今、あなたの内側に去来しているものは何だろう?
湧き起こる感情を無視せず受け止めることは大事なことだ。
そこから新たな力が生じることがある。
ネヘミヤは自分に正直に生き、新たな展開を人生に引き寄せた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ハカルヤの子、ネヘミヤの記録。
第二十年のキスレウの月、わたしが首都スサにいたときのことである。
兄弟の一人ハナニが幾人かの人と連れ立ってユダから来たので、
わたしは捕囚を免れて残っているユダの人々について、
またエルサレムについて彼らに尋ねた。
彼らはこう答えた。
「捕囚の生き残りで、この州に残っている人々は、
大きな不幸の中にあって、恥辱を受けています。
エルサレムの城壁は打ち破られ、城門は焼け落ちたままです。」
これを聞いて、わたしは座り込んで泣き、
幾日も嘆き、食を断ち、天にいます神に祈りをささげた。
ネヘミヤ記1:1-4
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
先にエルサレムに帰還していた同胞がペルシヤに戻ってきた。
ネヘミヤはエルサレムの様子を彼らに尋ねた。
捕囚の子であるネヘミヤにとってエルサムは、
まだ見ぬ故郷、憧れの都だったのだ。
しかし、彼らの答えはショッキングなものだった。
都の城壁は崩れ落ちたまま野放しにされている。
現地の同胞はみじめで不幸な生活を強いられている。
エルサレムの現実を知ったネヘミヤはその場に座り込んで泣き出した。
彼の嘆きはその後幾日も続いた。
4か月が過ぎた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
アルタクセルクセス王の第二十年、ニサンの月のことであった。
王はぶどう酒を前にし、わたしがぶどう酒を取って、王に差し上げていた。
わたしは王の前で暗い表情をすることはなかったが、
王はわたしに尋ねた。
「暗い表情をしているが、どうかしたのか。
病気ではあるまい。何か心に悩みがあるにちがいない。」
わたしは非常に恐縮して、王に答えた。
「王がとこしえに生き長らえられますように。
わたしがどうして暗い表情をせずにおれましょう。
先祖の墓のある町が荒廃し、城門は火で焼かれたままなのです。」
すると王は、「何を望んでいるのか」と言った。
わたしは天にいます神に祈って、王に答えた。
「もしも僕がお心に適い、王にお差し支えがなければ、
わたしをユダに、先祖の墓のある町にお遣わしください。
町を再建したいのでございます。」
ネヘミヤ記2:1-5
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ネヘミヤの役職は献酌官、つまり王の身近で仕える立場にあった。
普段は王の前で暗い顔など見せはしないネヘミヤだったが、この日は違った。
心配した王はネヘミヤに語りかけた。
「何か心に悩みがあるにちがいない」。
部下の表情の変化を即座にキャッチし、心の状態に好奇心を持つとは、
この王はよほどの名君であったにちがいない。
ネヘミヤは故郷の惨状を王に訴えた。
王はネヘミヤに問いかけた。
「何を望んでいるのか」。
“What is it you want?”
すかさずこんな問いを投げかけるあたりもさすがだ。
ネヘミヤは神に祈り、こう答えた。
「町を再建したいのでございます」。
ネヘミヤは、自らエルサレムに赴き、町の再建に取り組むことを決意していた。
「エルサレム再建プロジクト」は、ネヘミヤの心の中で既に動き始めていた。
プロジェクトを推し進めるものは何か。
それは・・・、
理想とのギャップに対する嘆き。
現状のままでいることへの怒り。
自分がやらなければという疼き。
皆さんの中では今、どのようなプロジェクトが進行しているのだろう?
湧き起こる感情を無視せず受け止めることは大事なことだ。
そこから新たな力が生じることがある。
ネヘミヤは自分に正直に生き、新たな展開を人生に引き寄せた。
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ハカルヤの子、ネヘミヤの記録。
第二十年のキスレウの月、わたしが首都スサにいたときのことである。
兄弟の一人ハナニが幾人かの人と連れ立ってユダから来たので、
わたしは捕囚を免れて残っているユダの人々について、
またエルサレムについて彼らに尋ねた。
彼らはこう答えた。
「捕囚の生き残りで、この州に残っている人々は、
大きな不幸の中にあって、恥辱を受けています。
エルサレムの城壁は打ち破られ、城門は焼け落ちたままです。」
これを聞いて、わたしは座り込んで泣き、
幾日も嘆き、食を断ち、天にいます神に祈りをささげた。
ネヘミヤ記1:1-4
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
先にエルサレムに帰還していた同胞がペルシヤに戻ってきた。
ネヘミヤはエルサレムの様子を彼らに尋ねた。
捕囚の子であるネヘミヤにとってエルサムは、
まだ見ぬ故郷、憧れの都だったのだ。
しかし、彼らの答えはショッキングなものだった。
都の城壁は崩れ落ちたまま野放しにされている。
現地の同胞はみじめで不幸な生活を強いられている。
エルサレムの現実を知ったネヘミヤはその場に座り込んで泣き出した。
彼の嘆きはその後幾日も続いた。
4か月が過ぎた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
アルタクセルクセス王の第二十年、ニサンの月のことであった。
王はぶどう酒を前にし、わたしがぶどう酒を取って、王に差し上げていた。
わたしは王の前で暗い表情をすることはなかったが、
王はわたしに尋ねた。
「暗い表情をしているが、どうかしたのか。
病気ではあるまい。何か心に悩みがあるにちがいない。」
わたしは非常に恐縮して、王に答えた。
「王がとこしえに生き長らえられますように。
わたしがどうして暗い表情をせずにおれましょう。
先祖の墓のある町が荒廃し、城門は火で焼かれたままなのです。」
すると王は、「何を望んでいるのか」と言った。
わたしは天にいます神に祈って、王に答えた。
「もしも僕がお心に適い、王にお差し支えがなければ、
わたしをユダに、先祖の墓のある町にお遣わしください。
町を再建したいのでございます。」
ネヘミヤ記2:1-5
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ネヘミヤの役職は献酌官、つまり王の身近で仕える立場にあった。
普段は王の前で暗い顔など見せはしないネヘミヤだったが、この日は違った。
心配した王はネヘミヤに語りかけた。
「何か心に悩みがあるにちがいない」。
部下の表情の変化を即座にキャッチし、心の状態に好奇心を持つとは、
この王はよほどの名君であったにちがいない。
ネヘミヤは故郷の惨状を王に訴えた。
王はネヘミヤに問いかけた。
「何を望んでいるのか」。
“What is it you want?”
すかさずこんな問いを投げかけるあたりもさすがだ。
ネヘミヤは神に祈り、こう答えた。
「町を再建したいのでございます」。
ネヘミヤは、自らエルサレムに赴き、町の再建に取り組むことを決意していた。
「エルサレム再建プロジクト」は、ネヘミヤの心の中で既に動き始めていた。
プロジェクトを推し進めるものは何か。
それは・・・、
理想とのギャップに対する嘆き。
現状のままでいることへの怒り。
自分がやらなければという疼き。
皆さんの中では今、どのようなプロジェクトが進行しているのだろう?