ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

徳島線でアンパンマン列車が待つ阿波池田へ

2011-06-22 19:13:30 | 鉄道
さて今回泊まったホテルは駅に併設の18階建て、駅には洒落たファッションビルも入り、
JR四国で高松に次いで、第2位の乗降客数を誇る徳島駅の面目躍如ってところです。

改札は高松よりラッチは少ないものの、高層ビルの階下にあり、自動改札こそないものの都会的センスがあふれています。

でも徳島駅が面白いのは…、上記写真より視点を反時計回りに90°回転!

クラシカルな跨線橋に…、

木造のホーム上屋。近代的な駅ビルと古典的なプラットホームのギャップが楽しい。そんな一風変わった駅です。
駅構内に車庫が併設されているあたり、一昔前の拠点駅の構造が今に伝えられているのです。

さてそんな徳島駅の改札正面2番線に阿波池田行き徳島線特急剣山がキハ185系2連で到着。
徳島線は特急街道と化しているものの実態はローカル線ですが、かつては南海本線~南海フェリーを介して、
小松島港発高知行き急行が走るなど、新幹線が岡山に伸びるまでは関西~高知を最短距離で結ぶ主要路線だったのです。
特急が走る割に、駅の一線スルー化や路盤強化は進んでおらず、肝心の特急も鈍足ですが…
いずれの駅も立派な駅舎に、十分長い有効長の交換設備が整っています。そのあたりが前日の牟岐線とは大きな違い。

路線の歴史を物語るように、立派な跨線橋の門柱には鉄道院の文字が。
JRの前身は国鉄ですが、戦前は鉄道省でした。更に歴史をさかのぼると省に格上げされる前、鉄道院と呼ばれていたのでした。
おそらく大正期に建てられたものでしょうか?

さて列車は吉野川をさかのぼり、谷が狭まると阿波池田に到着です。

かずら橋で知られた平家落人伝説の地、祖谷渓谷への入口です。ホームにもかずら橋のモニュメントが!
アラフォー世代には春夏の甲子園を沸かせた常勝軍団、池田高校の地としても有名でしょうか。

徳島線特急剣山は10:15着、そして土讃線特急南風の上下2本が10:19分にすれ違いで到着。山間の阿波池田駅が賑わう時間です。

岡山発中村行き南風3号は、アンパンマン列車の2000系で到着。

アンパンマンの作者やなせたかし氏の故郷、高知に向かう列車というわけではないでしょうが気合いが入りまくりです。
すれ違いの高知発岡山行き南風8号は、同じく2000系でもオリジナル塗装でした。

土讃線はJR四国にとって予讃線と並ぶドル箱の幹線ですが、上下2本とも3両編成で済んでしまうあたり、
高速道路が整備された四国での、鉄道の苦境状況が思い知らされます。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へにほんブログ村 さてこの後、名物「祖谷そば」を食べ、秘境駅で有名「坪尻」に向かいます。