(日本漆喰協会、第5回総会並びに作品賞表彰式、特別講演、平成22年10月14日、於:三翠園ホテル)
何処にでもある水と鉄の話
~でも水と鉄は例外の物質である~
1)はじめに
漆喰とは? 石灰(せっかい)→しっくい→漆喰。これが何処にでも書いてある答である。不満が一杯である。当て字は良いとして、何故「漆」を「喰う」のかに答えていな い。検索結果は、漆職人が漆を嘗めて免疫性を高めたとか、漆の新芽は美味しい食材であるなどが出てくる。
2)車輪・スクリュー・プロペラを持つ生き物は?
{効率的・経済的・利便性が仇}---便利なもの、安いものは必ずヒットするか?
{車輪のある生物} -----車輪やスクリューやプロペラを持つ生物はいるか?
{セミは可哀相だ} -----地中に7年、羽化して2週間。そのことが可哀相か?
{切り詰めて生きる}-----寿命は、植物が1000年、動物は100年、その差は?
3)金属材料・無機材料・有機材料は3つの柱
{生命と文明の源、水と鉄の例外の性質}---氷が水に浮かなかったら。鉄が・・・・
{水に溶けるとは?} -----全てを溶かす水、超純水は毒、
{図でよくわかる機械材料学} ---- 鉄鋼材料、非鉄金属材料、
{たたら製鉄}、{出雲のたたら}----(鉄・酸素)+炭素 ⇒ 鉄+(炭素・酸素)
溶鉱炉には、鉄鉱石、炭素(コークス)、石灰石などが投入される。流動性スラグ。
{天真爛漫と傍若無人} ---- ボーンチャイナ、
{無重力世界のミケランジェロ}---- フレスコ画とは、
4)環境問題は「エントロピー」の理解から
今年の夏も本当に暑かった。北海道の米が美味しくなっている。南方系の動植物が増えている。温暖化は進んでいる。しかし、様々なキャッチフレーズが正しいか否かは分からないのではないだろうか。
{この暑さは地球温暖化の影響?} ----エネルギー利得率とは、宮沢賢治。
{「エントロピー」では読んで貰えないか?}--理解しにくい考え方「エントロピー」。
5)おわりに
始めてアテネに行ったとき、建造物は勿論のこと、歩道も大理石だった。その見事さに驚いたが、遠くに見えるオリーブの山々もすべて白い大理石で ある。
そこにある石を使えば大理石である。中国の黄土高原に行けば家は日干し煉瓦である。
日本の家屋の素材が木材であるのは当然である。地産地消 を率先しているのが建築材料である。銀行の壁が化石展示場所になっているのは贅沢なことなのである。嶺北の国道は緑色のアスファルトが多い。これ も緑泥片岩の砂があるからであろう。
高知の昔の建物の美しさは漆喰の白さであり、切妻の緩やかな曲線(テリ)である。付録)書類の書き方
{読んで貰える申請書の書き方は?} ---タイトルの吟味、絵のように美しく、熟成を待つ、素人が理解できるように、自分が審査員だったら、提出し終わったときの満足感・達成感、
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