さて、釣れたて採りたての真蛸が我が家にやってきました。
真蛸は頭をひっくり返して腸を抜き、塩で揉んでヌメリを取ります。
1杯2杯ならそんなに苦ではないのですが、全部で14尾もいますから、それはそれは大変な作業でした。
その作業を私とK原さんで分担。
I嬢は我が家のチビどもの遊び相手をしてもらいます。I嬢はチビどもにモテモテなのです。
下ごしらえの終わった真蛸さんたちは、茹蛸チーム生蛸チームに分割。
生蛸はそのまま、刺身系の料理に、茹蛸チームは塩を加えたお湯で5分ほどゆでて引き上げたら熱々のままざるに上げておきます。
東京湾、しかも富津沖の蛸は実は結構なブランド蛸でありまして、スーパーとかではまず売ってません。
多分スーパーで売っているのは「モーリタニア産」と「モロッコ産」がほとんどだと思います。
外国から輸入した蛸は鮮やかな赤ですが、東京湾産の蛸は茹でると小豆色になります。
ちょっとくすんだ様な色ですが、この色こそ東京湾産のブランド蛸の証なのです。
あっ!この写真撮っておけばよかった!
と思っても後の祭りですわな・・・。
などと後悔しつつも、K原氏、ミミコ嫁にアシストしてもらいつつ、だんだん料理になってきます。
まずはお造り!
中心が茹蛸のぶつ切り、いわゆる「たこぶつ」
まずこれを食べて美味しさに驚嘆。さすが素材が良いだけのことはあります。
あとは一番上から時計回りに、皮を剥いだ時の吸盤をさっと茹でた「よろい」
コリコリした食感で人気、これは生の蛸でなければ出来ない料理です。
皮付きの足をさっと炙った「たたき」
よく水蛸でやるのですが、マダコでやると味が締まります。
弾力が強くてかなり顎が疲れますが、それだけの価値がある一品
皮をはいで削ぎ切りにした「薄造り」
生蛸が手に入ったら絶対やってみたい料理ですな。
この薄切りをさっと湯通ししたしゃぶしゃぶもなかなかですが、今回は底まで行き着きませんでした。
あと「薄造り」って言ってる割には意外と薄く切れていないという、これは料理人の腕が悪いせいです。
最後は頭のところを細切りにした「たこそうめん」の5種。
烏賊は頭(性格には胴ですが)がメインですが、蛸は足がメインですよね。
あんまり頭の方にスポットが当たらないんですけど、烏賊同様の料理法にしてみました。
もっと細く切れば「そうめん」らしかったかもしれません。
自画自賛ですが、以前より腕を上げていますな。
続いて生蛸の足をぶつ切りにしてキムチの素で和えた「タコキムチ」
たこわさび作りたいねえなんてK原さんと船上で話していたのですが、「わさびの季節でない」のと「作り方が判らない」ということでの代替案。
こだが意外に悪くない、悪くないどころかなかなか美味しい。これはビールが進みますねえ。
桃屋万歳!
オリーブオイルとニンニク、トマト、バジルで炒めたイタリアンな一皿。
イタリア料理の前菜とかに出てきそうな一品。
炒め物ですが意外とさっぱりしていて、蛸の持つ素材の良さを引き出していると思います。
ピンボケですみません。
おろし金でおろしたきゅうりと醤油が濃いめの三杯酢で作った酢の物、名づけて「たこきゅう」やっぱり酢蛸があるくらいですから蛸と酢は合いますね。
きゅうりとの相性も良いみたいで蛸、きゅうり、酢の3者は「出会いのもの」です。
夏の暑い時期に冷えたビンビールの横にこんなのがあったらすばらしい晩酌になることでしょう。
ビジュアル的に「?」ですが、こちら唐揚げ。青海苔を加えた磯辺上げにしてみたのですが、あんまり目立ちませんね。
生の蛸足を使ったのですが、水分が多く、びちゃびちゃになってしまったので、茹蛸で作った方が良かったかもしれません。
これは反省ですね?
そしてこれが「蛸のトマト煮」生の蛸を丸のまま、ブイヨン、水煮トマト、赤ワイン、ニンニクなどと一緒に圧力鍋で1時間煮込みました。
硬くなりがちな蛸も圧力鍋のおかげでかなり柔らかく、トマトとニンニクの旨味が絡んでます。
足を細かく切って、ソースをパスタに絡めても美味しいかも。
それにしても最初から最後まで蛸たこタコの蛸尽くし!
美味しいけれどなかなか顎も疲れますね。
このほかに出汁とお茶で煮た桜煮も作っていたのですが、見事に写真を撮り忘れました。
また茹蛸さんたちはご近所さんにお裾分け。
釣っても楽しい食べても美味しいご近所さんからも感謝されるというまさに「蛸さまさま」
ただ・・・塩でヌメリを取った後のキッチンが大変なことになってましたけどね・・・落ちまで付けてくれる蛸
また来年も蛸釣りいけたらいいなあ。
っていうか次回は何をつりに行きますかな?
