バーチャルコンサート 1曲目 オープニング～ソレアード

予告どおり、今日から12月24日のクリスマスイブまで、僕が12月23日に「小さな演奏会」で演奏する予定の曲を1曲ずつアップします。

録音は、12月3日に自宅で行ったリハーサルのものです。
できるだけ毎日更新するつもりですが、更新のタイミングは、多分一定しないと思います。
夜のことも、明け方のこともあろうかと思いますがご勘弁ください。

また、アップする音源は実際の本番を想定して、すべて1回だけの演奏で、体力の消耗も考えて、休憩を挟まず、ぶっ通しで演奏したものです。
従って結構ミスもありますし、演奏としては自分の納得のいくものばかりではありませんが、敢えてそのままアップします。
本番ではさらにこれに緊張が加わるわけですから、演奏はさらに納得できないものになるのは目に見えているからです。

僕の「小さな演奏会」はいつもこんな感じです。↓↓

会場は、自宅近くの田舎の小さな公民館で、30坪ほどのフローリングのホールに横6ｍ奥行き3ｍくらいのこれまたちいさなステージがあります。

来てくれるのは近所の音楽好きのおじちゃん・おばちゃん、子供、友人、慰問で知合った人達等　50名程です。

会場の真ん中のテーブルには、ビール、ワイン、焼酎、ウイスキー、ジュース、コーヒー、紅茶があり、合わせて乾き物、お菓子、ミカンなどが置いてあって、みんな適当に飲んだり食べたり、おしゃべりしたりでくつろいでいただいてます。
ちょっとした忘年会の雰囲気です。

会場のそんな雰囲気の中、僕は舞台の袖の６帖ほどの控え室で緊張のあまり震えています。
こんな小さな会場で、顔見知りの方も沢山なのに、僕はどうしようもないくらい緊張してしまいます。
このとき頭をよぎるのは後悔です。
「無理に演奏会なんかする必要無かったんじゃないか？」
これもいつものことです。

袖から見る舞台というのはどうしてこんなに人を緊張させるのだろう？
幕の降りた小さな舞台は、前日深夜までかかって僕とカミさんの手で飾りつけられており、僕の緊張をさらにあおります。

そして１ベル

会社の仲間が司会を引き受けてくれていて、お客さんへのご挨拶と会場の注意事項を伝えます。

そして２ベル

ステージの電源スイッチを入れ、灯をつけます。
会場の照明が落とされ、幕の閉まったままの状態で、曲の前奏が流れ始めます。
僕は幕の降りた舞台で心臓が口から飛び出そうになりながら、トランペットを吹き始めます。いや、そんな余裕はありません。必死になって吹きまくります。

そして幕が開きます。

僕の音↓
オープニング～ソレアード

（つづく）