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人生そのものがフィールドワーク。

8月7日(土)

2010年08月08日 13時47分50秒 | 2010年

  7時起床。今日は、友人と一緒に静岡へ行き、清水エスパルスvs.鹿島アントラーズの試合を観る。今日の試合は、私にとって特別なものである。1位と2位の直接対決(首位攻防戦)ということもあるが、エスパルスのファンになる前、私はアントラーズのファンだったのだ。それこそ、Jリーグ発足当初の、ジーコが活躍していた頃から応援していた。だから、私にとって鹿島アントラーズとは、単なる敵チームではないのだ。

  10時半過ぎに車で家を出て友人を迎えに行き、東名高速道路に乗って清水を目指す。神奈川県内で少し渋滞したが、思っていたよりは随分順調に流れていた。途中で休憩や昼食を挟んで、清水到着は16時前。応援席で観るため早く会場入りする友人をスタジアムに送ってから、ドリプラ(エスパルスドリームプラザ)まで引き返して車をとめる。車内でユニホームに着替えてから、ドリプラ周辺を少し散策する。夕方とはいえまだまだ気温は高かったが、海風がとても気持ち良かった。


ドリプラの観覧車。


港の向こうに富士山が見える。


さすがは、サッカーの町静岡(エスパルス通り)。

  18時前にアウスタ(アウトソーシングスタジアム日本平)に到着。勝ったほうが首位に立つという天王山だけあって、チケットは完売。周りのエスパルスサポーターたちも、いつも以上に気合いが入っている。また、今日の試合では、マクドナルドの協賛で(アウェイ応援席を除く)入場者全員にオレンジ色のボードが配られ、選手入場時に全員がそれを掲げることで、スタジアムがオレンジ一色に染まるという演出も行われた。普段は選手入場時も座って観ることになっている私たちの席でも、全員がスタンディングでボードを掲げている。ありがちな表現だが、「会場がひとつになった」瞬間である。


スタジアムからも、遠くに富士山が見える。


応援席はもちろん…


サイドスタンドもオレンジ一色。

  前半は、エスパルスが押し気味で試合を進める。鹿島は、攻撃の要であるマルキーニョス選手が早々に怪我で退場したのが響いた。そして、37分に相手のハンドで得たPKを、藤本淳吾選手が冷静に決めて先制。この場面でのPKはかなりのプレッシャーだっただろうに、さすがは清水の10番である。しかし、後半に入ると一転して鹿島にペースを握られ、防戦一方に陥る。そして、おそらくスタジアム全体が嫌な予感を感じていた58分、先述のマルキーニョス選手に代わって出場した興梠選手に頭で決められ、同点。最近のエスパルスは、このようにフッと気の抜ける時間帯がある。しかし、一方で勝負強さも持ち合わせている。そして、それが発揮されたのが74分。直前に小野選手に代わってピッチに入った枝村選手が、岡崎選手の胸で流したボールに詰め、相手DFのクリアボールを体で押し込んで勝ち越しゴール。この瞬間、まさにスタジアムが一気に沸騰し、私も思わず周りの方々と抱き合って喜んだ。そして、試合はそのまま2-1で終了。ホイッスルが鳴った瞬間、思わず泣きそうになるほど嬉しかった。


勝利の打ち上げ花火

  試合終了後、勝利のセレモニーを最後まで楽しんだ後、「クリーンサポーターズ」という清掃活動のボランティアに参加し、スタンド内のゴミ拾いをする。10分ほどでゴミ袋がいっぱいになり、記念にエスパルスの缶バッジを頂いた。こうした活動は、スタンドが綺麗になるだけでなく、参加者同士や他のサポーターの方々との交流の場にもなっている。しかも今日は劇的な勝利を収めたため、多くの方と勝利の余韻に浸ることが出来た。


枝村選手のヒーローインタビュー。


選手挨拶。

  友人と合流し、帰途に着く。帰りは東名がとても空いていたし、何より今日の試合の話をしていたら、あっという間に帰って来たような感覚だった。帰宅は2時過ぎ。

 


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