1.清掃・洗浄
今回のTS-780は結構汚い部類に入ります。フロントパネルには傷は無いのですが、表面には汚れがかなり着いていました。ツマミもタバコの汚れは無かったようですが埃と手垢だらけ・・・・。すべてバラしていつもの通りマジックリンに浸けておきました。すっかりきれいになってさっぱりしました。
リアパネルは黒く斑点状に錆が出始めていたのでバラして錆取りで磨いてから黒艶消しで塗装しました。ヒートシンクもバラしてきれいに洗浄。フィンの間は金属定規にウエスを巻きつけてマジックリンを着けて磨くときれいになります。ネジはすべて新品交換。
リアパネルをシャーシーに止めているネジ4本の内1本がシャーシー側のネジ山がバカになっていました。ココはよほどのことが無ければ外す所ではないので製造時から?(私は外してバラしてますが・・・・・)ナット止めに変更しました。
内部も埃が雪が積もるように積もっていました。幸いタバコの汚れが無かったので掃除機とエアーダスター、ウエットティッシュ、ウエスを使ってほぼきれいにすることができました。
2.メインダイヤル修理
清掃のためにバラしたついでにメインダイヤルがFM-CHモード以外のポジションでもクリック状態でフリー回転にならない件と回すのが重い件を修理しました。
原因はモードースイッチがFM-CHにになったときにロータリーエンコーダにリンクしているリンケージが引っかかって戻らない状態になっていました。同時にこのリンケージを押すレバーの止めネジ(イモネジ)がゆるんで正常に動作しない状態でした。すべて修正してOKです。
回転が重いのはレバーが「NORMAL」になっているにもかかわらずレバーからロータリーエンコーダーの爪が外れて「TIGHT」の状態になっていました。これもロータリーエンコーダーを一旦外して修正。修理完了。
3.同軸ケーブル潰れ
PLLユニットのシールドカバーを開けてみると同軸ケーブルがカバーとポストの間に挟まって潰れていました。幸い断線にまでは至っていなかったので一応動いていたのでしょう。
基板を外してケーブルを交換修理。オリジナルはかなり細いケーブルですが、これはありませんので1.5D2Vを使って修復完了。
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