7時起床。窓を開けると、団地の向こうに富士山が見えた。見事に雪化粧をしているから、一目で富士山だとわかる。
いつもより30分ほど早く起きて、荷造りをする。5泊6日の寮生活は、不便さや寂しさもあったが、快適さと自由もあってそれなりに楽しかった。
今日の授業は、会計士の先生を講師に迎え、事業承継に係る財務・税務に関する内容。持ち株の相続に関して相続税の納付が猶予される制度や、株価の算定方法にはじまり、具体的な事例を通して財産の譲渡の流れ全体について学んだ。また、事業承継に限らず、贈与や相続に関する税制やその特例についても触れられていた。内容的には既に知っていることが大半だったが、改めて全体像を確認することが出来たのは有意義だった。
昼食は、「カオチャイ」でガパオライスを頂く。最初から、最終日のお昼はここと決めていた。
午後の授業を終え、レンタカーを借りて実家へ帰る。サンが亡くなった時以来の実家である。正直なところ、実家へ帰るのは少し怖かった。玄関を開けてもサンが迎えに出てこないことで、彼が亡くなったことを嫌でも実感させられるであろうからである。そして、事実として、実感させられた。
夕食は、ワンタン。母の作るワンタンは美味しい。
夜、友人とファミレス&銭湯へ出かける。つい先日も夫婦で蒲田へ泊りに来てくれたので久しぶりではないのだが、2人だけでゆっくりと過ごすのは結構久しぶりである。ちなみに、妻たちがいないところで話す話題にはもちろん下世話なものもあるが、結構真面目なものもある。それに、2人でなければ話せない、共有できないことも多い。なんせ、彼とはもう25年になるのだ。夫婦同士の交流と、2人だけの交流と、バランスが必要だ。