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「額縁入りで飾られていた」安倍元首相と旧統一教会幹部「密接写真」の衝撃「注目すべきは安倍さんの服装」

2024年09月19日 13時37分45秒 | 政治のこと


「額縁入りで飾られていた」安倍元首相と旧統一教会幹部「密接写真」の衝撃「注目すべきは安倍さんの服装」 (msn.com) 

「額縁入りで飾られていた」安倍元首相と旧統一教会幹部「密接写真」の衝撃「注目すべきは安倍さんの服装」

© SmartFLASH
「あの写真は都内の拠点に、額縁入りで飾られていたものです。教会に出入りしている人間なら、いくらでも複写できたはずですね」


こう明かすのは、旧統一教会の現役幹部だ。


総裁選の真っただ中の自民党に激震が走った。朝日新聞が9月17日付の一面トップで、安倍晋三元首相と旧統一教会の会長らが、2013年の参議院選挙の直前、自民党本部の総裁室で面談した際の写真を報じたのだ。
写真に写っている政治家は、安倍元首相と、当時首相特別補佐だった萩生田光一元経産相、実弟の岸信夫元防衛相。一方、教団側は、当時日本の教団会長だった徳野英治氏と現在の教団世界会長の宋龍天氏、さらに「国際勝共連合」の太田洪量会長と幹部2人だ。



朝日新聞の取材では、複数の関係者が、「教会側による自民党候補者の選挙応援を確認する場だった」と証言しているという。


先の幹部がこう続ける。


「安倍さんがブレザー姿でしょ。あれを見れば、永田町事情に詳しい人なら、日曜日だなとピンとくる。安倍さんは平日ならスーツ姿のはずですからね。


つまり、日曜日にわざわざ自民党本部に来て、教会側の幹部と面談したということです。ちょっと近くに寄ったからと空き時間に会ったわけじゃない。一国の総理が時間を作って会ったということ。教会には名誉なことだから、飾るのも当然なんですよ」


自民党と旧統一教会との関係については、これまで衆参を問わず、多くの国会議員が選挙で教団信者から応援を受けたり、教団関係のイベントであいさつや祝電を打ったりしてきたことが明らかになっている。


自民党は、議員個々へのアンケートを実施。この結果をもとに、茂木敏光幹事長が2022年8月、「党として関係部門に確認するように指示し、これまでいっさいの関係がないことを確認した」と断言していた。


しかし、今回の報道で、自民党総裁が党本部の総裁室で面談までしていたことが白日の下にさらされた。


「これで、自民党がもう一度、旧統一教会との関係性について追及されることは間違いないでしょうね。総裁選にも甚大な影響を与えそうです。特に、旧統一教会との関係性が指摘されている小林鷹之議員は大きなダメージをうけそうです」(政治担当記者)


誰が総裁になっても、説明責任が残るのは間違いない。









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旧統一教会問題「再調査にNO」、自民総裁選9候補が一致団結の衝撃

2024年09月19日 13時05分43秒 | 天候のこと

小川彩佳キャスターの質問に…自民総裁選の候補9人、全員だまりこむ「もう放送事故レベル」「党内で干されるんだろうね」ネット厳しい声(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース 




小川彩佳キャスターの質問に…自民総裁選の候補9人、全員だまりこむ「もう放送事故レベル」「党内で干されるんだろうね」ネット厳しい声
9/18(水) 18:10配信


小川キャスターが「新しい報道が出ている中で、ご自身が総裁になった場合に、教団との関係について何らかの再調査を行うという方がいらしたら、挙手をお願いします」と問いかけた。しかし、9人全員が手を挙げずに沈黙。



旧統一教会問題「再調査にNO」、自民総裁選9候補が一致団結の衝撃 (msn.com) 


旧統一教会問題「再調査にNO」、自民総裁選9候補が一致団結の衝撃
© アサ芸biz



自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との密接な関係性がクローズアップされたのは9月17日のこと。2013年の参議院選挙の直前、安倍晋三元総理と教団会長が自民党本部で面会していたことが、朝日新聞のスクープで発覚したのだ。公開された写真には、岸信夫元防衛相、萩生田光一前政調会長も写っており、自民党と教団の「組織的な関係」が浮き彫りになった。


