ジャノメミシン米沢店

Yahoo!ブログから引っ越して来ました。

工業用ミシン DDL-5530

2015-04-28 17:53:22 | JUKI
チラシを持ってポスティングに歩いておりましたら仕事をいただけました。


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昔、コート縫いの内職に使ってたミシンだそうです。


押さえ圧の調節ネジがきついって事でしたので、いったん外して注油して戻して終わり・・・


と思いきや、試し縫いしたら布が全然進みません。


縫い目の粗さ調節を大きくしても全く進まない。


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調べましたら、送り歯取り付けのネジが緩んでおりました。


位置調節をしてネジを締め付けて完了です。


「そう言えば布進まなかったな~。」って押さえ圧調節ネジよりこっちが問題じゃん!(笑)

リッカーマイティー80

2015-04-19 08:55:07 | その他ミシン
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1980年発売のリッカーマイティー80です。


釜と針が当たって縫えないって修理依頼を受けました。


この時代のミシンでは釜軸のギアが劣化して割れちゃうことが多いのですが、このミシンは割れていませんでした。


釜のタイミングを合わせて回してみましたが釜の回転がブレ過ぎてこれじゃ縫えませんし、しっかり締め付けたはずなのに手で触ると釜がグラグラしています。


ベースを外してひっくり返してみて原因が解りました。


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裏側のギアから釜につながる軸が下がってました。


釜を取り付けようとすると軸が下がってしまうのでドライバーを挟んで下がらないようにして、ミシンを逆さまにしたまま釜タイミングを合わせました。


私も逆さまにし状態で釜を合わせたのは初めてです。




ギヤは割れてませんでしたが、ボディーのプラスチックパーツも劣化してます。


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針カバーのネジ受けが割れておりました。


ネジ2本で止めますので一つ割れてても何とか成るのですが、プラリペアでくっ付けました。


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普通の接着剤ではくっ付けてもすぐに剥がれてしまいますが、これだとそう言う事も無くしっかりと溶着しますので剥がれることが有りません。


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これは中々良いです。

SINGER アプリコット

2015-04-18 22:57:20 | その他ミシン
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液晶画面に下糸巻の表示が出て使えないって修理依頼を頂きました。


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ま、それはセンサーの接触不良でしたので、電子部品の再接続と端子の洗浄で直りましたけど、付いてたミシン糸で試し縫いしたらすぐに糸が切れたり、激しく目飛びしておりました。


針が曲がってたりとか釜タイミングも狂っているのかとチェックしてみましたが、目視した感じでは特に問題は無さそうです。


新しい針を付け直して、付いてた100均の糸じゃないスパン糸に替えて縫ってみたら何の問題も無く縫えました。


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お客様が使ってた糸は100均の糸で、問い合わせたところ針も100均の針だったそうです。


縫い目は今一ですが、100均の針と糸でも普通はそれなりに縫えますが、このミシンでは全くダメでしたね。
それだけこのミシンは精密なのかもしれませんが・・・


針と糸でこんなに違うとは、正直言ってびっくりでした。

TA-761

2015-04-10 17:30:05 | JANOME
「ジャノメの黒い足ふみミシンの糸巻器からバネが飛んで無くなったから何とかして~」と電話を頂きました。


電話の説明だけじゃ何だか良く解らないので伺ってみました。


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1961年製のジャノメの足ふみの職業用ミシンです。


え?これの糸巻器にバネなんて有ったっけ?と思いつつ、見れば糸巻器が変な状態に付いてます。


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写真は直した後のですが、左右逆転して取り付けられていました。


「父ちゃんだな~?」とお客様・・・


父ちゃんは「俺じゃないよ!」って・・・


じゃ、自然にそうなったんだなと(笑)・・・
夫婦円満の為にも、そうゆう事にしておきました(笑)


それにしても、50年以上前のミシンなのに、ミシンもミシン台も新品みたいに綺麗です。


こんなに大事に使われてるミシンを見ると何だか嬉しくなりますな~

フットコントローラー

2015-04-09 23:22:44 | 日記
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最近の家庭用ミシンんの殆どは、ミシン本体のスタートストップボタンでミシン操作しますが、80年代以前の家庭用ミシンの殆どはフットコントローラーで操作しておりました。


フットコントローラーとミシンをつなぐコネクタ(写真矢印)は、最近のは3端子の共用タイプが多いのですが、古いのはメーカー依存、機種依存のも有って、ミシン自体は何とも無いのにフットコントローラーがNGで使えないって事も有ります。
フットコントローラー自体の修理も何度かやった事有ります。


・・・ですので、お客様から引き取ったミシンの壊れていない古いフットコントローラーは取って置くようにしています。


写真のは1979年から売られたジャノメの日本初のコンピューターミシン、メモリア5001に使われていた端子が五つ有る、かなり機種依存のフットコントローラーです。


で、「これが無いか?」とブログを見て頂いた県外のお客様からお問い合わせを頂きました。


このフットコントローラーはすでに生産中止で本社にも在庫が無くなってる物なのですが、私が持ってた在庫の中に、奇跡的に中古の取り置きじゃなく、帯もほどいてない新品が残っておりました。


古いけど、新品ですので壊れてはいないと思いますが、念のために同じコントローラーを使うロックミシンに使ってみましたが全く問題有りません。


新品の在庫が有ったことをお伝えして大変喜んでいただきました。


狭い店ですので、在庫の取り置きも色々と考えてしまうのですが、「取って置いて良かったな~♪」と、しみじみ思いましたな~