いすみ鉄道ファン

皆様方のご来訪をお待ちしています

いすみ鉄道をテーマに 大多喜高校「明善祭」

2008年06月21日 | 応援する人達・いすみ鉄道
今日は、いすみ鉄道に乗って千葉県立大多喜高校へ行こう!!

大多喜高校『明善祭』

『明善祭』とは、文化祭のことです。

一般公開 平成20年6月21日(土)9:30~14:30

テーマ  We ISUMI LINE 

①「明善祭 いすみ鉄道利用促進キャンペーン」
いすみ鉄道を利用して、明善祭・21日に来校してくださった先着100名に、
ちょっぴりプレゼントを差し上げます。

②社会部・生徒会 
 いすみ鉄道や全国の第三セクター鉄道について展示を行います。
 社会部作成オリジナルDVD上映など

③1年D組
 いすみ鉄道に関する展示を行います。
 ゲストに、いすみ鉄道社長 吉田平さんをお迎えしてディスカッション。

どのクラスも『いすみ鉄道』を意識した内容となっています


いすみ鉄道 紫陽花情報(6月17日現在)

2008年06月20日 | いすみ鉄道・地域情報

6月17日紫陽花情報です。

もうすぐ満開ですよ~~!

紫陽花の中を走るいすみ鉄道 

  国吉駅  

 

  小谷松駅  

 

  西畑駅   貸切列車

今週末は雨らしいですが、雨の中に咲く紫陽花も素敵です。

こうして、いすみ鉄道を並べて見ていると、moka(モカ)の、いすみ鉄道をイメージして作った曲『黄色い列車』がCD化されるのが楽しみです

写真は、tassさんと身不知柿さんからお借りしました。


いすみ鉄道 城見ケ丘駅

2008年06月20日 | いすみ鉄道・お知らせ・企画

6月17日現在

大多喜駅と上総中川駅の間に建設中の 

いすみ鉄道の新駅 『城見ケ丘駅』 の情報です 

当初7月1日開業予定でしたが、着工がづれた関係と鉄道特有の調達材料の納期の関係でちょっと遅れて、8月中旬(お盆前)をめどに進めているそうです。

 楽しみですね

工事関係の方達も、暑くなってきたので大変ですけど、頑張ってください


いすみ鉄道 『全国秘境駅ファイル』がDVDに

2008年06月16日 | いすみ鉄道・各種メディア登場
「秘境駅のDVDが出た!!」

大多喜町でその話題になりました。
「どうして、そういう情報を知っているのか?」
「秘境駅って誰が、決めたのか?」質問etc

再度HPを紹介。
全国秘境駅ファイル

以下、久我原さんが教えてくださった説明をコピーしま~~~す

3月に秘境駅久我原で下車したのを目撃されてから、ジャンヌさんに「久我原」と命名されてしまいました。

で、今日はなんの用事かというと、牛山さん(秘境駅の命名者)のホームページを見ていたら、僕がいすみ鉄道に乗るきっかけを作ってくれた「全国秘境駅ファイル」がDVDになったとのことなのでご紹介です。

3巻セットで1巻目に秘境駅「久我原」が登場します。 写真見ればすぐ分かりますよね。

(ちなみに僕は牛山さんとも発売元ともなんの関係もありません。一視聴者としての情報提供です。)


久我原さんでした

この秘境駅サイトは人気があるので、久我原(地名)の方達、おもてなしの準備はいいでしょうか?

スマイル・スマイル ???

秘境駅だから、誰もいてはいけないのかな?・・・(*o☆)\バキッ!

