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社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

10月11日(日)

2015年10月19日 01時54分28秒 | 2015年

  10時起床。厳密にいえば7時過ぎに1度起きたのだが、軽くのつもりが思いっきり二度寝した。朝食は、ご飯、豚汁、目玉焼き、玉ねぎとベーコン炒め。

  昼過ぎに家を出て、「国営ひたち海浜公園」へコキアを観に行く。その前に、近所の農協直売所に立ち寄る。ネギなどの野菜を少し買ってから、笠間の栗と梨を使ったソフトクリームを購入。栗のソフトクリームは、よくあるモンブランのような甘みの強いものではなく、良い意味で渋みもあって、本当の栗の味がした。梨のほうは、ソフトクリームというよりもシャーベットで、これまた梨そのものの味と食感があって美味しかった。

大きな冬瓜。せっかくなので、指輪越しに撮影。

  国営ひたち海浜公園に到着。小雨が降ったり止んだりの天気だが、人出は多い。大きな噴水を眺めながら、コキアの丘を目指す。

  コキアは、完全に色づく少し手前といったところだった。しかし、綺麗に一面赤く染まっている区域もあって、その鮮やかさに目を奪われる。間近で見ると、細かい茎葉や萼の1本1本が赤く染まっていることがわかる。この光景が見られるのはほんの一時。昨年は来るのが遅すぎて見られなかったので、今年見られたのは本当に嬉しかった。

  広場に出店していた五浦ハムのハム焼きを食べる。ここのハム焼きは驚くほどジューシーで、豚肉の脂の旨みを味わうことが出来る。

  公園を後にし、勝田駅の近くにある「サザコーヒー」の本店へ。雑貨店も併設した広くてお洒落な店内は、たくさんの人で賑わっていた。しかし、ひとつひとつの座席スペースが広めに取られているので、ゆっくりと時間を過ごすことが出来る。注文は、妻がドリップの「エルサルバドル2014COE」、私が「徳川将軍珈琲カフェオレ」。私は珈琲の味はわからないが、せっかくなので珈琲の含まれているものを頼んだ。ただ、今回カフェオレを飲んで気付いたのだが、珈琲に関しては、下手にミルクや砂糖で甘味を足すよりも、ストレートで飲んだほうが美味しく飲めるかもしれない。

  笠間へ戻り、妻がお気に入りのラーメン屋「げんき屋」で夕食。ニンニクたっぷりのラーメンに、軟骨の唐揚げと餃子。見るからに元気が出そうなラインナップである。ただ、その分にんにく臭は翌日まで残ることになる。

  帰宅後、デザートの代わりに、「パン日和あをや」で買ってきたベーグルを焼いて食べる。もっちりとした食感とほのかな甘さは、デザートとしての役割も十分にこなせる。


10月10日(土)

2015年10月16日 22時41分44秒 | 2015年

  7時起床。8時過ぎに家を出て、オフィスに出勤する。最近は出張が続いていて、なかなか事務作業に割く時間が取れなかった。その分を、ここで少し挽回しておきたい。

  朝食はオフィスに着いてから、昨日「パン日和あをや」で購入したベーグルと、お客さんから頂いたみかん。

  誰もいないオフィスで、誰からも目の前の仕事を遮られることなく、一切電話も掛かってこないというのは、集中するには最高の環境である。感覚的には、通常時の3倍は効率よく作業が進む。

  昼食は、吉野家で購入してきた牛丼(あたまの大盛り、つゆだく、卵)。

  結局15時過ぎまでフルスロットルで飛ばし続け、目標のゴールに到達。

  オフィスを出て、茨城へ向かう。思ったよりも早く出発することが出来たので、特急には乗らずに普通列車で友部まで行くことにする。品川からの所要時間は2時間以上。夕方なのでそれなりに混雑していたこともあり、いつもよりも疲れた。

  友部駅まで妻に迎えに来てもらい、笠間の家へ帰宅。昨日の段階から、今日の夕食には生秋刀魚を焼くことになっていた。妻がお刺身用にも使える生の秋刀魚を用意してくれており、見るからに新鮮で美味しそうだ。また、帰りに寄ったスーパーで、シイラの切り身も購入。フライ用のものだが、こちらも試しにフライパンで焼いてみることにした。

  秋刀魚が大き過ぎてコンロのグリルにうまく入らないというハプニングもあったが、無事に焼き上がった。味も、期待以上の美味しさ。よく脂がのっている。シイラも結構うまく焼けたのだが、秋刀魚のインパクトが強すぎて可愛そうだった。次回は、ちゃんと君を主役にして食卓を構成するからね。


10月5日(月)

