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【ISOWA PRESS】

ISOWA発、お客様、業界関係者様にお送りさせていただくメールニュースです。
お仕事の合間にお気軽にお読み下さいませ。

第258号:『海外の段ボール工場のコロナ対策及び段ボール市場におけるコロナの影響について』

2021年07月12日 | Weblog
皆様こんにちは。海外Sの三枝です。

コロナ禍の中、皆様は社内のコロナ対策をどのようにされているでしょうか。
何を行ったとしても万全ということはなく試行錯誤されているのではないでしょうか。

今回、海外の段ボール会社様でのコロナ対策をISOWA AMERICAスタッフ及び韓国代理店より
情報を貰いましたので皆様にご紹介させて頂きます。

ご参考になりましたら幸いでございます。

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アメリカのA社様
工場入場の際に入場者の住所を書く紙が工場入口に置いてあります。
入場者は必要情報を記入しないと工場の入場を許可されません。

↓工場入口にコロナに関する注意書きを貼ってあります。入った後に除菌シートが設置されています。

↑訳)このドアを通って入場したら除菌シートで手を拭かなければいけません。



↓休憩スペース前に消毒液と除菌シートが設置されています。




↓休憩室のドア、工場に戻るドアにも注意書きの張り紙やラミネートが貼られています。

訳)頻繁に手を洗いましょう。くしゃみ、咳をするときは手で覆いましょう。
  体調が悪い時は、家で休みましょう。


訳)製造エリアに入る前に除菌シートで手を拭くこと。

↓トイレ内外にもジェルタイプの消毒液が設置されています。


↓工場内にもスペースがあれば消毒液が設置されています。


上記のようにお客様工場内の至る所に注意書き、消毒液が設置されており、
工場勤務者、来場者はコロナ対策の意識づけがしっかり行われるようです。
一方、アメリカの街中では2か月前と比べるとマスクの着用義務は大分緩和されており(州によって状況は異なります)、
マスクをしている人の方が珍しいような状態だそうです。
人の慣れは怖いものですね。

韓国のA社様
↓入場時、守衛の方が体温を計測し、熱がない人のみ入場できます。


↓食堂では席がすべてアクリル板で仕切られています。
またスタッフの食事する時間をズラして感染予防に努めているそうです。


↓食物の取り分けはビニールの手袋を着用して行います。


事務所ではお客様が定期的に換気をおこなっているとのことです。
工場内では定期的に国から無償提供された消毒液を散布しているそうです。
日本政府も消毒液の支給を検討してほしいですね。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
如何でしたでしょうか。
検温、消毒液設置など実施していることは日本と変わらないと感じました。
ただ弊社アメリカ駐在員や韓国出張者に確認すると日本のお客様工場より来場者への
ルール遵守要求がしっかりしているという答えを聞きました。
一方、ワクチン普及率の関係からマスクをしていない人が散見されるなど街中の様子は
日本よりも緩んでいるようです。

弊社では社員と社員の家族、弊社社員が訪問させて頂くお客様のため、毎日社員の検温を
行っております。また社内の打合せ用テーブルすべてにアクリル板を設置し、
打合せは15分以内というルールを設けています。感染しない、感染させないという考え方を基本として
気を緩めることなく感染対策を実施し一日でも早く安心できる日常が戻るように努めて参りたいと思います。

皆様の会社で何か良いコロナ対策を実施されていましたら弊社営業、サービススタッフに
ご紹介頂ければ幸いです。

今回ご紹介したアメリカ、韓国の段ボール業界の市況状況ですが両国ともeコマースの需要が増えて
段ボールの需要は右肩上がりで増えており弊社のお客様の設備意欲は非常に高い状況です。

コロナ対策を徹底した上でこのお客様の非常に高い設備意欲にお答えできるようご提案をして参ります。


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「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
ご要望を記事にしていきたいと思います。

ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

第257号:『創立百周年記念誌『世界の段ボールビトを幸せに』 ~制作メンバーこそこそ話 Part2~』

2021年06月14日 | Weblog
こんにちは、国内セクションの犬居です。

前回から引き続き、
今号では、創立百周年記念誌全体の監修・出版を担ってくださった
Kさんの声をご紹介します。

・文屋 Kさん(全体の監修・出版)
⻑野県の小布施で文屋という出版社を経営されているKさん。
ISOWAの現監査役である高橋さんのご紹介でISOWAとの
お付き合いが始まり、今回の記念誌の監修と出版を手掛けてくださいました。
(磯輪日記はこちら↓↓↓)
https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/ed81ff3df8c23af5ad74418cd484c4eb
(文屋様ホームページ↓↓↓)
https://www.e-denen.net/


写真中央

********
「お尋ねします」
2020年6月27日(土)
磯輪英之さんから、このタイトルのメールを受け取りました。

このお便りが、2021年3月31日(水)10時にこの記念誌を納品するまで、
9か月あまり続く、「編集劇場」の幕開けとなりました。
最初のメールの2日後、磯輪さんに向けてわたしはお返事しました。
磯輪さんのお許しをいただきましたので、
2人の記念すべきやりとりをご紹介いたします。
文中の★は、インラインで書いたわたしからのお返事です。

(引用、ここから)
****************
磯輪 英之樣へ
おはようございます。お世話になっております。
いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。
抜けるような⻘空の信州小布施です。
お便りをくださいまして、ありがとうございます。
以下、★にてお返事を申し上げます。

2020年6月27日(土) 17:19 Hideyuki isowa
木下さん
こんにちは。
今日、65歳になった磯輪です。

★おめでとうございます。お若い!

