6時半起床。今日はあいにくの天気だが、Jリーグの再開日であるため、雨対策(ポンチョ、まくしあげられるデニム、ビーチサンダル)を完璧にして家を出る。東京駅08:20発の東名ハイウェイバスに乗り、静岡へ。高速バスの利点は何と言っても値段の安さだが、新幹線なら1時間で行ける場所に3時間掛けて行くことで非日常感が増すというという点も大きい。
アウスタ(アウトソーシングスタジアム日本平)には、昼過ぎに到着。まずはイベントスペースへ行き、今年度のエスパルス公式スーツを供給している「arc」で選手たちと同じスーツを注文。セミオーダーで29,000円は安いし、何よりこういう買い物にはストーリー性が求められるのだ。出来上がりは5月中旬とのことなので、お披露目はもう少し先になる。その後、昼食に「富士宮やきそば」を食べ、決戦に備える。
試合前の練習風景を見て感じたのだが、監督やコーチが変わると練習内容も一変する。それこそウォーミングアップのやり方から変わるのだ。新しい練習方法は、基本を大切にし、より実践的なものとなっていた。
パルちゃんも練習中?
試合開始に先立ち、東北・関東大震災の被害にあわれた方々へ黙祷を捧げる。その後、14:04キックオフ。今日の試合内容は、決して良いものではなかった。むしろ、これまで見た中で最悪に近いかもしれない。特に攻撃に関しては、決定的なチャンスが皆無に近い状態だった。しかし、そんな状況を一発で打開したのが大前元紀選手。後半35分に得たフリーキックを完璧に蹴りこみ、エスパルスに勝利をもたらした。そのフリーキックを私はちょうど目の前で見たのだが、一瞬時間が止まったのではないかと錯覚するほど素晴らしいキックだった。そして、試合はそのまま1-0で終了。雨と寒さに耐えながら観た甲斐があった。そして、今期1回目の「王者の旗」(エスパルス公式ソング:勝利した後に全員で歌う)は格別だった。
これから黙祷が始まる。
神様、仏様、大前様。
静岡駅に戻り、「ピザハウス ハイホー」で夕食。オムライスとミニピザを食べる。このお店はピザが有名なお店だが、オムライスのレベルも相当高い。絶妙なケチャップライス、柔らかい卵、濃厚なデミグラスソース…これは絶対癖になる。真剣に、首都圏に支店を出してくれないかとお願いしたいぐらいである。
帰りのバスの時間まで少し時間があったので、新静岡駅近くの喫茶店「ブーケ」で休憩。レモンタルトと紅茶を注文。レモンタルトはさっぱりとした酸味がありつつも濃厚で、文キャンのミルクホールで売っているレモンパイを初めて食べた時のように感動的な味だった。また、マーマレードを入れて飲む紅茶も美味しい。雰囲気も良いし、地元の方々にとっての隠れ家的なお店になっているようだ。これは良いお店を見つけた。
18:45発の最終バスに乗り、東京へ戻ってくる。帰りはほとんど眠っていたので、本当にあっという間に帰ってきてしまった。家に着いたのは22時半過ぎ。