ベビーロックのロックミシン

古いベビーロックのロックミシンの整備を承りました。

外側も大分汚れてましたけど、内部も油切れで動きがかなり固くなっていましたので、バラして注油して動きは程なく軽くなりました。





糸立ての糸コマホルダが無くなってたので丸めたスポンジで代用しました。

これで糸がグラつくことも無いでしょう。





薄汚れた外側も磨いてピカピカに成りました。

新品の時の艶に戻ったかも？

ブラザー holiday

先日街展をしていて、電源が入らず動かないとお預かりしたミシンです。

パット見た時はコンパルかな？と思いましたがholidayとプリントされてましたな。

コードリール式ではなく、取り外し式のコードで差し込み元がテープで補修してあったのでそこが断線しているのか？と思いましたが、別のコードを差しても同じでしたので本体側に問題がありそうです。




店に持ち帰って開けてみますとコードが2本とも完璧に切れておりました。


これはハンダ付けするしか無いですな。




鉄床代わりの金槌の上に固定して、あまりやりなれないので上手では有りませんがハンダ付けしました。

これで無事に電源が入りました。

動かなくなってから長いこと使ってなかった割にミシン自体の動きは悪くなってませんでしたけど、各部に注油してお届けしました。

ジャノメ センサークラフト7000

1987年5月発売の文字縫いが出来るコンピューターミシンの分解掃除を承りました。

自動糸通しも壊れているから直して欲しいと要望されましたが、糸通しのピンが飛んでるか曲がってるか？どちらにせよ部品が手に入らないので、修理は不可能とお伝えしました。

んでも、何とかしてあげたいなと思いまして糸通し器をバラしました。

飛んで無くなってたらどうしようもありませんが、グニャグニャに曲がって付いてましたので・・・




金槌で叩いて伸ばしました。





あとはうまく取り付け出来るか？

以前にも同じ修理したこと有るのですがその時は上手く行きませんでした。




うまい具合にピンが糸を針穴に押し込んでくれました。




糸の引き上げも上手く出来ました。

今のミシンには使われていない自動糸通し器ですが、今の糸通し器より使いやすいと私は思います。

使いやすいけど仕組みが複雑で壊しやすいのが難点。

だから廃止したのだとは思いますが・・・






各部に注油もして最後に試し縫い。

文字縫いも綺麗に縫えてます。