2022/03/02 10:49
普通盛りなのに1kg超え!?『そば処 たちばな』(さいたま市)の「カツカレーライス」を食べてきた
食楽WEBからの「埼玉カツカレー」の食れぽです。
https://www.syokuraku-web.com/bar-restaurant/83844/2/
普通盛りなのに1kg超え!?『そば処 たちばな』(さいたま市)の「カツカレーライス」を食べてきた
某有名カレーショップの普通盛りの場合、ライスとルーで約550g、某人気牛丼店の並盛りの場合約340g。だから、大盛りとか特盛みたいな注文をしないと1kgにいかないのが当たり前。しかし、埼玉のデカ盛り店は違う!
広告
カツ丼の器の大きさがラーメン丼サイズ、そして大盛りで頼んでないのにカツカレーがものすごいボリュームで出てくると人気の店があると聞き、向かったのはさいたま市にある『そば処 たちばな』。東武鉄道の七里駅、JR東大宮駅から徒歩各約30分の場所、地元で長年に渡り愛され続けているお店です。
店内に入るとテーブル席とカウンター席、そして小上がりの座敷席があります。席につき、メニューを見ると、噂の「カツカレーライス」を発見。メニューの横にはカレー類は中盛200円増、大盛300円増って書かれているのを見ると、大盛り注文が正解なのでは?
お店の人に声をかけてボリュームを確認すると、初めて食べにきた人はまずは普通盛りで食べるのがおすすめ、ということなので、「カツカレーライス」普通盛りを注文します。
これ本当に普通盛り!? 大皿になみなみとルーがかかった「カツカレーライス」1141g
「カツカレーライス」980円(税込・1078円)。初めてのお店では、お店の人の言うことをきちんと聞かないとね
待つこと数分、目の前にやってきたのは、大皿の縁いっぱいまでルーがかかった、衝撃の「カツカレーライス」。他の店なら特盛とかメガ盛りとか言っちゃうサイズ。早速計測です。直径28cmのお皿に高さはカツの一番上で約10cm、重さは1141g(器の重さを除く)。もし中盛、大盛で頼んでいたらどうなってた? そしてさいたま市見沼区の皆さんは、1kg余裕で完食できるポテンシャルを持った人が多いのかっ!?
早速一口。カレーは程よい辛さととろみ。どこか懐かしさを感じる、飽きのこない美味しさです。そしてカツは揚げたてサクッとカリッと。ルーの広がりで隠れているけれど、実はゴハンの量、結構ある。さすが1kg超え。でもカレーだと1kgっていけちゃう気がするから不思議。
溢れんばかりのカレールー、そして山盛りのゴハンとカツ。直径28cmのお皿に高さ約10cm。某カレーチェーンの2人前の量ってこと?
食べすすめているとお店の人から「ルーが足りなくなったら言ってね」とありがたいお声がけが。こんなにルーがあって足りなくなることあるんだろうか、と一瞬思いつつも、ゴハンの量、カレーに隠れているけれど結構ある。見た目で勘違いして、序盤にルー多めの割合で食べちゃうと、後半足りなくなるのかも? ちなみにライスが足りなくなった場合は追加料金がかかります。と言っても、この量があれば、足りないってことはまずなさそう。
「カレーの具はタマネギ、鶏肉、豚肉。カツは三元豚のロースカツだね。ゴハンは埼玉のブランド米「彩の輝き」。同級生がお米を作っていて、良心的な価格で卸してもらえるから、ゴハン大盛りができるんだよ」と店主。それは羨ましい! お米は1日で15kgほど炊いているそうです。炊飯前で15kgってことは、炊き上がりはもっと、ってことですよね。1合を150gと想定すると100合分炊いているってこと?