木下さんにお尋ねします。
わが社の100周年を記念して、このプロジェクトを通じて
メンバーがどんなインプットでどんな気づきがあって、
どう変化したか、それを誰がどう支えたのかを
ノンフィクションのストーリーとしてまとめています。

★すてきな企画ですね。

それを小冊子化しようと思っていますが、こういう範囲は
文屋さんのビジネスの範疇ではないのでしょうか?

★数ある出版社の中から、こうしてお声かけをいただいたことに、
心よりうれしく、感謝を申し上げます。ありがとうございます。
そして、世界一社風のいい会社づくりを目指す御社の
尊い節目の事業に参画させていただけるのでしたら、
ほんとうに光栄に思います。
できればもうすこし、磯輪さんの想いをお教えいただきたいと思います。
御社の百周年記念事業が、みなさんの明るい笑顔とともに成功して、
つぎの、さらに末広がりの一世紀への幕開けになることを願っております。

お目にかかるのを楽しみにしております。
感謝を込めまして

文屋
代表 木下 豊 拝
****************
(引用、ここまで)


文屋で出版する書物の大半は、全国の書店で販売することを目的としてつくられます。
記念誌などの、いわゆる委託出版は数年に一度、
その経営者と会社にご縁と意義を感じたときに限り、承っております。
そうでない書物をつくるのは、お互いにとって時間=いのちの無駄使いになるからです。
お引き受けする場合でも、編集者・出版人としてのわたしのこころの姿勢は、
商業出版の時と変わりません。それはつぎの3点です。

1.目的は「100年後も読み継がれる本をつくる」こと。
2.この目的のためには、著者にも依頼主にも言うべきことを直言する。
3.生まれたら(出版したら)一人歩きできるまで育てること。

以下、この3つのこころの姿勢に沿って、書かせていただきます。


1. 目的は「100年後も読み継がれる本をつくる」こと

磯輪家3代、100年の歴史の積み重ねがあり、5代目の光さん・ひとみさんが
若い社員のみなさんと200年の計に取り組まれているのですから、
「100年後も読み継がれる」ことは、この記念誌の使命そのものです。
表紙に採用された磯輪さんの奥様で私設秘書の知子さんによる、渾身の筆字に、
やさしさとたくましさと品性をそなえた社風が、表現されています。


2. この目的のためには著者にも依頼主にも言うべきことを直言する

わたしは、ISOWAの経営についての知識がまったくなく、
お取引の関係もありません。本書の目的を叶えるために、先入観と遠慮忖度なく、
ご提案などをさせていただくことができました。
11月のオンラインでの編集会議の記録が、手元に残っています。
この日のおもな議題は、「戦略ミーティング」についての執筆をどうするか、でした。

第3部の座談会の原稿はすでに仕上がっていました。
戦略ミーティングの扱いが何か月もの間、保留になっていました。
この件は7月に磯輪さんにいただいたメールに、次のように記されていました。

****************
『4.価値創発のストーリー』に目を通しましたが、Iさん自身が
戦略ミーティングの流れをまだ十分理解していないこと、
そして戦略ミーティングの内容がISOWAの事業戦略そのものであることを考えると、
ここは今回の本に掲載するべきではない、というのが私の判断です。
****************

11月の編集会議で、参加者の意見交換が続いたあと、磯輪さんが
「Kさんはどう思いますか?」と問いかけました。わたしは、
戦略ミーティングについては無知なので判断も提言もできないことをお断りした上で、
つぎのようにお答えしました。

 「7月のメールで「Iさん自身が戦略ミーティングの流れを
 まだ十分理解していないこと」を理由の一つに挙げられています。
 この点がずっと気になっています。
 外部の研究者でライターのIさんが、御社の社外秘を含む内容を
 『十分理解していない』のは、自然なことです。
 一般論として、真剣に熱心に取材して聞き取ろうとしている人を
 理解させられないのは、説明の仕方が悪いか、
 説明する人のほうも十分に理解していないかの、
 どちらかまたは、その両方です。 
 整理して言語化すること。
 伝える側のあり方に課題があるのではないでしょうか?」