いすみ鉄道・身不知柿さんからのエール

2008年06月16日 | 応援する人達・いすみ鉄道
身不知柿さんからのメッセージです

いすみ鉄道沿線の風景が気に入り、神奈川から東京湾を渡って年に数回訪問させていただいている者です。
皆様の楽しいやりとりにちょっとだけお仲間にいれていただきたく、書込みさせていただきました。
いすみ鉄道、色々と難問を抱えているようですが、あの黄色いレールバスが何時までも走り続けてくれることを願ってやみません。

「たけゆらの里おおたき」で売ってる地元野菜、格安でとっても美味しいですね。
我が家はすっかり沿線ファンになっています。

何かの縁で巡り遭えたいすみ鉄道、個人で協力出来ることは限られていますが、少しでも大多喜町でお金を使うことや、記念グッズを買ったり菜の花オーナーになることなどで力になれればと思っています。
来週末はカミさん同伴で再訪予定です。

ガンバレ、いすみ鉄道!

身不知柿さんからのメッセージでした。
http://misirazugaki.blog31.fc2.com/
6月13日ブログをご覧ください。写真が綺麗です


いすみ鉄道・おとGさんからのメッセージ

2008年06月16日 | 応援する人達・いすみ鉄道
おとGさんからのメッセージです

みなさん、こんばんわ。
先週、身不知柿さんと小谷松駅にいたGさんです。

今日は、上総中川駅などで草刈り行われておりましたね。
い鉄はボランテイアさん達に支えられていることが良くわかりました

短文、失礼いたしました。(__)


おとGさんのHP http://kimama.autokt.com/
6月15日をご覧ください

掲載写真は6月14日(土)大多喜高校マンドリン・ギター列車です。



いすみ鉄道 6・7事件

2008年06月13日 | いすみ鉄道に乗って
久我原さんのレポートだよん

いすみ鉄道、6・7事件

6月7日、いすみ鉄道で開催されているホタルウォッチングトレイン」に行ってきた。スケジュールは次の通り。

大多喜駅18:48発 → 最寄り駅(秘密) → バスでホタル生息地へ → バスで最寄り駅(秘密)へ → 大多喜着20:49 → 大原着21:26

私は乗り鉄の自覚は無いが、旅は鉄道派だ。
当然今回も鉄道で行きたかったが、このスケジュールだと家に着くのは11:30をすぎてしまう。
帰りの事を考えると今回は仕方なく車で大多喜まで行って、大多喜から列車に乗ることにした。
いすみ鉄道仲間のジャンヌさんから午前中勝浦のカツオ祭りに行かないかとお誘いを受けたが、妻がたまった用事を片付けたいというので、午後からのんびりとホタルウォッチングトレインに間に合うように出発することにした。

京葉道路を経由し、途中モスバーガーで軽く昼食をとり、大多喜街道で大多喜へと向かう。
この軽い食事が後に我々に軽いダメージをあたえることになる。

大多喜街道は大多喜に向かって、登っていくという自覚があまりないままに緩やかに坂を上り続け、大多喜に入る直前でヘアピカーブの峠道を急激に下る事になる。緩やかな上り坂の先に視界が開け大多喜の町が眼下に見える瞬間は良いものだ。妻も、
「この坂に来ると大多喜に来たって言う感じがする
とすっかりリピーターになってのコメントである

ホタルウォッチングトレインが出発するまで特に予定は無い。どこかでジャンヌさんに会えれば合流するだけである。とりあえず、竹ゆらの里に行き、噂のアイスクリームを食べた。    濃い!!

妻と私はひとつずつあっという間に平らげてしまった。何か、みやげになるものは無いかと物色してみたが、時間は2時過ぎで、野菜中心の物産は品数が少なくなっていた。

とりあえず、私の旅はとりあえずが多いが、今回はあじさいとホタルが目的なので、tassさん情報により小谷松駅のあじさいを見に行くことにした。しかし時期が少し早かったようでちょぼちょぼであった。しかたがないので大多喜駅に向かうことにした。

大多喜駅前の無料駐車場にはホタルウォッチングトレイン駐車場という立看が!多少スペースがあるもののほぼ満杯状態。

へぇ、結構お客さん来てるんだな、とこのときはその程度のノンキさであったが、、、。
ジャンヌさん、同行のわかこさんとハイジさんとは渡辺家の前で出会った。彼女達グループは自転車なので、ホタルウォッチングトレインの時間まで別れて、私たち夫婦は徒歩で大多喜の城下町を散策することにした。

