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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

TS-780の430MHzで周波数による出力偏差

2013-01-31 17:12:13 | TS-780

以前にも似たような不良がありました。

今日、レストア中のTS-780の430MHz帯の送信出力が周波数によって5W~15Wと大きく偏差がありました。

局発の出力レベルを確認してもそれほど大きな偏差がないのでTXユニットのBPFを疑い、外してみるとやはりこれでした。

BPFのシールドケースに亀裂が入っています。ケースを交換すると偏差は13W~15W程度に収まり問題なくなりました。

あらためて分布定数によるヘリカルキャビティーのシビアなこと、430MHzという周波数の高さを痛感しました。

Img_8526  

これらのBPFをきっちり調整するにはどうしてもTG付きのスペアナが欲しいです。


TR-751 TR-851 のランプ交換

2013-01-31 08:48:17 | TR-751

TR-751の液晶の裏のランプ交換の方法について質問のコメントを頂きました。

手順を書いてみます。

1.樹脂製のフロントパネルを外す。

ツマミを全部外して、メインダイヤルのナットとパネルの両サイドの4本の黒いネジをを外す。

樹脂製のフロントパネルが外れます。

ココまでは問題ないと思います。

2.フロントパネルアッセンブリーを前に倒す。

両サイドの4本のネジの内上側のネジを外し、下側のネジは緩めてフロントパネルアッセンブリーを手前に引いて前に倒す。

Img_8508  

3.コネクターを2個所抜く。

下の写真の黄色矢印のコネクターを2か所抜く。

4.ネジ3個を外す。

下の写真の赤矢印のネジ3本を外す。

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5.液晶パネルが実装されている基板を前方に引き出す。

メーターへの配線が引っかからないように、フラットケーブルの配線を切らないようにプリント基板を前方に引き出すとランプの半田付け部にアクセスが可能です。

赤丸部が2個の麦球です。

基板の座を傷めないよう手早く半田を吸い取って切れてしまった麦球を外し、新しい麦球と交換します。

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