5.送信部
調整することもなく出力は10Wほどありました。一応各トリマーコンデンサーとIF部のコイルを調整した後、ALCを調整して出力を144/430共13W程度に調整しました。
キャリアバランスを取り直して送信部は完了。
6.受信部
受信部はIFユニットの入力同調コイルとNBのゲートの同調コイルが結構ズレていました。
これらの調整でSメーターで3つくらい改善されました。
最終的に受信感度を測定すると144/430とも0.12μVでS/N 10dB ありました。TS-780としては結構良い方です。
SメーターがS=3くらいの位置まで振れっぱなしだったのはAGCの基準電圧がずれていたためでした。修正したうえでS=0の位置を設定し直してOKになりました。
最後にSメーターを信号入力20dBμVでS=9に調整して完了。
7.トーンユニット
トーンユニットが実装されていました。オプションのTU-78なのですが、なぜか取り付けブラケットが無く、L型金具で固定されています。
周波数を確認して別の受信機(TS-790S)にCTCSSを設定してスケルチが開くことを確認して終了。
8.スイッチの接触不良
F STEP、RIT、F LOCK などいくつかの押しボタンスイッチの動きが緩慢だったのですが接点洗浄剤を吹きかけて何度もON、OFF繰り返しですべて解消されました。交換の必要はなかったようです。
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一応完了ですが、どうも外観がイマイチです。機能的には今までレストアしたTS-780の中でも優秀な部類に入ると思いますが、ケースとフロントパネルの縁のダイキャストの傷は気に入らないです。
再塗装したいのですが、台風の影響で風が強いし、雨も振ってるし・・・・・また後日。
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