同日に放送されたTBS系報道番組「news23」は9月27日に投開票を迎える自民党総裁選の9候補がそろってVTR出演。「政治とカネ」「若い世代への訴え」をテーマに討論を行った。討論会の終盤、朝日新聞の報道に触れて、小川彩佳キャスターはこんな質問をぶつけた。



「そこでみなさんにうかがいます。新しい報道が出ているという中で、ご自身が総裁になった場合に、教団との関係について何らかの再調査を行うという方がいらしたら、挙手をお願いいたします」
この問いに9人の候補者たちはダンマリ。手を挙げる人間は誰もおらず、気まずい沈黙が流れる中、小川キャスターは茂木敏光幹事長に「幹事長の立場としていかがですか?」と尋ねる。茂木氏は旧統一教会問題に関してはすべての議員を対象にアンケート調査を実施したと説明し、「アンケートを見て、私なりに『不十分じゃないか』という人には直接話を全員から聞きました。そこの中で調査をしましたけど、やっぱり漏れは出ていました。そこは常に修正をする」と述べて、「再発防止に向けた(被害者)救済法」を挙げた。「誰から見てもおかしいという事実が出てくればそうなんですけど、会っていて何が起こったかということは今の時点では私は確定できません」とコメントを締めくくったが、ネット上では《旧統一教会問題では9人が一致団結か》《誰が総裁になっても同じ》《茂木さんの調査は何だったんだ》などと怒りの声が相次いでいた。


「教団との関係の再調査について聞かれた9人の候補者がそろって『NO』を突きつけたシーンは多くの視聴者に衝撃を与えたようです。22年に自民党は全議員の点検作業を行い、379人のうち179人に何らかの接点があったことを確認。その点検作業の責任者を務めたのが何を隠そう総裁選候補の茂木氏。これまで再三にわたって教団と自民党の組織的なつながりを否定してきただけに、今回のスクープ報道で、調査能力に疑問符がつく形となりました」(メディア誌ライター)


裏金問題では「再発防止」を繰り返して逃げ切りを図ってきたが、旧統一教会問題の疑惑再燃で、改めて自浄能力が問われようとしている。







中日スポーツ
自民党総裁選候補9人


 自民党総裁選に立候補した9人が17日、TBSの報道番組「news23」に出演。キャスターの小川彩佳さんからの質問に対し、全員が沈黙する場面があった。


◆小泉進次郎議員の背後に映り込むのは【写真】


 番組には、立候補している茂木敏充幹事長、加藤勝信元官房長官、上川陽子外相、石破茂元幹事長、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境相、小林鷹之前経済安保担当相、高市早苗経済安保担当相、河野太郎デジタル相の9人が出演。自民党の裏金問題や若者への政策などについて、それぞれが語った。


 この中で、安倍晋三元首相が13年の参院選の直前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会長らと党本部の総裁応接室で面会していたとされる17日の朝日新聞の報道に絡んだ質問も。小川キャスターが「新しい報道が出ている中で、ご自身が総裁になった場合に、教団との関係について何らかの再調査を行うという方がいらしたら、挙手をお願いします」と問いかけた。しかし、9人全員が手を挙げずに沈黙。この件を問われた茂木幹事長は「もちろん誰から見てもおかしいという事実が出てくればそうなんですけれど、会っていて何が起こったかということは、ちょっと今の時点では確定できません」と答えるにとどめた。


 この反応にX(旧ツイッター)では「はい全員、アウト!」「もう放送事故レベル」「自民党はこれからも統一教会と繋がって行くという表明ですね」「ウソつき集団かと思ったら、実はとても正直な方々だったんだ」「日本を統一教会に売国したのでフリーズしてますって事じゃん」「再調査するとか言っちゃうと党内で干されるんだろうね」など、冷たい視線を集めている。










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ラーメン二郎インスパイアの弁当」がスゴい。背脂、ニンニクマシも可能!