2015年10月15日 22時54分47秒 | 2015年

  7時起床。昨日、川越の彼女の実家へ伺い、兄弟(お兄さん夫婦と甥っ子たち、弟くん)との顔合わせをしてから、夜に笠間へ戻ってきた。

  9時に笠間市役所(笠間支所)を訪問し、婚姻届を提出する。入籍日に今日、10月5日を選んだのは、昨年の今日が初デートの日だからである。2人ともこの場所に本籍があるわけではなく、新しい本籍もここに置くわけではないので、地番の確認等でかなり時間が掛かった。一部、書類の不備(漢字の間違い)もあった。そのため、多くの人が言うようにあっけない感じはなかった。役所の方にはお手数をお掛けしたが、おかげで無事に入籍を済ませることが出来た。というわけで、ここからは「彼女」が「妻」となる。

  妻に同行し、警察署、郵便局、常陽銀行を巡り、諸々の名義変更手続きを行う。結婚して苗字が変わると、女性は大変だ。

  笠間稲荷神社へ立ち寄る。入籍の報告と、末永い幸せをお願いする。ただただ幸せなだけの人生も面白くないから、適度に、笑える範囲で山あり谷ありの夫婦生活を送れたらいい。

  お気に入りの笠間焼ギャラリーを覗く。平日ということで人がほとんどおらず、貸切状態。将来的には、ここに並んでいるような食器を揃えられたいいなと思う。

  水戸へ移動して、街の中で少し異彩を放っている食堂「立花屋」で昼食。天婦羅のお店で、優しい高齢の女将さんが1人で切り盛りしている。天婦羅の味は少し変わっていて、カラッとした揚げ方ではなく、ふんわりとした独特の食感になっている。油っぽさもほとんどなく、素材の味が引き立っている。こういう天婦羅なら、頻繁に食べたい。

サービスでぶどうを出して頂いた。

  みずほ銀行で再び口座の名義変更と、夫婦の共同口座について説明をして頂いてから、水戸駅14時53分発の特急ときわ80号に乗り、帰途につく。帰宅は18時前。

  7月6日のプロポーズ、8月8日の妻のご両親、お祖母さんへの挨拶、8月23日の私の両親、祖母への挨拶、9月22日の両家顔合わせ、昨日(10月4日)の妻のご兄弟への挨拶を経て、今日無事に入籍することが出来た。結婚式は1年以上先なので、これでひとまず落ち着くことになる。当面は横浜と笠間の週末婚になるため、生活が大きく変わることもない。一緒に暮らすのは、最短でも次の人事異動で妻が東京本社に異動できた場合で、来年の春からになるだろう。そういうわけで、通常の入籍直後の新婚夫婦とは少し状況が違い、正直なところまだあまり実感はない。しかし、家族や親戚、友人はもちろん、お客さんや、職場の方々からもわざわざオフィスの電気を消してサプライズでお祝いして頂くなど、想像以上にたくさんの方々から祝福され、感謝すると同時に事の重大さを痛感してもいる。そして、これから時間が経つにつれて、更にその感覚は強くなっていくのだろうという気がする。

  社会学という、某先生曰く「学ぶと不幸になる学問」をかじったおかげで、婚姻が必ずしも幸せな人生をもたらすわけではなく、むしろその逆の場合がそれなりに多いことは理解しているつもりだ。しかし、近年変わりつつあるとはいえ、社会が婚姻をポジティブなものとして評価し、人生の重要なイベントやあるべき愛の形として意味付けしている現状を鑑みた時に、それを鼻で笑いつつも敢えてそのレールに乗っかってみて、そこから見える景色をこの目で見てみたいと思う。これもまた、フィールドワークだろう。ただ、今回のフィールドワークは相手がいることなので、安易な気持ちではなく、全力で向き合わなければならない。そして、その覚悟は出来ている。さて、これから先、どんな景色が見えるだろうか。


9月21日(月)

2015年09月29日 23時27分47秒 | 2015年

  9時起床。朝食は、昨日の残りのグラタンと、スープ、葡萄。グラタンは食べかけで見栄えが微妙なので、写真は割愛。

  今日は、ひとり暮らしを始めた彼女の弟くんへあげる冷蔵庫を配送業者に取りに来てもらってから、2人で埼玉のそれぞれの実家へ戻る予定だった。しかし、当初は12時前後に来ると言っていた業者が急遽夕方に時間を変更してきて、しかもそれが一方的な通知だったので私が頭に来てしまい、「そんな業者に頼んでたまるか!」と息巻いて、自分で冷蔵庫を運ぶことにした。

  彼女が家で準備をしている間に、私は水戸へレンタカーを借りに行く。大きいバンを借りることになったので、この時点で私の感情は怒りからバンを運転できることへの楽しみに変わっていた。おめでたい性格である。

水戸駅を背にして、少し歩く。天気が良くて気持ちいい。

  レンタカーを借りて笠間へ戻り、冷蔵庫と棚を積み込む。搬入作業は少し大変だった。

  常磐自動車道と東京外環自動車道を経由して、川口へ向かう。バンを運転するのは、学生の頃に友人の八百屋の手伝いをしていた頃以来である。運転席がかなり高いところにあるので、運転しやすいし、何より楽しい。途中で少しだけ渋滞につかまったが、終始快適なドライブになった。

