Jariaの玉手箱【更新終了】

鉄道ニュースについて管理人のツッコミ、そして時に自論を展開するブログ(※このブログは既に更新を終了しています)

小田急 ロマンスカーの展望席使用を再開へ

2006年02月26日 20時04分55秒 | 大手私鉄関連ニュース
関連:
小田急電鉄ホームページ:【お知らせ】(2006/2/22)特急ロマンスカーの前展望席の使用再開について(PDF)

さて、先日の人身事故以来、使用、発売共に中止されていた小田急ロマンスカーの展望席ですが、対策工事が完了したことを受け、2月24日出発分より使用、発売を再開することになりました。

この件については、結構ネット上でも話題に上っていて、私自身も心配していたのですが、とりあえずは何より。

ちなみに、今回実施された対策工事は展望席の前面ガラス内側(客室側)に飛散防止フィルムを張るというもの。
地震対策や昨今では防犯対策などとしても話題となっている、あれですね。
実際に貼付されているものが市販されているものと同じものなのか、この手の業務用に作られた専用品なのかはわかりませんが、市販品でもあれだけの性能があるのですから、とりあえずは安心しても良いのではないでしょうか。

ただ、気になるのは、事故を展望席で目撃してしまった乗客の方の心のケアがどうなっているのか。
特に、今回乗っていた方が女性や子供さんだったとすれば、成人男性以上に精神的に辛いものがあるのではないかと、素人ながら心配になります。

また、乗客の方だけでなく、運転士の皆さんのケア体制などがどうなっているのかも気になるところです。
ある本によれば、日本の鉄道運転士の殆どが、一生に1回はこのような事故を経験すると言います。統計的裏付けのあるデータではありませんが、それだけ多いということでしょう。
そうなれば、当然、事故に遭った運転士の心のケアをするシステムが企業内に組み込まれているはずですが、私の知る限り、あまりそういう話は聞きません。(というか、存在するのかどうかすら表に出てきません)
これについては、もしご存知の方がいらっしゃいましたら、コメント欄にてお教え頂けると幸いです。


このニュースに関する詳細は、関連のリンク先を御覧下さい。

秩父鉄道 急行用新型車両6000系を導入 3月15日から営業運転を開始

2006年02月26日 19時35分32秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
秩父鉄道ホームページ:6000系急行車両 営業運転開始のご案内
秩父鉄道ホームページ:6000系急行車両導入記念乗車券ならびに記念イベントの実施について


秩父鉄道と言えば、SLの他に元JR東日本165系電車による急行「秩父路」の運転が有名ですが、この急行「秩父路」用として新型車両が導入されることになりました。

今回導入されるのは、6000系車両。
種車は西武鉄道の101系電車です。
詳しい性能等は関連のリンク先を御覧頂きたいのですが、特筆すべきはその改造内容。

まず、比較的分かりやすいのが塗色の変更と、ライトのボックス化及びLED式HMの設置。
これだけでもかなり格好良くなっているのですが、更に気合を入れた改造として、種車の3扉の内、中間の扉1つを潰して2扉化しています。
きっと、改造好き模型ファンの皆さんが、泣いて喜ぶことでしょう。

その上、内装も手を抜かず、ロングシートからクロスシートに変更済み。
旅情派ファンの皆様も納得の一品です。

という訳で、他社からの中古車を殆ど改造せずに導入する私鉄が多い中、ここまでの改造を施した例はそれ程多くない訳で、ここは素直に秩父鉄道と改造に携わったスタッフの皆さんを褒めてあげたいところ。

ううむ、良くやったぞ秩父鉄道!!

さて、そんな秩父鉄道6000系の営業運転開始は、3月15日を予定しています。
また、4月1日からはお約束の各種グッズも発売されるということなので、そこら辺も含めて、詳しいことは関連のリンク先へどうぞ。

私も、花粉症さえ何とかなれば、乗りに行っても良いのですが…。
へっへ…へ~っくしょい!!

山形鉄道 利用拡大シンポジウムを開催

2006年02月26日 18時56分30秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
山形鉄道ホームページ:トピックス(PDF)

ふるさと銀河線廃止等、昨今では暗い話題の多い第三セクター鉄道ですが、それでも多くの沿線住民の方々は、何とか廃止を避けようと奮闘していらっしゃいます。
今回ご紹介するのも、そんな活動のひとつ。

山形県のフラワー長井線利用拡大協議会では、3月21日に、これからの地方鉄道と地域づくりをテーマにしたシンポジウムを開催すると発表しました。

今回は日本福祉大 中村智彦助教授による基調講演の他、会津鉄道の根本社長などを招いたパネルディスカッションも行われるとのこと。

開催日は3月21日、会場は長井市館町北のタス2階コンベンションホールⅡ。
開場時刻は13:00で、気になる参加費は無料となっています。

この手の問題に興味のある方は、お出掛けになってみては如何でしょうか。

その他、このシンポジウムに関する詳細は、関連のリンク先を御覧下さい。


しかし、この手のシンポやイベントは、地元でしかやらないケースが非常に多い気がします。
別に、それが悪いなどということは全くありませんが、何と言うか、地元だけで問題が完結してしまっているのかなと。
勿論、地方自治の観点からすると、これはとても良いことではあるのですが、こうした問題が全国的に多くなっている現状を踏まえると、本当にその地域の皆さんだけで解決すべき問題なのか少し疑問に感じます。
まあ、地域によって全く事情が違うので、国レベルで一括して対応できない部分もあるのでしょうが、これから先の時代を考慮すると、国か、国と都道府県の間くらいのレベルで何か対策をとれないものでしょうか。