2024年09月19日 12時06分39秒 | 食のこと

 ラーメン二郎といえば、関東を中心に展開している大盛りラーメンの雄。安くて腹がいっぱいになる、学生やサラリーマンの強い味方で、その味やボリュームに魅せられた二郎インスパイア系なるラーメン店も数多く存在する。 
無類の二郎好きが高じてインスパイア弁当に挑戦



1・31・2021

「ダイ二郎」(全トッピング)


 東京都足立区で弁当屋「ダイナマイトキッチン」を営む店主の柳さんもラーメン二郎のファンの1人。


「特にぶた(チャーシュー)にかぶりついたときの一口目が最高にうまい」と熱弁する立派なジロリアンだが、二郎好きが高じて、2019年秋にインスパイア弁当を生み出した。その名も「ダイ二郎」。肉だけで300gを誇るデカ盛り丼だ(税込850円)。 




「ダイ二郎は、自分なりに二郎の味を再現したくて考案しました。ほかの弁当屋が簡単にマネできない商品を作りたくて、特にチャーシューにはとことんこだわっています」 

多くのジロリアンからも支持を受ける「ダイ二郎」
 二郎に何度も通い、時には厨房を覗きながら見様見真似で作ったというチャーシューはバラ肉のブロックを3時間も煮込んで完成させる自慢の逸品。味付けにも徹底的にこだわっていて、数種類の醤油をブレンドして煮込んでいるという。煮込み具合と味付けのバランスは言うことなし。口の中でホロリととける肉は食べていて快感だ。


全トッピングで総重量は1kg超え

じっくり煮込まれたこだわりのチャーシュー

「チャーシューだけにこれだけ手間をかけている弁当屋はほかにないと思います。使う部位も弁当だとスープがなくてパサついてしまうのでバラ肉を使っていますし、トッピングができるように背脂も作っていますよ」
二郎系といえば欠かせない背脂も手作り

 トッピングとは、ラーメン二郎でおなじみの専門用語。好みに合わせてヤサイ、ニンニク、アブラ(背脂)、カラメ(ラーメンに使用するタレ)をトッピングできる。ダイ二郎も本家同様、ヤサイやニンニク、アブラを増せるのが嬉しい。ちなみに、無料トッピングをすべて入れると、総重量が1kgを超えるそうなので、注文の際には注意が必要となる。


このダイ二郎で一躍話題の弁当屋になったダイナマイトキッチンは2021年3月に7周年を迎える。サラリーマンとして20代を過ごした柳さんは30歳のときに一念発起。自身が大食いだったこともあり、大盛りがウリの弁当屋を開業した。 「サラリーマン時代、コンビニの弁当ではぜんぜん量が足りなくて、満腹になるには1500円ほど使っていました。それで手軽にお腹いっぱいになる店を作ろうと思って、誰もが手を出しやすい弁当屋をオープンすることにしました」
多彩なメニューが用意され、何度、来店しても飽きない
 ダイナマイトキッチンが店を構える場所は、最寄り駅から徒歩でおよそ30分。とても好立地がいいとはいえないが、それでも客足が途切れることはない。 「失敗はできないので、素人なりにリサーチは入念に行いましたね。候補の店舗を決めた後、半年間、その周辺に通って近くのコンビニやラーメン店の客層や数をチェックしました。大きな通りに面していて、車通りも多く、短時間なら駐車もしやすかったので、これならイケると判断して、今も場所を選んでいます」


唐揚げだけで600gオーバーの「デカ唐揚げ弁当」

圧巻のボリュームを誇る「デカ唐揚げ弁当」
 開店当時からの看板メニューは、今も人気の「唐揚げ弁当」(税込500円)。通常のサイズでも大きな唐揚げがゴロゴロ入って十分にボリューミーだが、「デカ唐揚げ弁当」(税込640円)は、唐揚げだけで600gオーバー。いずれもジューシーで、あつあつのご飯はもちろん、キンキンに冷やしたビールのお供にも最高だ。これにご飯がついて640円はかなりコスパがいい。 「正直、デカ唐揚げ弁当は儲けがほとんどありません(笑)。たくさん注文されるときついのですが、たくさんのお客さんに着てもらって喜んでもらえるなら、今の値段のままでもいいかなと思っています」


食欲をそそる「まかない丼」

人気メニューとして定着した「スペシャルまかない丼」
 カベ一面にはられたメニューの中でも、唐揚げ弁当とダイ二郎が不動の人気を誇っていたが、近年は「まかない丼」シリーズも人気が高く、ダイ二郎より売れることもあるそう。 「まかない丼はいくつか種類があるのですが、特に人気なのは『スペシャルまかない丼』(税込590円)です。ご飯の上に、甘辛く味付けした鶏のひき肉を乗せてマヨネーズときざみ海苔をかけ、唐揚げ2個とチャーシューを1枚つけたデカ盛り弁当になります」  

