現在作業中のTR-751とTR-9300です。
先日完了したTR-9300 #1とは別のもう一台です。これも大きな問題は無さそうで調整だけで完了しそうな感じです。分解洗浄は完了していて各部の調整中です。
PLLの調整はOKです。PLLのつなぎ目で不連続があり、50.9999から51.0000に変化した時に逆に周波数が下がってました。これも調整でほぼ100Hzの変化になりました。
TR-751の方はRF GAINとRITのボリュームがダメでした。先日書いたとおりバラして修理しましたが、その前に手持ちの正常品と交換して修理品をストックすることにしました。
操作系がイマイチおかしな動作をしていました。とりあえずRESETして概ねOKかと思ったら、MODEがAUTOの時に145.00から周波数を下げるとUSBになってしまいます。
AUTOの時は144.100から144.600までがUSBで144.60から145.80までがFMになるはずです。RESETしても直りません。海外仕様の状態になっているのかと思いましたが、北米仕様やヨーロッパ仕様とも違うようです。
CONTユニットのダイオードの実装状況を他のTR-751と比較してみるとD9にダイオードが余分に改造実装されています。北米仕様やヨーロッパ仕様にもD9の実装は有りません。
取り外してみたところ正常に動作するようになりました。結局何のための改造だったのか解明できないままオリジナルに戻しました。受信の拡張はされていたのでそれはそのままにしておきました。バンド外の送信改造はされていませんでした。
過去に何台かオークションで落札した物にバンド外送信改造されているものがありました。即刻オリジナルに戻していますが、オフバンドでの送信は電波法に違反します。アマチュア用の無線機は業務用には許可になりませんし、無免許あるいはアマチュアの免許があってあえてバンド外で交信するのか?送信可能な改造をする合理的な理由はありません。
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