ごちそうさまでした。
ではでは
【関連記事】
【真蛸クッキング】2009-08-02
【8月ダイジェスト】2010-09-19
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真蛸は頭をひっくり返して腸を抜き、塩で揉んでヌメリを取ります。
1杯2杯ならそんなに苦ではないのですが、全部で14尾もいますから、それはそれは大変な作業でした。
その作業を私とK原さんで分担。
I嬢は我が家のチビどもの遊び相手をしてもらいます。I嬢はチビどもにモテモテなのです。
下ごしらえの終わった真蛸さんたちは、茹蛸チーム生蛸チームに分割。
生蛸はそのまま、刺身系の料理に、茹蛸チームは塩を加えたお湯で5分ほどゆでて引き上げたら熱々のままざるに上げておきます。
東京湾、しかも富津沖の蛸は実は結構なブランド蛸でありまして、スーパーとかではまず売ってません。
多分スーパーで売っているのは「モーリタニア産」と「モロッコ産」がほとんどだと思います。
外国から輸入した蛸は鮮やかな赤ですが、東京湾産の蛸は茹でると小豆色になります。
ちょっとくすんだ様な色ですが、この色こそ東京湾産のブランド蛸の証なのです。
あっ!この写真撮っておけばよかった!
と思っても後の祭りですわな・・・。
などと後悔しつつも、K原氏、ミミコ嫁にアシストしてもらいつつ、だんだん料理になってきます。
まずはお造り!
中心が茹蛸のぶつ切り、いわゆる「たこぶつ」
まずこれを食べて美味しさに驚嘆。さすが素材が良いだけのことはあります。
あとは一番上から時計回りに、皮を剥いだ時の吸盤をさっと茹でた「よろい」
コリコリした食感で人気、これは生の蛸でなければ出来ない料理です。
皮付きの足をさっと炙った「たたき」
よく水蛸でやるのですが、マダコでやると味が締まります。
弾力が強くてかなり顎が疲れますが、それだけの価値がある一品
皮をはいで削ぎ切りにした「薄造り」
生蛸が手に入ったら絶対やってみたい料理ですな。
この薄切りをさっと湯通ししたしゃぶしゃぶもなかなかですが、今回は底まで行き着きませんでした。
あと「薄造り」って言ってる割には意外と薄く切れていないという、これは料理人の腕が悪いせいです。
最後は頭のところを細切りにした「たこそうめん」の5種。
烏賊は頭(性格には胴ですが)がメインですが、蛸は足がメインですよね。
あんまり頭の方にスポットが当たらないんですけど、烏賊同様の料理法にしてみました。
もっと細く切れば「そうめん」らしかったかもしれません。
自画自賛ですが、以前より腕を上げていますな。
続いて生蛸の足をぶつ切りにしてキムチの素で和えた「タコキムチ」
たこわさび作りたいねえなんてK原さんと船上で話していたのですが、「わさびの季節でない」のと「作り方が判らない」ということでの代替案。
こだが意外に悪くない、悪くないどころかなかなか美味しい。これはビールが進みますねえ。
桃屋万歳!
オリーブオイルとニンニク、トマト、バジルで炒めたイタリアンな一皿。
イタリア料理の前菜とかに出てきそうな一品。
炒め物ですが意外とさっぱりしていて、蛸の持つ素材の良さを引き出していると思います。
ピンボケですみません。
おろし金でおろしたきゅうりと醤油が濃いめの三杯酢で作った酢の物、名づけて「たこきゅう」やっぱり酢蛸があるくらいですから蛸と酢は合いますね。
きゅうりとの相性も良いみたいで蛸、きゅうり、酢の3者は「出会いのもの」です。
夏の暑い時期に冷えたビンビールの横にこんなのがあったらすばらしい晩酌になることでしょう。
ビジュアル的に「?」ですが、こちら唐揚げ。青海苔を加えた磯辺上げにしてみたのですが、あんまり目立ちませんね。
生の蛸足を使ったのですが、水分が多く、びちゃびちゃになってしまったので、茹蛸で作った方が良かったかもしれません。
これは反省ですね?
そしてこれが「蛸のトマト煮」生の蛸を丸のまま、ブイヨン、水煮トマト、赤ワイン、ニンニクなどと一緒に圧力鍋で1時間煮込みました。
硬くなりがちな蛸も圧力鍋のおかげでかなり柔らかく、トマトとニンニクの旨味が絡んでます。
足を細かく切って、ソースをパスタに絡めても美味しいかも。
それにしても最初から最後まで蛸たこタコの蛸尽くし!
美味しいけれどなかなか顎も疲れますね。
このほかに出汁とお茶で煮た桜煮も作っていたのですが、見事に写真を撮り忘れました。
また茹蛸さんたちはご近所さんにお裾分け。
釣っても楽しい食べても美味しいご近所さんからも感謝されるというまさに「蛸さまさま」
ただ・・・塩でヌメリを取った後のキッチンが大変なことになってましたけどね・・・落ちまで付けてくれる蛸
また来年も蛸釣りいけたらいいなあ。
っていうか次回は何をつりに行きますかな?
ごちそうさまでした。
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地ダコ最高~スッ!!
吸盤のコリコリ感…
蛸ミソの まったり感。
煮て好し、焼いて好し。
タウリン豊富で、
疲れ無し。
たこ焼き食べたい…‥。
どもども。
今回はたこ肝外しちゃったんですよね。
しかしまあ釣りたての蛸は最高でした。
生きて持って帰れれば活蛸足のぶつ切りで逃げ出す刺身が出来たのですが・・・。
そういえばたこ焼きやらなかったなあ。