鶏のひき肉も店内でわざわざミンチにしていて、オイスターソースや豆板醤、コチュジャンなどで味付けした手の混んだおかず。甘辛い味付けはマヨネーズとの相性が抜群で、これだけでもご飯が進む。



次は燻製チャーシューに挑戦



「ダイ二郎」以外にもボリュームと味が両立した大盛り弁当が多数


 数々の人気商品を手掛けてきた柳さんだが、新商品の開発に余念がない。 「今も週に2、3回、大好きなラーメン屋を巡っているのですが、燻製チャーシューを作って弁当にしたいと思っています。手間や時間はかかると思いますが、僕の知る限り、燻製チャーシューを使っている弁当屋はありませんからね」  独創的なメニューと圧倒的なボリュームがまずは目につくが、味へのこだわりこそが多くのリピーターを生む弁当屋の秘訣のようだ。


▼店舗情報 ダイナマイトキッチン
東京都足立区鹿浜2-25-1
営業時間/9時30分~20時
定休日/無休
最新情報は公式ツイッター(@yyyaaa0219)で配信中



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恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

2024年09月19日 09時06分20秒 | お金のこと

銀行や保険会社の中には「日本人、特に70代以降のかたは金融機関のことを疑わない」という傾向を悪用して、本人のライフプランには不要な保険や金融商品を売りつける会社もあります。

3・12・2021

このようなことが起きているのかをファイナンシャルプランナー・安田まゆみ氏の『そろそろ親とお金の話をしてください 』(ポプラ新書)より解説していきます。なぜ


知識のない高齢者に金融商品は売るってどうなの?

もったいない、損をしたくない。これは私の口ぐせですが、お金のプロとしてはやはり、誰かが「しなくてもいい損」をしているのを見るのはつらいものなのです。 最近、気になっているのは、生命保険も含む金融商品です。2019年に、かんぽ生命保険が高齢の契約者に不適切な販売を繰り返していたことが発覚した時は、大きな憤りを覚えました。 

日本人、とくに70代以降の人たちは金融機関をあまり疑わないようですし、とくにもともと郵政の事業は国営だっただけに「かんぽ生命なら安心」と思っていたでしょう。そういう「信用」を利用したやり方に、他人事ながらとても腹が立ちました。

 実は、このかんぽ生命のような手口での販売方法は以前にもあり、初めてのケースではありません。そして、今回のようなことが今後も起こらないとは言い切れないと思います。 私は何も、金融商品がすべて悪い、高齢者を騙していると言いたいわけではありません。ただ、たとえ生命保険であっても「金融商品」を購入する際には、それについてのリスクを知って、慎重に検討してほしいと思うのです。 金融機関は、金融庁が認可した商品しか扱えないので、基本的に人を騙すような商品はありません。


ただ、万人向けの商品というものはないのです。投資に対して、的確な判断ができる人と、金融リテラシーが低く投資の判断力が弱い人がいます。購入する人に見合う商品かどうかによって、商品の持っているリスク以上のリスクを被る場合があるわけです。 残念ながら、その憂き目に遭うのはやはり、お金を持っている高齢者。 

たとえば、長年続けてきた定期預金が満期になるからと銀行の窓口に行くと、「定期預金の代わりにこういう商品があるんですよ」と投資信託や保険商品を勧められたりすることがあります。 投資信託は、基本的に元本保証のない金融商品です。金融リテラシーの高い人が自覚的に買うならいいでしょう。

しかし、金融知識もなく「ハイリターンだから」と勧められるまま(ハイリターン商品はハイリスクを伴う商品でもあることを知らずに)投資に手を出せば、1円も増えないどころか、元本割れする可能性は大いにあります。定期預金の代わりにはなりません。

銀行だって無条件に信用していいわけじゃない

ある相談者Nさんのケースです。銀行で、金利の高い定期預金と投資信託を抱き合わせた商品を勧められました。「100万円を定期預金にし、もう100万円で投資信託を始めれば、定期預金の金利を上げる」という「投資信託セットプラン」の商品です。

 「金利が上がる」と聞けば、誰だって「お、いいな」と思いますよね。Nさんも心が動きました。それでも大切な虎の子を預けるにあたって、本当に増えるのかどうか心配になり「投資信託がセットになっているのが気になって」とご相談に見えました。 その金融機関が配布しているチラシをNさんと一緒に精査してみることにしました。 定期預金は投資信託の購入金額以内になること、そして「円定期預金3か月もの年3.6%」と書いてありました。

