7.送信部
PLLが復旧したところで出力は20Wに復活しました。
IFユニットとRFユニットの各同調回路を調整することで40Wまで出るようになりました。
赤丸のコイルが送信部の各IFTです。すべて調整しましたが特に矢印のコイルはズレが大きかったコイルです。
その後ALCの調整で出力を30Wに押さえてあります。これぐらいが良いところでしょう。
8.受信部
受信部の調整は30.265MHzの中間周波数をIFユニットの入力にSSGから挿入してIFユニットを先に調整しました。
受信側はそれほど大きく離調しているところは無く、微調整程度で完了。
SSBモードでSメーターを20dBμVのアンテナ入力でS=9に、FMで30dBμVでメーターフルスケールに合わせました。
受信感度を測定してみるとSSBモードで0.12μVでS/N 12dBありました。FMでも-10dBμVでスケルチが開きますので問題なさそう。
9.バックアップ電池交換
バックアップ用の電池がかなり消耗しているようで電圧がかなり低いです。
交換したいのですが、タブ付きの電池は入手は難しいのと、あっても高価なのでホルダーを取り付けてタブ無しの電池を実装しました。これでもしまた電池が消耗しても簡単に交換できます。
電池ホルダー60円、電池80円(秋月電子)で交換できました。
10.仕上げ
ケースのネジも交換して完成。当初の予想よりもきれいに復活できました。
昔の機械は、コイルの調整がズレている物が結構ありますね。
ところで、コイルのコアですが、調整で割れたりしないでしょうか?
かなり古い機械で、固くなっている物があり、2個ほど続けて割れてしまいました。
何かコツの様なことがあれば、ご教授願えれば幸いです。
コアの調整は気を使いますね。コイルのシールドケースの中に内蔵されているコンデンサーが劣化して容量が減少していくることがズレの原因だろうと思います。
私もコイルによってはセラミックの調整ドライバーで割ってしまうことがあります。ロウで固定されている場合は半田ごてをちょっとあてて温めてから回したりします。ただこの場合温度が下がると同調点もズレたりして難儀をします。
あまりコツもないような気がしますが無理に一気に回さない・・・・そーっとゆっくり・・・・回るようになれば意外と大丈夫な気がします。
調整ドライバーが引っかかる溝の所だけが割れた時はひっくり返して上下逆にコアを入れたりしています。
コアの下にも溝はありますから。
あまり役に立つレスでなくてごめんなさい。