まあ、町としては狭い町なので30分ほどでさっくりと廻ってしまった。私たちの感想は、城下町の雰囲気としては悪くはないが、何となく寂れている。と言うところが正直な感想である。所々、観光地らしく手直しをしているところもあるが、土産物屋も喫茶店もないので足を止める場所が少なく、あっという間に駅に戻ってきてしまった。
今回は豊の鶴酒造で良ければ地酒でも買ってみようかと思っていたが、建物は国指定登録有形文化財になっているもののどこで販売しているのかよく分からなかった。
ただ、この豊の鶴酒造の前で地元の高校生が「こんにちは」と挨拶をしてきたのはちょっと驚いたけど、気持ちが良いものであった。

さて、5時過ぎに駅でジャンヌさん一行と落ち合い、有家で早めの夕食を取ることにした。ところがである。

有家の前では主人らしき人物が立ち話をしている。そういえば少し前に通ったときも店の前にいたような気がする。店に入ろうとすると、
今日はもう売り切れです。ホタルでこんなに人が集まるとはねえ。」
と。、、、!!で、有家の通り向こうのそばやの人も、
今日はなんでこんなに人が多いのか不思議だったんですよ。」と。、、、!!

不思議に思ったのは我々だ!!ホタルウォッチングトレインの認知度は地元では低いのだろうか?
仕方なく、近くのセブンイレブンに行ったが、ご飯もの、サンドイッチ類は全て売り切れ、残っているのは麺類と菓子パンほど。ああ、昼をモスで簡単にすませたことが悔やまれる

さて、駅に戻るとわらわらと人が集まりはじめ、満杯状態の駐車場のさらにその隙間に車が増えている。
大多喜は今回で4回目だが、こんなに人の多い大多喜は初めてである。

そこへカメラを持った男性がジャンヌさんに声をかけてきた。謎の人物tassさんである。ついにここで正体を現すことになった!!

大多喜に詳しいtassさんもこんなに人の多い大多喜には少々びっくりの様子。
人はさらに増え続け18:48発の列車到着直前にはホームは人であふれかえり、駅舎の外まで行列になる始末。
地元の高校生が「ありえねぇ~と叫んでびっくり。
本当にこれだけ乗れるかな~?心配になってきた。
何人かの高校生が駅から出てきた。あきらめたのだろうか?いすみ鉄道のヘビーユーザーである彼らには誰よりも乗車する権利があると思うのだが、なんだかかわいそうな気がする。

おそらく、いすみ鉄道側もこの事態は想像できなかっただろう
いや、我々も、トンカツ屋も、そばやも、セブンイレブンも想像できなかったのでこの始末だ

2両編成の列車が大多喜駅に到着すると急遽1両増結して、3両編成に。それでも朝の通勤ラッシュ並みの混雑。

鉄道職員が「お客様にはご迷惑をおかけしますが、私たちもパニックです。車輌もこれ以上はありません。」と言っていたのは笑えたが、彼らも真剣だったのだろう。

職員が乗客に「できるだけ奥に詰めください。」と指示をしているところ、私の妻はひょいひょいと奥に入って行ってしまい私を手招きしている。妻のところにたどり着くと誇らしげに「こんなの総武線のラッシュくらべりゃたいしたこと無いね。」と言った。さすがである。途中、秘境駅久我原にも停車したが、車内放送で「久我原に到着」とは言うものの、列車はホームに入りきれなかったのか、私が乗った車輌は山の中に突然止まったような感じだった。

さて、列車はホタルの群生地最寄り駅に到着し、そこからバスでの輸送となるが、小湊バスが急遽大増発してピストン輸送。

やっとの思いでホタル群生地に到着したが、まだ薄明るくホタルの明かりは見えない。、、、、大丈夫だろうか、乗客も職員もあれだけ苦労をしてたどり着いたのに、ホタルを見ることができなければ暴動が起きるだろう。

