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ファッション的伝統のすすめ ジェイスタイル工房 ブログ

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【高取平茶碗の仕覆】~完成~

2012年06月20日 | 作る:茶入れの仕覆
【高取平茶碗の仕覆】~完成~
完成です。
このお茶碗は、平茶碗なので、夏用です。
そして、静山作(女性の作家)

上から見た柄合わせが上手くいきました。
この生地、柄行が斜めでした。
 

生地選びでは、柄行が合わなかったりで、数回変更の大苦戦。
この生地に決まってからは、比較的スムーズに進み、
仕上がれば、苦労も帳消しです。
  

【野点用/赤楽茶碗に御物袋】~完成~

2012年06月07日 | 作る:茶入れの仕覆
【野点用/赤楽茶碗に御物袋】~完成~
紫色の縮緬で、赤楽茶碗に袋を付けます。

 ■古布の縮緬:紫色
 ■金茶の紐 :手組み(自作の紐)
 ■真綿、綿

本日は、紐付け最終日。仕上げまで。
やはり紐付けの最初と最後は、気を使います。
ひと目でも縫い間違いがあってはならない。

赤楽茶碗を入れて紐を締め、完成。
野点用の小ぶりの茶碗が入った御物袋です。


シンプルな物ですが、大変時間のかかる袋です。
腕の良し悪しも一目瞭然。
この器の為の完全オーダーメイドの御物袋。
(お茶席の表には出てこない、あくまで裏方袋)

【茶杓袋/茶杓入】~龍村名物裂・仕覆~

2012年05月23日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶杓袋を作る】~龍村名物裂・仕覆~
茶道のお点前「茶箱点前」に使う茶杓入れの”第2弾”を作成。
シンプルな形状なのに、意外に難しいこのが茶杓入れ。

茶道具でもあり、茶杓を保護する仕覆でもあり。

龍村の正絹、名物裂を使用し、裏地は淡黄の平絹。
絹糸で丁寧に仕上げました。
    

  ■表地:龍村の正絹名物裂〔花鳥梅花文〕
  ■裏地:絹の古布 平絹
  □芯地:今回使用せず
  ■絹糸、手縫い仕上げ。 
    省略せずに、昔ながらの方法で作成。

※もう一本は、仏製ソレイアードの生地。
  ■表地:綿
  ■裏地:絹地

次回は、古渡り更紗などで作ってみたいものです。

【高取平茶碗の仕覆】~布探し~

2012年03月22日 | 作る:茶入れの仕覆
【高取平茶碗の仕覆】~布探し~

ちょっと時間が出来たので、布を見に出かけた。

本人から更紗の風呂敷でとの依頼だったが・・・
 お茶碗には、ちょっと模様が大きいのと生地もしっかり目が気になる。

生地選び、生地合わせも大事なことだ。
現代物で、合いそうな生地を2点見つけた。
 どちらも良い感じではないかと・・・ 
 (硯箱に使っても良さそう)

  
青花の布が預かりの風呂敷、他の2点が本日の収穫布

 ■茶碗:高取平茶碗
 ■表布:現代物、綿生地 花文様
 ■裏地:古布の綿生地(墨黒) の予定

【茶杓袋/龍村:チャンカイの申】~作成~

2012年02月29日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶杓入れ作成/龍村の裂地】
茶道のお点前にも使うと聞き、茶杓入れを作成。
シンプルな形状なのに、意外に難しく時間もかかる。

  

 ■表地:龍村・チャンカイの申[万歳してる白いサルの文様]
 ■裏地:絹の古布(羽二重)
 □芯地:和紙、和糊

 絹糸、手縫い仕上げ。 
 和紙と和のりを使用して、昔ながらの方法で作成。

※もう一本、兎文様で製作。

 

【 茶扇子の袋 】~製図~

2012年02月21日 | 作る:茶入れの仕覆
【 茶扇子 】~製図~の寸法を測って、型紙を作った。
和紙も使って、仕上げる。

日曜のお茶のお稽古に、
龍村の名物裂で製作した扇子入れを持って行った所、
もったいないから茶杓袋にした方がいいとアドバイス。

茶杓袋は、お点前でも使うと教わった。
茶箱点前の時だそう。
これは、作ってみたいかも...

扇子袋〔龍村のペルシャの虎と言う名物裂地〕
  



【今年の目標:年間40点の仕覆を仕上げる】

2012年01月11日 | 作る:茶入れの仕覆
【龍村の生地で、古袱紗を仕上げ・・・】

今年の目標は、年間40個を目標に・・・
月に4点以上縫い上げること、出来れば、仕覆を4点仕上げる。

手始めに2日から今日まで、古袱紗を3枚仕上げた。
 

  
左から、「ミャオの燭龍」「インカ遊猿文」「ペルシャの虎」

お茶の先生のアドバイス、初釜で披露してはどうかと言う提案だ。
<場を提供下さるとの心遣い>と受け止めた私。
これは、期待に答えなくてはいけないだろう!

始まりは期待に応えようからだったが、
一枚2枚と縫い上げているうちに楽しくなってく自分がいた。
縫い物が大好きだ・・・頑張れる!月4点出来る!


【蝙蝠/こうもりの古袱紗】

2011年09月21日 | 作る:茶入れの仕覆
【蝙蝠/こうもりの古袱紗】
もう一手ですが、おおよそ縫い上がりです。

青い蝙蝠がキュート、素敵!
 

今日の、横殴りの雨と突風の中、頑張って古袱紗おさらいしてきた。
駅まで行ったら、一瞬のどしゃぶりで、ずぶ濡れ。一旦着替えに戻り、
万全の装備で、再度お稽古に向かった。
布が濡れてはいけないし、道具箱もビニール袋で覆い。いざ!

行くのか?休むのか?迷った挙句こんなことでひるんではいけない。
などと思い、自分の決意の試されてる感を意識しながら、
向かった訳です。

しかし
しかし、帰りの交通手段の混雑を見ると、万が一もある昨今、
休んだ方が正解。つくづくくそ真面目な日本人だと思った。

唯一の救いは、古袱紗が仕上がったこと。一歩前進?

【蝙蝠(こうもり)模様の生地】古袱紗

2011年09月14日 | 作る:茶入れの仕覆
【蝙蝠(こうもり)模様の生地】
前回、木綿の生地しか手元になくて、算崩しの綿で、古袱紗を縫った。
緞子の様な絹地で縫ってみたくて、探していた。


蝙蝠(こうもり)の生地に出会った。1枚出来るか否かの小さい布です。

持つなら青系の古袱紗と決めていたから、
青いこうもりは、ドンピシャである。

後でお茶の先生に聞くと縁起の良い福招きの柄との事。
漢字からも片側に福の一部を思わせる漢字が入っていたりする。

大正解!!
その時、紅葉と桜の柄も気になった話をすると「○○柄」と言ってた。
はてさて、なんのことやら聞いたことのない単語です。
年上の方は、本当に物知りです。

自分は何をしていたのかと脳みそがひっくり返りそう。

【算崩しの生地で、古袱紗を作る】

2011年08月04日 | 作る:茶入れの仕覆
【古袱紗の作成】

先日選んだ算崩しの生地で、古袱紗を作りました。
綺麗に仕上がったので、もう一枚同じ生地で作ることにした。
(裏千家で使用する5寸サイズです)

角が綺麗に仕上がり大成功。仕付けがついた状態です。
      

茶碗や、香炉などを飾る時にも使えるとのこと。
色々生地を選択したら、広がりがありそうです。