  東浦和駅の近くにある弟くんの新居に冷蔵庫と棚を届け終えてから(初対面なので少し緊張した)、近くにある彼女の母校(高校)へ。懐かしの母校にかなりテンションの上がっていた彼女は、通学路を走っている時から「ここにこういうお店があった」とか、学校についてからは「あそこが職員室で、あそこが食堂」というように、当時の思い出を振り返っていた。

正門。ここで彼女の記念写真を撮った。とても嬉しそうな表情をしていたのが印象的である。

グラウンド。周囲が田んぼと畑なので、グラウンドも広い。

学校の周囲を車で1周する。

  せっかくなので、彼女が学生時代に友達とよく来たという「ビッグボーイ」で夕食。ここのハンバーグは「爆弾ハンバーグ」と同じで、レアのものを食べることが出来る。やはり、ハンバーグはレアが美味しい。

  彼女を武蔵浦和の駅へ送り届けてから、車を返却して私も実家へ帰る。一度実家へ荷物を置いてから、友人の家へ行き、婚姻届の証人欄に記入してもらう。ちょうど友人の彼女もいて、しばらくお喋り。私たちカップルを引き合わせてくれた2人に、ちょうど良いタイミングで今後に関する詳細を報告することが出来た。


9月20日(日)

2015年09月29日 23時01分37秒 | 2015年

  9時起床。朝一でスーパーへ行く。今日は私の30歳の誕生日なので、彼女が手料理でお祝いしてくれるそうだ。

  朝食は、ご飯、豚汁、きんぴらごぼうに、スーパーのお惣菜コーナーで買ってきたコロッケを追加。

  昼過ぎに家を出て、車を30分ほど走らせて着いたのが、ぶどう狩り農園。家から30分でぶどう狩りが出来るなんて、笠間は素晴らしい土地である。当初は30分1,000円の食べ放題にチャレンジする予定だったが、「絶対に元が取れないから、その分を買って食べたほうがいいよ」というお姉さんのアドバイスに従うことにする。人生初のぶどう狩りは、選ぶのに時間が掛かって、その間ずっと中腰だったので結構つらかったものの、期待以上にワクワクして楽しいものだった。試食と称して丸々1房巨峰を食べさせてくれたのにも驚いた。結局、巨峰3房と、シャインマスカットを1房購入。

入口の雰囲気は、とてもぶどう狩りが出来る場所とは思えない。

この中から選ぶなんて、かなり難しい。

看板娘も愛嬌たっぷり。

  大満足で帰途につく。農園の周りは、田園風景が広がっている。そんな中で一際目立つのが、彼岸花。ここぞとばかりに咲き誇っている。

  イエローハットに立ち寄ってマーチのオイル交換をしている間、待ち合いコーナーのテレビでローズステークス(G2)を見る。3歳牝馬クラシックの最終戦、秋華賞のトライアルレース。私が応援していた夏の出世馬、トーセンビクトリーが見事3着に滑り込み、本番の出走権を確保した。これで本番が楽しみになった。

  彼女の家のすぐ近くにある「笠間の家」なるところに立ち寄る。伊藤豊雄さん設計の建物で、陶芸家・里中英人さんの家だった(今は笠間市が所有し、ギャラリーとして開放している)。中にはカフェもある。笠間にこんなお洒落な場所があるとは知らなかった。

  帰宅し、彼女が料理をしてくれている間、ひたすらゴロゴロする。そして、いつの間にか寝てしまった。

  夕食は、手料理のフルコース。サラダ、グラタン、そしてスペアリブ。デザートには、私の大好きな笠間駅前の洋菓子屋「グリュイエール」で特注したというモンブラン(私が寝ている間に受け取りに行っていたらしい)と、先ほどとってきた葡萄たち。スペアリブがびっくりするくらい美味しい。ジューシーで柔らかく、いちから作ったソースとよく合う。ケーキには手作りのビスコッティのプレートがつき、最高のモンブランになっていた。ぶどうは、巨峰もシャインマスカットも甘さが体全体に染み渡る味。やはり、木で完熟させているぶどうは一味違う。これ以上ない料理に囲まれて、最高の誕生日ディナーになった。本当に、彼女に感謝である。

  正直なところ、最近は結婚に関するあれこれに気がいっていて、自分が30歳になるということにはあまり気が向いていなかった。しかし、こうしてお祝いしてもらったり、家族や友人からお祝いのメッセージを頂いたことで、当日になってようやく少し実感が湧いてきた。子どもの頃に思い描いていた30歳像に比べるとかなり幼いままだが、今になって何となくわかってきたのは、子どもの頃に思い描いていた「大人」には、おそらく今後もずっとなれないだろうということである。今の幼い精神性のまま、それを表面上取り繕う術を磨くだけで、ずっと年を重ねていくのだろうという気がする。ただ、聞くところによると、人は結婚して家庭を持ったり、子どもが出来たりすると、一気に責任感が増して成長(それを成長と呼ぶと仮定するとだが)するらしい。もし仮にそれが本当だとすると、今後、今よりも少しくらいは大人になる可能性もあるのかもしれない。それに期待して、30歳のスタートを切ることにしよう。