みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

来る人、去る人

2004年10月22日 | 岩手競馬
 もう「先週」になりましたが、10月16日の5Rで皆川麻由美騎手がデビューしました。記録に残る岩手の女性騎手としては7人目。その彼女のデビュー戦は9着でしたが、翌日は7着、月曜日は4着と、まずまずといっていいデビュー週ではあったと思います。
 デビュー戦について「もっと思い切っていけば(いっそハナに立ってしまうか、それか先行争いに加わらずに控えてしまうか、どちらかをきちんと選択すれば良かった、という事だったようです)良かったです」と強気に振り返る一方、「スタートしたら頭が真っ白になってしまって・・・」と新人騎手らしい感想も漏らしていた皆川騎手。はたで見ている分にはいつも通りだったんですけどね。
 まあ、千田調教師のことですから、きちんと育ててつつ、早いうちに初勝利を挙げられるような馬を用意してくれる事でしょう。

 明日(23日)、デビュー戦で騎乗したローランムシャラに再び乗る皆川騎手ですが、今度はどんなレースをして見せてくれるのか。ここでもまた一頭、手強そうなのがいますが、前走の内容ならそんなに遜色はない気がします。それと、前回騎乗した反省をどう活かすか。そこに注目でしょう。

 と、新たにデビューする騎手がいる一方、廃業していく騎手もいます。櫻田浩三厩舎に所属していた山口俊騎手は正式に廃業、引退ということになりまして、すでに競馬場を離れてあらたな道に進み出しているそうです。
 ご存じの方も多いでしょうが、今をときめくデンゲキヒーローの、デビュー戦に騎乗して勝ったのは山口騎手でした。デンゲキヒーローでの騎乗成績は8戦して3勝2着3回、残る2回も3着と4着のほぼパーフェクト。当時のデンゲキヒーローの事を「ものすごくヘンな馬なんですよ。洗ってる人をいきなりくわえて持ち上げてみたりして。でも、もしかしたら凄い大物かもしれませんよ」と言っていましたが、私がデンゲキヒーローって強いのかも、と意識するようになったのは、山口騎手のこんな話を聞いたからこそでした。
 通算438戦25勝ですか。ずぼらなヤツだったのはさておくとして(^^;)、騎手でいるにはちょっと優しすぎたのかもしれませんね。
 いつもの調子でいいから、普通にがんばれよ、俊。