Dairy Gorin

レッスンスタジオGorinの日常を紹介します。

今日のレッスン・・・本番用の練習編

2009-05-16 07:59:43 | 神保
今月末に私の通う豊田の楽器店の発表会があります。

何人かの生徒さんが出演されます。

今年高校1年になったばかりの男の子。

小学校の高学年から教室に来ています。

ここ何年かはロックに目覚めています。

去年からメチャ速い曲のビートを練習しています。

このパターンをちゃんとカッコよく叩くにはひたすら地味な練習をしなくてはいけません。

結構時間掛かります。

でも一度マスターしてしまえば後はそれ系の曲はほとんど網羅出来ます。

応用利きます。

でもその壁を乗り越えねばなりません。

その少年は・・・・何時間も練習して乗り越えました。

今年は発表会で速いテンポの曲を演奏します。

先日のレッスンでその曲を叩いてもらいました。

バッチリです。

もう仕上がっています。

音もデカく切れもよく かなりのレベルです。

ちゃんとロックになっています。

「ライブハウスで活動している」と言っても納得するようなレベルです。

彼は壁を乗り越えました。

あとは・・・・

本番でどれだけのパフォーマンスを出せるかどうかです。

そこで・・・

私が良くやるレッスンで本番用というのがあります。

これをするにはいくつか条件があります。

対象は発表会、ライブ等本番が近い人です。

まず第1条件は曲が仕上がっていること。

まだ曲を把握できていなくて気持ちが込められない状態ではやりません。

それから譜面を覚えている人。(発表会では譜面を見ても全然問題ないのですが何回も練習しているうちに覚えしまうようです)

この条件を満たす人には本番用の練習をします。

まず スタジオを真っ暗にします。

そしてスタジオの外にいる全然関係ない人に見学してもらいます。

誰もいない時は電気消すだけですが。

これはメチャ気合はいります。

始める時は戸惑っていますが曲が終わると皆あたかも  本番が今終わった、、、見たいな顔しています。

要は・・・・なるべく本番のステージの感じに近づけるんです。

実は数年前からこの練習をしているのですが・・きっかけは私の知り合いの夫婦でした。

ある用事でその友人のお宅にお邪魔した際その奥さんがお茶を持ってきてくれました。

その友人夫婦は2人とも音楽家です。

奥さんは近々演奏会があるとおっしゃっていました。

お茶を持ってきた奥さんが下がろうとした所友人が一言「演奏会の曲歌え」

「は???????」といったのは私。

奥さんは何も言わずに演奏し(歌い)始めました。

当然伴奏も何も無しです。

始めは私の方が気恥ずかしかったのですが「ちゃんと聞かなければ」と思い直し最後までちゃんと聞きました。

それにしても・・・突然「歌え」という友人と何も言わずに歌う奥さん。

恐るべし夫婦です。

友人は一言「本番用の練習」

それ以来・・・・・・私も本番用の練習 取り入れています。