Nさんは、「3.6%」だけを見て、100万円預ければ1年で利息が3万6000円になると思っていたのです。 チラシには、銀行の税引き後の利息計算も小さく表示されていました。 100万円を預け入れた場合の計算式として、

 ●100万円×3.6%×92日÷365日=9073円(税引き前利息) 
●9073円-1842円(税金)=7231円(税引き後利息) 

Nさんは、勘違いしていたものの、100万円預けて3か月で7231円の利息が得られるのであれば、やはりお得なのでは…と、この時点では心が傾いていました。


銀行や証券会社が手数料で儲けているということは…

チラシには「投資信託の購入金額には購入時手数料、消費税を含みます」とあります。つまり、100万円で投資信託を購入したとしても、100万円が投資額になるわけではないのです。さらに投資信託は保有している間ずっと「信託報酬」が引かれます。それも計算に入れなければなりません。 定期預金とセットで販売される投資信託の手数料は高く設定されている傾向があり、チラシには「購入手数料(最大)は、3.24%、運用管理費用(信託報酬)は最大年率2.052%程度」とありました。 

最初の1年間で考えれば、単純計算で100万円×(3.24%+2.052%)=5万2920円が、経費としてかかるということになります。つまり、最初に手にする7231円の利息収入などは、この時点で吹き飛んでいるわけです。

知識のない高齢者がうまく運用できるはずもなく…

(写真はイメージです/PIXTA)

運用成績が良ければいいじゃないかと思うかもしれませんが、毎年2%もの「信託報酬」を払って購入した投資信託でプラスになるような投信商品を見つけるのは、そう簡単ではありません。ましてや投資経験のない高齢者にとっては、トータルでプラスにすることは非常に難しいはず。その上、もし投資信託の分が元本割れしてしまったら、目も当てられません。

 投資ですから、気長に持ち続けていたら儲かることもあるでしょう。でも、本人は高齢者。いくら人生100年時代といっても、全員が100歳まで生きられるわけではありませんし、その途中で認知症を発症するかもしれません。そうなれば、お金を使う楽しみがなくなってしまいます。 繰り返しますが、はなから人を騙そうという違法な商品を、銀行で販売することはありません。ただ、こうした「定期預金+投資信託」といった商品が、はたして高齢者に「勧めてもよい商品」なのかは、はなはだ疑問です。商品自体は合法だったとしても、高齢者には、誤解を生むような複雑でリスクの見えない商品は、アンマッチではないか、というのが私の考えです。

 また、ここ最近は、銀行などの金融機関が、高齢者に貯蓄性の高い生命保険を積極的に勧めているような気がします。ご相談の中でもその話はよく出ます。 先日、姪御さんと一緒にお見えになった90歳のシングルの女性Sさんが、5000万円を超える一時払いのドル建て生命保険に、銀行で勧められるままに入っていました。ドル建ての商品は、銀行利息よりも確実に増えるという説明があったようですが、それはあくまでドルベースでのこと。 円に換えると為替の状況次第では元本を割り込んでしまう可能性があります。ドルベースで増えたからといって、為替をにらんで、「このタイミングで解約すれば保険料として払い込んだ原資は増える…」というような細かなことをやれる金融リテラシーがある方ではありません。


 Sさんはほかにも資産があり、その保険で増やさなくても、保険に払い込んだ資金を合わせれば、生涯使いきれないほどの資産の持ち主です。ですから、この加入した保険は、彼女にとって何も意味をなさないものなのです。Sさんの場合は、保険に入るのではなく、行き届いた介護を受けられる老人ホームへの入居金などに、その資金を使うべきでした。 そんな彼女の事情を顧みずに、銀行の保険代理店部門が販売したわけです。

「手数料稼ぎ?」という言葉が頭をよぎりました。 こうしたカラクリをすべて承知の上で、投資信託や保険商品を購入するのならいいのです。ただ、それが高齢者にとって理解しづらいものであったり、今後の生活にとって優先順位の低いものであれば、それはアンマッチであり、大切な貯えが目減りする危険をはらんでいるということを、知っておいていただきたいと思うのです。 安田 まゆみ



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緑の栗のイガです

2024年09月19日 06時05分11秒 | 日々の出来事
栗の実も熟します




7/27/2024
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