…………としばらくすると、んっ?かすかに川向で何か点滅したような??
時間がたつにつれ、点滅は増え、その点滅が次第に空中を浮遊しはじめた

記憶する限りでは自然の中でホタルを見たのは初めてだ
見慣れているだろう人が「なんだ、思ったより少ないな。」と言っていたが、都会人(?)の私にとってはすばらしい光景だった。
いや、多くの目撃者は感動したはずである

予定では帰りも鉄道1本だったが、急遽大多喜駅直行バスが設定され、大多喜までの便は列車とバスの2本立てとなった。帰りはホタルが見られたのとバス便が増設されたせいもあってか、行きの乗客の殺伐とした雰囲気は薄らいだようだ。うれしいことにバスの乗車整理をしていた竹の子堀の恩人アキオさんに会うことができた。これで、4月に大多喜でやり残したことは完了した。私たちも帰りはバスで帰ったが、ジャンヌさんは「バスは小湊鉄道なのよねぇ。」と少しくやしそうだったいすみ鉄道にはバスないしなあ。

おそらく、いすみ鉄道始まって以来の乗客数だったのではないだろうか

異常事態の連絡を受けてか、別の会合に出席していたはずのいすみ鉄道の吉田社長が大多喜駅で乗客を出迎えていた。うれしそうだったが、課題も色々あるんだろうな。6月14,15日ともう一度週末がやってくるが、いすみ鉄道・大多喜の底力を発揮していただきたいものだ。

帰りはジャンヌさん一行も私の車に乗り込み蘇我まで行くことになった。
帰りの車中、地元の方からジャンヌさんに電話があり、

「久我原さんの奥さんにも代わります。」というと、妻は「いや、私は…..」と困ったそぶりを見せていたが、電話に出るや「久我原の妻です。と場を読んだ挨拶をしていた。

おまけに、おそらく「遅くなって大変でしょう。」と言う様なことを言っていたのだと思うが、「大丈夫です。飲みに行くときはもっと遅いですから。」と返答したのには、さすが私の妻であると冷や汗の出る思いであった

今回の出来事を目撃できて本当に良かったと思う。

い鉄サポーターズの間では語りぐさになるだろう。


さて、感激のままに又、長々と書いてしまったが、もしここに迷い込んできてしまった人は呆れることなく次回の私の独り言におつきあいいただきたい。

えっ?もう、うんざりだって?

まあ、まあ、そういわず。次回は撮り鉄の友人Kと仲野屋でのバーベキュー大会の予定です

いすみ鉄道・ 大多喜高校『マンドリン・ギター列車』

2008年06月13日 | 応援する人達・いすみ鉄道
千葉県立大多喜高等学校マンドリン・ギター部の皆さんが、いすみ鉄道車内で『マンドリン・ギター演奏』を行います
一生懸命練習していますので、是非いすみ鉄道に乗って聴いてください

「いすみ鉄道」の存廃は「大多喜高校の存続」にかかわる大問題です。
大多喜高校生徒会や、いすみ鉄道対策委員会が中心となり「大多喜高校生の足」である「いすみ鉄道」を守り育てるために「演劇列車」「ブラスバンド演奏列車」「駅の清掃や車両清掃ボランティア」などの運動を実施しています。


マンドリン・ギター列車について

内容:列車内でマンドリン・ギター部(9名)が演奏を行います。
   演奏内容詳細は 千葉県立大多喜高等学校へ
   電話 0470-82-2621 

日時:平成20年6月14日(土)

   大多喜駅10:13→ 上総中野駅10:33着 10:42発
   →大多喜駅11:06発→大原駅11:33着 11:46発→大多喜駅12:15着
   全行程2時間 *通常の列車に連結して演奏を行います。


お昼は、マンドリン・ギタートレイン、
夜は、 ホタルウオッチングトレイン  
一日フリー切符(1,000円)があれば何度でも楽しめます


私、ジャンヌは大多喜高校の卒業生です。
いつ卒業したのかも忘れる程前のことですけど、こんな素晴らしい後輩を持って自慢です
私は、3月の菜の花エコフェアーの時、演奏を聴きました。
演奏だけでなく、初々しいギャグも面白かったよ
一緒に頑張ろうね


