青のすみか
どこまでも 続くような
青の季節は
四つ並ぶ眼の前を
さえぎるものは何もない
アスファルト 蝉時雨を反射して
君という沈黙が聞こえなくなる
この日々が 色あせる
僕とチガウ 君の匂いを知ってしまっても
置き忘れてきた 永遠の 底に
今でも
青が住んでいる 今でも 青は 澄んでいる
どんな祈りも言葉も 近づけるのに
まるで静かな恋のような
頬を伝った夏のような色のなか
君を呪う言葉がずっと 喉の奥につかえてる
「また会えるよね」って
声にならない声