6時起床。提出した書類が全て戻ってきたため、ついに監査に向けた書類整理に入る。じっくり見直してみると本当に修正箇所が多く、想像をはるかに超えて面倒な作業であることを痛感させられた。それと同時に、「もしかしたら土曜日は出なくて済むかも…」という淡い期待はもろくも崩れ去った。
今日で、事務局長(事務方のトップ)が定年退職された。入社以来37年間勤め上げるというのは今の私ではまだ想像もできないことだし、社会人としても、夫としても、親としても、本当に素晴らしいことだと思う。最後の挨拶の時、いつも通りの穏やかな口調とは裏腹に目を真っ赤に潤ませている局長の姿を見て、彼がいかにこの仕事に誇りを持っているかがヒシヒシと伝わってきた。局長は、今日を以ってこの組織の職員という役割を終えた。そして、これからはまた新たな役割を身にまとい、第2の人生を歩まれるのだろう。そして、それはおそらくまた中小企業支援に関わるものだと思う。局長の第2の人生に幸あれ。本当に、ありがとうございました。
地元の中華料理屋で夕食(しょうが焼き定食)をとってから、22時過ぎに帰宅。あっという間に、1年目が終わってしまった。去年の4月に入社したのが、つい昨日のことのように感じる。思えば、この1年間は、本当に人に恵まれた1年だった。上司や先輩、同期たち、関係機関やコンサルの方々…本当にたくさんの素晴らしい方との出会いがあった。仕事の中身に関しては、自分に向いている部分もあれば、全く向いていない部分もある。しかし、局長のように、この仕事を誇りに思い、一生懸命打ち込んでいる方々の姿を見ていると、こういう生き方もありだなと思える。それに、単純に今の職場生活は充実している。それもこれも、全て周りの方々のおかげだろう。さて、明日からは新人さんが入ってくる。ついに先輩になってしまうのだ。少しは先輩らしくなれるように、明日からまた気合いを入れ直して仕事に取り組んでいこう。そして、先輩方が私にそうしてくれたように、私もまた新人さんにとって居心地の良い職場を形成するひとつのピースになりたい。