ライス、カレー、カツを一気に一口! カツカレーの醍醐味ってこの三位一体でしょ。幸せ~
以前、「カツカレーライス」の大盛りをはかったところ、大盛は1.8kg、そしてメニューには載っていない特盛は2.9kgだったそう。2.9kg、一体どんな皿で来るんだろう。普通盛で直径28cmだから、直径50cmぐらいのお皿? 2.9kgもあるカツカレーを税抜980円+300円で味わえるのは、かなりお得な気がします。ほぼ3kgってことは5~6人前。すごい。
そもそも、なんで大盛りになったんですか?「お腹いっぱいになったら嬉しいでしょ。餓死はあってもお腹いっぱいでは死なないからね」とニッコリ。店のメニューほとんどが大盛りだそうですが、「チャレンジメニューみたいなのはやらないよ。遊びはだめ」。もしどうしても食べ残した場合は、デリバリー用の入れ物につめてもらうことも可能です。でも「ほとんどの人が残さないね。量をわかっているから」とのこと。
「一緒にコロナと戦いましょう。みんな元気でがんばって!」(店主の大島浩二さん)
店がオープンしてから37年。中には親子3代で通い続けている常連さんもいるそうで、どの料理がどれくらいの量なのか、わかっている人が多いとのこと。だからこそ、初めてきたお客さんには「まずは普通盛りで」と声をかけているそうです。「いい大人なんだからね、身の丈で判断すればいいんだよ」。ごもっともです。
ちなみに一番人気はカツ丼orカツカレーのそば付きセット1000円(税込)。4割のお客さんがそば付きのセットを頼むそうです。確かにカツカレー単品だと980円。そば付きだと1000円と考えるとお得。ただ、1141gのカツカレーにプラスそばも入る、胃力が必要になると思われます。このセット、カツ丼・カツ煮・とんかつのいずれかひとつと、そばorうどんで1000円なので、うどん派の人はうどんチョイスもありですよ。
「カツカレーライス」の美味しさ、そして太っ腹なボリュームに圧倒された『そば処 たちばな』。次回は、ラーメン丼サイズの器で出てくるカツ丼が食べたいなぁ。もちろん1000円のセットにして。お腹いっぱいになれること確実なので、駅までの行き帰りはウォーキング決定。往復1時間歩けば、デカ盛りを思う存分楽しんじゃっていい気がする。待ってろカツ丼~!
(撮影◎小嶋裕 取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO
店名:そば処 たちばな
住:埼玉県さいたま市見沼区深作1-2-8
TEL:048-686-0943
営:11:00~14:00、17:30~23:00(L.O.22:30)※まん防期間中は夜~20:00(L.O.19:30)、アルコール提供なし
休:月曜、日曜ランチタイム
TEL:048-686-0943
営:11:00~14:00、17:30~23:00(L.O.22:30)※まん防期間中は夜~20:00(L.O.19:30)、アルコール提供なし
休:月曜、日曜ランチタイム
『ゴルゴ13』さいとう・たかをさん、すい臓がんのため死去 84歳 本人の遺志を継ぎ連載は継続へ
ゴルゴ13』などの作品で知られる漫画家さいとう・たかをさんが、すい臓がんのため24日午前10時42分に亡くなった。84歳。なお、さいとうさんの生前の遺志により、『ゴルゴ13』は今後も、さいとう・プロダクションや脚本スタッフなどが協力し連載を継続することも発表された。
【写真】
「…だが、物語は続く。」『ゴルゴ13』連載を継続することも発表
『ゴルゴ13』を連載中のビッグコミック編集部は「本誌にて『ゴルゴ13』を連載いただいております劇画家のさいとう・たかを氏が、2021年9月24日 膵臓がんのため逝去されました」と発表。
「氏には創刊の年から53年続く看板連載作品『ゴルゴ13』のご執筆のほか言葉に尽くせにお力添えを賜りました。生前のご功績に心から賛嘆と感謝を申し上げ、謹んで氏のご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
さらに「だが、物語は続く」とし、さいとうさんの遺志をついで『ゴルゴ13』の連載を継続することも発表。「さいとう氏は生前から「自分抜きでも『ゴルゴ13』は続いていってほしい」という、いわば分業体制の究極とも言えるご希望を持たれ、さいとう・プロダクションを、そのような制作集団として再構築されました」と説明した。
その上で「今後は、さいとう・たかを氏のご遺志を継いださいとう・プロダクションが作画を手がけ、加えて脚本スタッフと我々ビッグコミック編集部とで力を合わせ『ゴルゴ13』の連載を継続していく所存です。どうか今後とも、ご愛読ご声援をよろしくお願いいたします」と呼びかけている。
さいとうさんは1936年11月3日生まれ。和歌山県出身。1955年、『空気男爵』で漫画家デビュー。1968年「ビッグコミック」創刊号にて『探し屋はげ鷹登場!!』を連載。同年、同誌にて『ゴルゴ13』の連載を開始し、同作で第21回小学館漫画賞、日本漫画家協会賞「大賞」、第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。
2003年に紫綬褒章、2010年に旭日小綬章を受章。2018年には『ゴルゴ13』連載50年、2020年には画業65年を迎えた。
なお、葬儀は新型コロナウイルスの状況を鑑み、親族のみで執り行われた。ビッグコミック編集部によると、お別れの会などは今後の状況を踏まえ検討するとしている。