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米国はウクライナをNATO同盟国として見ていない

2022-10-23 10:55:29 | 翻訳記事 Translation

 

米国はウクライナをNATO同盟国として見ていない

・・・事実上使い捨て要員である

The US doesn’t see Ukraine as a Nato ally …
… but as de facto cannon fodder

by Global Times

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、現地時間の金曜日、NATOへの早期加盟を目指すと発表したがこの申請は米国から歓待されなかった。ジェイク・サリバン米国国家安全保障顧問は、ウクライナの同盟加盟は「適切な時期ではない」、「別の時期に申請するべきだ」と明言した。この根底にあるメッセージは、米国はウクライナをNATO加盟国として必要としているのではなく、ロシアと闘うために、NATO全体ではなくウクライナを必要としているというものだ。

メッセージをより明確にするために、サリヴァンはウクライナを支援する最善の方法は「現場」での実践的な支援であると考えている、と続けた。土曜日、ゼレンスキーは、ウクライナに120億ドル以上の追加資金を提供する法案に署名したジョー・バイデン米大統領に感謝した。

米国はウクライナへの戦略的支援を送ることをやめないだろう。しかし、すぐに同国をNATOに入れるかどうかは別の話である。駒としてのウクライナの価値を米国はまだ十分に利用していない。ロシアが戦争で疲弊する前に、米国は危機を終わらせる気もウクライナを利用するのをやめる気もないだろう。

ワシントンが気にしているのは、ソ連崩壊後の30年間にヨーロッパで構築された安全保障の仕組みである。NATOとウクライナは強力なパートナーであると誰もが信じているとき、文字通り血を流し続けているのはウクライナであるということに手がかりを見つけることができる。

今がウクライナのNATO加盟を検討する「適切な時期」でないとすれば、適切な時期はいつになるのだろうか?NATOには、領土や民族紛争の平和的解決を目指すという条項を含む加盟申請者の基準がある。しかし、ウクライナは国内では長い間、民族紛争に陥っている。さらに悪いことに、今は戦争の最中である。

また、戦争が終わった後に適切なタイミングが訪れると考えるのは単純すぎるだろう。戦争がすぐに終わるとはとても思えないが、NATOが拡大する際には、負担を負うことよりも、より優位に立つという明確な基準がある。ウクライナが国内外での紛争のない安定した豊かな国に発展してこそ、NATO加盟が現実的なタイミングとなるだろう。

一方、NATOがウクライナのNATO加盟を速攻で認めるシナリオもあるという指摘もある。ロシアとNATO間で戦争が起きれば、NATOはすぐにでも最前線でロシアと戦える国々を取り込むかもしれない。ここでも米国がウクライナを利用できるかどうかがポイントになる。これは発生する可能性が極めて低いシナリオである。しかし、ひとたび実現すれば、すべてのヨーロッパ諸国は核戦争の可能性の影に震えることになる。その場合、誰にとっても、ウクライナにとっても、そして世界にとっても、安全保障はなくなるだろう。

紛争を終わらせるための解決策を追求する代わりに、ワシントンは、何度も何度も米国が戦争の炎をあおるような反対方向に突進していることを見せつけたのである。

「米国はNATOの同盟国と共にNATOの領土を1インチ残らず守る用意がある。1インチ残らず」とバイデンは金曜日に言った。どうやら彼は、「1インチ残らず」と強調したときの皮肉に気づいていなかったようだ。それは、当時のベーカー国務長官がソ連指導者ミハイル・ゴルバチョフに誓った、「NATOは1インチたりとも東に移動しない」という言葉を思い起こさせるだけである。

念のため言うと、バイデンの強硬姿勢はウクライナとはまったく関係がない。彼の話はNATOの領土についてである。そしてウクライナの最新のファストトラック方式によるNATO加盟の申請は却下されたばかりだ。つまりバイデンのレトリックは、米国を最終的な勝者にするために、紛争がヨーロッパ大陸で長く燃え続けるようにするためのものだ。ウクライナについては、米国は武器と援助を提供しており、最後まで戦わなければならないのはウクライナであるとのシグナルを発し続けている。

紛争が制御不能に陥るかどうかは誰もが気になるところである。ウクライナにとっては、解決の道はNATOに加盟することだと考えているのかもしれない。「事実上同盟国であるウクライナを、本当の同盟国にするために申請している」とゼレンスキーは言った。しかし米国はそう思っていない。米国がウクライナに求めているのは、事実上の銃弾の餌食になることなのだ。

https://www.globaltimes.cn/page/202210/1276526.shtml

 

https://kamogawakosuke.info/2022/10/23/no-1595-米国はウクライナをnato同盟国として見ていない/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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