい味。


お料理だけじゃなくてデザートも美味。
フランス人オーナーのナチュラルアイスはもちろんだけれど、街で売ってる75円位のアイスクリームも十分美味しい。
 

そして最後に食べたのが、Che(チェー)。
寒天や小豆、ココナッツミルクなどが入ったベトナム風ぜんざいで、色々種類があって分からないので
おばちゃんオススメの3種類入りを購入。(時間が無かったので市場でテイクアウト)
氷も入っていて、暑いホーチミンでもサラッと食べられるお手軽デザート。

ベトナム料理は思った以上に種類が多くて、まだまだ食べてみたいものがいっぱいあった。
注文してみたら想像と違うというのもあったけれど、どれも全部美味しかったなぁ。
タイ料理ほどスパイシーじゃなく、中華ほどコッテリ、濃厚じゃないので連日食べても飽きない感じ。
全体的に淡白で野菜や魚介も多いので、素材の味を楽しみたい日本人の口に合うと言われて納得。
ごちそうさま!

国としてもどんどん発展して(物価も上がってる)、活気と勢いを感じるベトナム。
なんだかとても楽しかったので、次は中部や北部にも行ってみたいなぁ~。



<ベトナム旅行記終了>