透明ミシン糸

生地の色を気にすること無く縫えて丈夫な糸だと言って売られている、釣り糸の様なミシン糸。

「これを使うとミシンが壊れますよ。」とお客様に説明しておりますが・・・

ある程度の負荷が掛かればポリエステルのミシン糸も絹糸や木綿糸も切れますけど、これは本当に簡単には切れないから困ります。

「壊れますよ。」と説明しながらも、本当に壊れたミシンには出会ったこと無かったのですが・・・

この度、本当に壊れたミシンに出会いました。




お客様がこの糸が絡んだとおっしゃってましたが、症状としては上軸の油切れによる焼き付きと同じで、私も最初は焼き付いたんだと思ったのですが・・・





矢印の辺りに透明糸が絡みついておりました。

普通の糸でも絡むことは有りますけどこんなにひどくは成りません。

糸が切れること無く極限まで細く伸びて、シャフトの極狭い隙間に入り込んで絡んだので、取り除くのがかなり大変でした。

やっぱりこの透明ミシン糸はミシンに使っちゃダメです。

これからもお客様には使わない様に指導していこうと思います。

ジューキ MO-203

ジューキの古い3本ロックミシンの修理を承りました。




固くて回らなかったのは、注油して動かしているうちに程なく軽く回るように成りました。





糸立て棒が一本折れているのが気に成りました。

棒が残っていればプラリペアでくっ付けるのですが無いので、何か代用品は無いか？







ミシンの補助糸立てが有ったので土台に穴を開けて付けてみた。

無いよりマシだけど少し短いかな？




使ってないボールペンの軸を刺したらちょうど良かった（笑）

ロック用の糸を使う時はこれで間に合う。

ボールペン軸は接着してないのでミシン用の糸コマを使う時は軸を外せば使えます。


うむ・・・

良いんだけど、もう少しカッコよく仕上げたかったな（笑）

初仕事

自宅の雪片付けをしておりましたら湯名人をお使いの一人暮らしのお客様から電話が入りました。

仕事の依頼と申しますか、「屋根の雪が凄いことに成ってるから助けて～！」と、自分ちのは殆ど終わってましたからすぐに向かいました。




屋根全体では多分50センチ有るかどうかですが、東側だけ風で巻かれた雪が山に成ってる。

その山だけ何とかして欲しいと・・・

潰れるんじゃないか？とヒヤヒヤしつつも、雪下ろし業者頼んでも混んでてすぐには来てもらえないでしょうからな。
屋根全部を下ろすと慣れば何人かで一日がかりの仕事に成るでしょうが、そこだけなら私一人で小一時間も有れば終わるでしょう。





でも、上ったことのない人様の屋根は足止めとかどうなってるか解らないからちょっと怖いです。


見立通り、小一時間で終わりました。
ついでに小屋の屋根にも吹き溜まっていたので落としました。

「私に電話しようか？どうか悩んだ～」とおっしゃってましたが、この位のことならいつでも言って下さいと言ってお駄賃貰って帰ってきました。


遠くの家族より、近くのミシン屋ですかな？（笑）