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8月12日(水) 深夜の冷や汗。

2020年08月13日 22時23分37秒 | 2020年

 2時過ぎ、娘が何かにうなされている声で目が覚める。最初は暑さでうなされているのかと思ったが、しばらくすると起きて来て、意識があるように見えるにも関わらず泣きわめいている。これは様子がおかしい。妻がどう感じたかはわからないが、私はこれは単に暑いとか痒いとかではないと感じ、すぐに抱き上げた。すると、それまではよく意味のわからないことをわめいていた娘が、明確に「おかあさんがいい。おかあさんに抱っこしてもらいたい」と口にした。すぐに妻に抱っこを変わると娘は落ち着きを取り戻し、そこからしばらくして無事に眠りについた。

 妻は暑さや痒さでうなされていたと考えているようだが、私はもちろんその可能性もあると思う一方で、夜驚症かもしれないと考えている。少なくとも、暑さや痒さではなく、寝る前に起きた何かしらによる刺激の影響なのではないか。そう考える理由は2つ。ひとつは、寝る直前に見ていたアニメが怖い怪物が襲ってくるという内容だったこと。もうひとつは、昨晩はお風呂に入る際に娘がかなり嫌がり、私と妻の2人がかりで泣き叫ぶ娘を抱き上げて強引に服を脱がせるという場面があったこと。このどちらかの体験が、もしくは両者が相まって、彼女にとって大きなストレスとして心に残ってしまったのではないかと思うのだ。真相はわからないが、いずれにしてもこれからしばらくは少し注意して娘を観察しようと思う。

 6時45分起床。娘に夜中の出来事を覚えているのか聞いてみたところ(夜驚症の場合は覚えていないことが多い)、覚えているという。ただ、具体的な話は聞けなかったので、本当に覚えているのか、適当に言っているのかはわからない。

 妻と娘を見送ってから朝食。娘が残していった納豆ご飯などを食べる。

 周庭(アグネス・チョウ)さんが昨晩遅くに保釈されたというニュースを見て、ほっと胸をなでおろす。しかし、保釈は無罪ではない。未だに何の罪なのか明らかにされていないが、それでも裁判の行方次第では刑務所に入ることになる。パスポートも没収されて、亡命の難易度も上がった(そもそも彼女は亡命を考えてはいなさそうだが)。彼女も、他の活動家の皆さんも、香港も、まだ自由ではない。しかし、彼女が釈放後にアップしたYouTubeの動画を見る限り、まずは元気そうで何よりである。これからも香港情勢の行方を注視したい。

※彼女の釈放後のYouTube動画はこちら


 9時過ぎに出勤する。

 昼食は、蕎麦屋「能登治」でとろそば(鶏卵入りとろろ汁そば)を食べる。そばつゆにとろろと卵というシンプルな組み合わせなのだが、これがびっくりするくらい美味しかった。お蕎麦の食べ方の正解を見つけたような気がする。

 18時過ぎに退社。娘のお迎えは妻に任せ、私は家で家事を進める。

 入浴と洗濯を済ませ、21時半前から娘を寝かしつける。妻は夕飯を食べ終わっていたので元からそのつもりだったのだろうが、私は意図せずに寝落ちしてしまい、歯磨きすらせずに朝を迎えることになってしまった。