霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

鎌倉の北東(天園ハイキングコース)をグルッと一回り

2005年12月03日 | 関東の旅(神奈川県)
⇒岡村家一族
先週に続いて、今日は鎌倉の北東をグルッと巡ってみることにした。
流石に12月に入ったからか、北鎌倉駅で降りても先週のような大混雑はなくて、鎌倉街道を南東に進み先ずは建長寺を訪れる。鎌倉五山の第一位と言われるだけあって、総門から三門(悟りに入る三つの法門、つまり三解脱門のことらしい)を抜けて佛殿・方丈へ至るたたずまいは、いかにも禅寺らしい荘厳な雰囲気に溢れている。
方丈裏の見事な庭園を眺めた後は、そのまま裏山へ向かい桜の古木並木を抜けて半僧坊へ着く。御神体は天狗の姿(半僧半俗姿)だそうで、境内には天狗の像が立ち並ぶ異様な雰囲気だ。
ここから更に山を登ると、天園ハイキングコースに入り、展望台のある勝上嶽からは、由比が浜や相模湾が一望できる絶景ポイントだ。ハイキングコースとは言え、結構きついアップダウンがあるが、尾根伝いの山道はとても楽しい。
鎌倉最高峰の大平山、休憩所になっている峠の茶屋を過ぎると、次第に道は下り坂になる。鎌倉にはこのような楽しいハイキングコースが三つ整備されていて、観光客と地元の人が入り混じった多くの老若男女がこれだけ行き交っていると言うことは、鎌倉には健康な住民が多いのではなかろうか。
コースの終点に瑞泉寺(花の寺)があり、ここの紅葉も可憐で綺麗だった(写真)。冬桜も可愛く咲いていたし、また、珍しい黄梅などがある梅林も、見事な古木が並んでいることから、違う季節にも是非訪れたい寺だ。
その後は、覚園寺⇒鎌倉宮⇒荏柄天神社⇒源頼朝墓と辿って、鶴岡八幡宮に着く。本宮下の舞殿では結婚式の真っ最中で、三人の奏者による雅楽の生演奏で式は進んでいたので暫くの間聞いていた。捕えられた静御前が、頼朝の前で義経を慕う舞いを舞ったのもこの辺りであったろうと、柄にもなく800年も前の無念を偲ぶ。
三の鳥居からは若宮大路と段葛を散策し、二の鳥居から小町通りも散策してみる。この辺りは「雪の下」と言う地名だが、他にも、二階堂・西御門・材木座・扇ガ谷・山ノ内・佐助などの古来から云われのある地名を残しているのは、とても嬉しいことだ。
鎌倉駅前の松風堂と言う和菓子店で、義経・静に因んだ女夫(めおと)饅頭を買い求めて腹ごしらえをし、鎌倉駅から電車で帰ることにした。
時々陽は射すものの、風はかなり冷たくなってきたのを肌に感じるようになって来た。それでも、山登りでたっぷりと汗をかいたので、今日も綱島温泉に直行したョン。

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