霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

梅雨…と言えば、紫陽花…と言えば、阿弥陀寺

2010年06月25日 | 山口の名所

2010年6月25日(金)
折角の平日の休みなのだが、朝からの雨模様。梅雨だから、まぁこれが当たり前なのだが、逆に雨の季節ならではの楽しみもあるもんだァナ…って訳で、防府市の阿弥陀寺に出かけた。先週、既に「あじさい祭り」は終わっているので、人出も少ないだろうと見込んだらその通りで、ゆっくりと紫陽花を楽しむことができた。

入山料の200円なりを払って境内に向かうと、寺創建当時から唯一残ると言われる仁王像(重要文化財)が、「阿吽」と迎えてくれる。
俊乗坊重源上人を開山として、文治3年(1187)に奈良・東大寺の別院として建立したそうで、最盛期には今の数倍の規模の大伽藍が立ち並んでいたそうな。
今では、西日本一のあじさい寺として有名になったが、よく見ると、小ぶりの可愛くて緑がとても綺麗な「もみじ」も境内のいたるところにあり、紅葉の季節にもまた楽しめそうではある。

…で、紫陽花だ。写真のように、やはり慈雨を含んだ紫陽花は殊の外綺麗で、例えるなら「すっぴん美人」とでも言えるかナ? ……化粧をした女性が嫌いってぇ訳じゃぁなくて…(ま、あまり好きではないが…)
関東赴任時代にも、都内や鎌倉を始めとして関東周辺の紫陽花名所はほぼ全て巡ったが、雨がしとしとと降り続く中で出会う紫陽花には、独特の表情があるもんだ。
紫陽花の方から、『あたしって綺麗なんだから、もっとこっちを見てくれなきゃぁ』って話しかけてくれるように感じるのは、気のせいか年のせいか?

本堂に上がらせていただき、座敷側から庭を眺めてもこれまた結構で(写真下)、何とも贅沢な気持ちにさせてくれると同時に、心がとても落ち着くから不思議だ。
金銭的な贅沢は、残りの人生の間にはもうできないだろうしその願望も既に無いけども、こうして心の贅沢を味わえるのは、『健康で生きてて良かったぁ~』と思える、貴重な瞬間で㌃ナ。



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