霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

熊本へ出張

2006年12月12日 | 山口県外旅行

12月12日は、仕事で熊本へ出張した。
新卒者採用の一環で、三十ウン年ぶりに熊本の我が母校を訪れた。と言っても、在学当時は熊本市内にあったのだが、今は熊本市北部の合志市なる場所に移転していたので、実際に訪れるのは今回が初めてだ。
熊本空港から学校までの経路を「乗り換え案内」で検索すると、空港バスに乗って熊本駅まで行き、電車を乗り継いで行くような結果が出るが、そんなことをしているとえらく時間がかかってしまう。そこで、熊本駅までは行かずに、途中の「通町筋」で空港バスを降りて、10分位歩いて「熊本電鉄」の藤崎宮前駅から電車に乗ることにする。
「通町筋」から藤崎宮前駅までの「上通り」商店街を歩いていて見かけたのが、写真上の「園田屋」で、熊本名物の朝鮮飴元祖のお店だ。「天正」年間と言えば、まさに信長から秀吉の時代に移り、朝鮮出兵に至る激動の時代だが、熊本に住んでいた頃にはこんなお店があったことを全く知らなかったのは、不覚。
知らなかったと言えば、熊本電鉄なる電車が走っていることは知っていたものの、実際に乗ったことはなくて、今回生まれて初めて乗車した。途中の北熊本駅で見かけたのが、写真下の何ともクラシックな車両で、ほんとにこれ走るんかい?と思わず疑ってみたくなるような出で立ちに吃驚。……が、確かに走っていて、帰路にはこの電車で北熊本から上熊本まで乗ったのだ。大してスピードは出さないのに、右に左に大きく揺れながら走るさまは、乗っていてもとても楽しいから不思議。
熊本電鉄でもう一つ吃驚したのは、自転車のまま平気で乗客が乗ってくることで、最初は何が起こったのか目の前の現実が理解できなかったが、考えてみれば確かに合理的だなぁと感心してしまった。一時間に2本しか走らない電車でも、自転車と組み合わせればそれなりに便利だわナ。

※帰宅後にネットで調べてみると、5101Aと書かれたこのクラシックな車両は、昭和30年代から40年代にかけて、東急東横線や田園都市線・大井町線・目蒲線等を走っていたらしく、「青ガエル」とか「雨ガエル」などと呼ばれて親しまれていたそうな。
2006年に渋谷駅のハチ公の目の前に展示された5001型電車と、ほぼ同世代の車体だ。



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