カテゴリー「いすみ鉄道・応援する人達」に、倫理法人会さんからエールがあります

メッセージは、アクスコ倶楽部 伝言板へお願いします。

いすみ鉄道~心ある方へ~

2008年06月12日 | 応援する人達・いすみ鉄道
鴨太郎さんから【いすみ鉄道に関して(長文失礼)】 

 ジャンヌさんの奮闘により、(吉田社長も大変そうですがお二方ともお身体にお気をつけて)大原や岬近辺の情報もだいぶ集まって来ました。ブログの性質上、時系列の面白さの反面地域情報を整理しての閲覧が難しいかも知れません。WIKI等も検討されると宜しいのでは無いでしょうか。いすみ鉄道周辺の観光情報を簡単に印刷出来れば、実際に行かれる方が増えると思います。
 さて、皆様が盛り上がる中を水を差す発言が多いカモ知れませんが。いすみ鉄道を取り巻く環境は、銚子電鉄ほど単純では有りません。
 一つには、文化、民俗性の異なる広い面積の自治体が関っていることです。主な出資者でも、千葉県、大多喜町、いすみ市(旧大原町、旧夷隅町、旧岬町 それぞれ分庁舎に割拠状態)、御宿町、勝浦市と旧夷隅郡市の各地域に跨っております。
海岸部には江戸時代から流入した紀州系の方々が多いのが銚子から白浜までの特徴です。しかし、一宮、大原近辺は従来の房総近辺の漁師だと言われています。
また、農村部は平将門以来の武家のバックボーンを支えた人々の末裔で源頼朝が三浦半島から逃げてきたのを助けた名族を生み出したエリアでも有ります。

 方言や習俗が異なり、また千葉には珍しく交通の便の悪いエリアでも有って一体感の醸成が難しいのです。銚子のことで勝浦に援助を求めるのは容易ですが、大多喜のことで勝浦に援助を求めるのは難題です。
 また、大多喜町は千葉県最大の町で有り、それと共に世が世ならの気分の強い所です。東北で言えば会津の様に明治維新負け組みなので不遇をカコッテ来た歴史と共に、それでも多くの県施設を誘致する強引さが有ります。良くも悪しくも大多喜の城(本丸)と大多喜高校(二の丸)が大きく価値体系に染み込んでいます。ドライブイン十万石の大名膳の張り紙に”家来共よ云々”のキャッチコピーが有って違和感を感じますがその精神性が他地域との連携を阻んでおります。
 上下分離方式を県庁にゴリ押ししたのは私ですが、飽くまでもバス代替案との不公平性から無理押ししただけなので(バス転換か全額補助かの二択の間を作った)実際下部分の7000万円/年を周辺自治体が出資割合に応じて分担するのは先々無理が有ります。もっと、インフラ部分の不合理な出費を制限すると共に負担させられる自治体にメリットが有る様な鉄道で無いと、仮に4000万円/年を確保しても頓挫する可能性が有ります。財政の厳しいいすみ市がシャトルバスを増発して行きますが、本音として廃線による出費削減を狙っている可能性が有ります。
 さりながら、逆から考えればこのエリアは山間部から海浜部、湾入している外海や多くの景勝地を抱えた一大観光地として捉える事が出来ます。文化性も多彩であり、ある意味日本の縮図なのです。本多忠勝公も宜しいですが、出世観音に見られるように頼朝がこのエリアを足がかりに全国を制覇した土地でも有ります。多くの文人が愛した温暖で景色の良い景勝地でありながら、いつか忘れられて人が足を向けなくなった場所です。一つには、甘えも有ったでしょう東京から近くホッテオイテモ客は来る。また、千葉県人特有の暢気な所や漁師町の荒い言葉も良くなかったのかも知れません。もう一度、磨きなおして宣伝をして都心や国際空港に最も近い観光エリアを活性化するのは如何でしょうか?

