土曜日というのに、静かな散歩道
もっとも、わずか十年ほど前まではいつも静かだった。
農道の舗装やデジカメ普及がもたらした、
にわかなにぎわいが野鳥たちを圧迫するようになった。
私はこの三十年、淡々と里山の自然を楽しんでいる。
愛犬と、今日も10Kmほど歩いた。
風が吹き始めた午後、迎えてくれたのは「サシバ」でした。
淡い眉斑があるのでメスだと思います
サシバは、数日の誤差で飛来時期も推測でき
ところ番地も間違えずにきてくれます
唯一、一部の個体が石垣島などから
国内渡りをするというのも気に入っています
飛び立ったのち、帰って来ると
カナヘビらしき獲物を携えて帰ってきた
昨年、営巣したと思われる林から飛び出す
かなり怖い顔で「キッスミー」と鳴きながら飛翔
上空には、オオタカらしき姿が点のように見えました
その後。くるりと向きを変えると
こちらに向かってきます・・・
お前も早く帰れと言わんばかりに睨まれました
まあまあ・・
長い付き合いじゃないか
俺は三脚も立てたことないし、君の動きを追いかけまわすようなこともしないよ。
まして、弁当持ちで日がな一日農家のじゃまをしながら写真を撮ろうとも思わない。
散歩しながらたまに君の姿を見ることができたら幸せ。
愛犬と一緒にいても数メートル先に降りて
ザリガニやシュレーゲルアオガエルをほじくって取った姿を見せてくれた頃が懐かしい。
静かな里山はもう帰ってこないんだろうな・・・