先日、年末にニニ・ロッソの貴重な音源をご提供いただいた事をお伝えしました。
本当にありがたく、今もほぼ毎日、何度も何度も聞いています。
最近、何度も聞くうちに、この収録された貴重なニニの音をもう少し音質的に向上させられないか?という思いに駆られ、音をいじってみることにしました。
この音源は、元データであるカセットテープの経年劣化もかなりあり、お世辞にも音質がいいとは言えません。
特性を見てみると60Hzあたりから見事に右肩下がりで、高域は10KHz止まり、それ以上はほとんど音がありません。
また、100Hz付近にピークがあり、全体としては極端なハイ落ちで、しかもピークのせいで音がこもっています。
また、8KHz付近にも小さな断続的なピークがあり、おそらくこれがテープのヒスノイズだと思われます。
当時の記憶を頼りに、その時の雰囲気を少しでも再現したいと思い、ソフトウェアを使って試行錯誤ということになりました。
ただ、どんなにいじっても、入っていない音がでることはありません。(当たり前ですが・・)
また、周波数特性がフラットになればいい音になるかというと、そういうわけでもありません。
結局、せいぜい、少しはましかな?という程度ですが、音質はともかく貴重で素晴らしいニニの演奏をご紹介します。
曲はリストの「愛の夢」です。
演奏はコンサートならではのニニの即興溢れる見事なものです。
ニニの音
愛の夢
ニニは一般的には「メロディを楽譜通りに演奏する人」というイメージが強いのかもしれませんが、実はコンサートのニニは全然違います。
何より残念なのは、このような演奏はほとんどメディアに残されていないという事です。
本当にありがたく、今もほぼ毎日、何度も何度も聞いています。
最近、何度も聞くうちに、この収録された貴重なニニの音をもう少し音質的に向上させられないか?という思いに駆られ、音をいじってみることにしました。
この音源は、元データであるカセットテープの経年劣化もかなりあり、お世辞にも音質がいいとは言えません。
特性を見てみると60Hzあたりから見事に右肩下がりで、高域は10KHz止まり、それ以上はほとんど音がありません。
また、100Hz付近にピークがあり、全体としては極端なハイ落ちで、しかもピークのせいで音がこもっています。
また、8KHz付近にも小さな断続的なピークがあり、おそらくこれがテープのヒスノイズだと思われます。
当時の記憶を頼りに、その時の雰囲気を少しでも再現したいと思い、ソフトウェアを使って試行錯誤ということになりました。
ただ、どんなにいじっても、入っていない音がでることはありません。(当たり前ですが・・)
また、周波数特性がフラットになればいい音になるかというと、そういうわけでもありません。
結局、せいぜい、少しはましかな?という程度ですが、音質はともかく貴重で素晴らしいニニの演奏をご紹介します。
曲はリストの「愛の夢」です。
演奏はコンサートならではのニニの即興溢れる見事なものです。
ニニの音
愛の夢
ニニは一般的には「メロディを楽譜通りに演奏する人」というイメージが強いのかもしれませんが、実はコンサートのニニは全然違います。
何より残念なのは、このような演奏はほとんどメディアに残されていないという事です。
ニニの息遣いが、今まさに聞こえて来るようです。
よろしかったら、またのUPをお願い致します。
日本でもヨーロッパでも、レコーディングの時には「こんな風には吹かないでくれ」というプロデューサーからのダメ出しでもあったのではないのかと思ってしまいました。