 い鉄存続には利益を4000万円/年以上積む外に地域活性化への起爆剤として周辺自治体が潤う事が何よりも必要です。

 大多喜の様に官が一生懸命後押ししてくれると、思わずそのペースに引き込まれますが。いすみ鉄道の最大のキーパーソンはいすみ市です。また、官主導で成功した街おこしは無いと言われるように民主導で考えないとコスト面でもその他の面でも上手くは行かない物です。

 銚子電鉄関連で関東運輸局にネジ込んだ時に、国交省が発表してた上下分離をうまく使ったつもりが、インフラ部分は税金で出るんだからと関係者の多くが胡坐をかき出したのに自縄自縛な今日この頃です。

(写真:上)難攻不落を誇った万木城跡の展望台  


=====銚子電鉄といすみ鉄道は違うのか?=======

(写真:下)前者は私鉄(貧乏)で後者は三セクですが。
 どうも大多喜の方と話していて違和感を感じて居たのですが、前者は民間で後者は官営で偉いと思ってる節が有りますが。その時代錯誤は別にして。

 ”ぬれ煎餅買ってください電車修理代を稼がないといけないんです”の迷キャッチコピーを社員が苦し紛れにHPに書いたら。ネットで救援騒動が発生し、オンラインショップに1万件を超えるオーダー(=入金)が入りぬれ煎餅工場を終夜操業に、お菓子業者によっては休業に(疲労のため)、連日のTV報道でさらに加熱する中を国土交通省からの設備改善命令と絶対絶命の大ピンチを切り抜けた銚子電鉄が無ければいすみ鉄道も再生会議の方向どおりバス転換への道を辿ったでしょう。赤字ローカル線が補助を受けられなくなり廃線が立て続けに起きていたのが一昨年でした。結局利根川対岸の鹿島、日立は無くなったわけです。”鹿島さんも無くなったのに私どもは残れて申し訳無い”と感慨深げにおっしゃっていた専務のお言葉を覚えています。

 さて、何故銚子電鉄には救援の手が差し伸べられたのでしょうか。一つは、鯛焼き売って空いた餡子の缶詰までチリトリにして売ると言われる銚子電鉄の体質。薄給どころか給料出てないのに電車を走らせるために苦闘している職員(未だにボーナスも残業代も出ません)。ヨタヨタの電車(新車買ったことは無いし)。そのとき世論が逆転劇を支援したのです。
 どこかの鉄道会社の事は、ここでは羅列しません。

 銚子電鉄の職員は皆地元で、入社してから車掌も整備も運転士もその他の仕事もこなせる電鉄マンです。本社業務(?)の人間も運転資格を持っています。よく言えば臨機応変にお客が増えれば持ち場を離れて電車の増結とポイント操作に走ります。ぬれ煎餅の機械にしても自分達で整備して街の業者に部品頼んで直します。苦手と言えば事務仕事位でしょうか。
 銚子電鉄の廃線は、ある意味普通の流れでも有ったでしょう。
 少子化による通学客の減少。
 銚子駅前の商店街の衰退。
 観光客の減少。
 しかし、それを促進する事件も背景に有ったのも現実です。銚子電鉄を買収した工務店の自己破産に引き続き、前社長の横領。更に追い込みをかける行政。孤立無援で、罪の無い鉄道を守ろうとしていたのは24名の社員さんと同数のパートさん(ぬれ煎餅製造販売等)。一気に廃線にたたみ掛けようと、シャトルバス運行(銚子の話ですよ どっかの市では意図は判りません)、国土交通省への垂れ込み。厳しい冬の時代でした。
 市からも国からも叩かれて青息吐息の鉄道は、一般の方の善意と身を粉にして働く社員さんの汗で走り続ける事が出来ました。

 さて、い鉄に不足している要素は何でしょうか。
 銚子電鉄は、観光面では恵まれています。電車は30分に一本往復で運転しているし。各駅から歩いていける所にいろいろな名所が有ります。千葉DCという神風も吹きました。
 私は、思うのですが。今一歩社員さんが踏み込んでお客さんと接したら、また変わって行くのかもしれません。

 
写真:下は、昭和30年代の車両を使う小湊鉄道といすみ鉄道(上総中野)