磯輪さんは、わたしのこの発言に終始、うなずきながら耳を傾け、
静かに「なるほど」と応じられました。
どんなプロジェクトも、山あり谷ありです。その道のりの中で、
峠道を登り切って、パーッと視界が開ける瞬間があるものです。
この出版プロジェクトにおける「パーッ」の瞬間は、わたしにとっては、
磯輪さんとのこの応答でした。「これで、この本は成功できる」と直感できました。


3. 生まれたら(出版したら)一人歩きできるまで育てる

本は人間と同じで、生まれてもすぐには歩けません。
商業出版の場合は、事前から広報活動、営業活動をして、
「這(は)えば立て、立てば歩け」と育てていく必要があります。
丈夫な足腰になれば、著者や編集者が予想もしなかった人の元にまで走っていって、
お役に立って喜ばれ、ロングセラーへと成⻑してくれます。
商業出版ではない本書の場合はどうでしょう?
この問いへのわたしの答えは
「読者、とくにISOWAビトのみなさんが、この本を“使い倒す”こと」です。
いつも座右に置いて、読み込んでいただくこと。赤ペンで書き込み、
アンダーラインを引いて読むこと。チームで読書会を開いて語り合い、
意味がわからなければ、磯輪さんや中村さんはじめ登場人物たちに問いただすこと。
その問答の積み重ねから、本書の文字に込められたほんとうの意味や、
行間に秘められた試行錯誤が明らかになるはずです。結果として、
さらに素晴らしい社風が養われていく。その導き手として活用されたなら、
本書の魂は「あー、生まれてきて良かった!」と歓喜することでしょう。
これが、本書が「一人歩き」している状態です。

本棚に収納されて一度も読まれないのは論外、本望ではありません。
そうなるために、編集者のわたしができることは何か?
この問いへの答えが、この本の体裁に込められています。
A5判でバッグに収めるにも、寝転んで読むにも大きすぎないこと。
本文の紙質が厚手で丈夫なこと。傷みやすい表紙カバーを巻いてないこと。
表紙に「クリアPP」というフィルム貼りを施して、汗や汚れを拭き取れること。
強度の高い上製本であること。初めて明かしますが、この体裁は、
『ISOWAビトのみなさん、磯輪さんに「新しいのをください!」と頼むくらい、
ボロボロになるまで使い倒してください』という、編集者からのささやかな挑戦状です。
どなたか、受けて立ちませんか?(^0^)

2011年1月、わたしは東京・五反田のスコラコンサルトさんで、
磯輪さんに初めて出会いました。あの日からちょうど10年を経た
2021年3月、この本は誕生しました。あの日の出会いも、
この本の編集者としての起用も、ご縁結びの神さまは
高橋秀紀さん(現・ISOWA監査役)でした。
高橋さんは、心の湖面をいつも鏡のように静かに調えながら、
人やものごとを見つめ、本質を見抜いて、そのエッセンスをやさしく表現する達人です。
本書に掲載されている数々のイラストが、この達人の手に成るものであることを記して、
深い感謝の気持ちをお伝えいたします。
あらゆる物を包み、運び、届ける段ボールは、この星に生きるすべての人たちが、
その恩恵に浴しています。ISOWAビトが幸せを願う「世界の段ボールビト」の
すぐ先には、全世界の人々の笑顔と幸せがあります。
このお仕事をくださって、ほんとうに、ありがとうございました。
みなさまの、さらなるお幸せと御社のご隆盛を祈念いたします。


-----
いかがでしたでしょうか。
ISOWAと深いご縁のある素晴らしい制作メンバーに恵まれ、
百周年記念誌を創刊することができました。
私も最後の校正作業を行ったのですが、
”ゲラ”と呼ばれるテキストと写真を入れ込んだ本のレイアウトとなる
元原稿の行に小さな定規を当て、1行ずつずらしながら読み進める、
という作業を行いました。
大変な作業ではありましたが、貴重な経験となりました。

タイトルである『世界の段ボールビトを幸せに』という言葉を胸に
ISOWAビト一同、200年の計に向けて進んでまいります。

--------
こちらの記念誌にご興味をお持ちいただけましたら
担当の営業マン・サービスマンまでお気軽にお声がけください。
喜んでお送りさせていただきます。

下記のフォームからのお申込みも承ります。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLServ_FAyJkvQqWDq53CZBtjpUPvtabXvE8a-vuw6J_czedyiQ/viewform


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第256号:『創立百周年記念誌『世界の段ボールビトを幸せに』 ~制作メンバーこそこそ話~』

2021年05月01日 | Weblog
こんにちは、国内セクションの犬居です。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ISOWAはこの度、
創立百周年記念誌『世界の段ボールビトを幸せに』を創刊しました。

この記念誌プロジェクトは2018年夏頃に発足し、
約2年半の年月をかけて記念誌がリリースされました。

今号・次号と2回に分けて、この記念誌の制作に
深く携わってくださった4名の声をご紹介させていただきます。
『15年の時空を超えて』 - 磯輪日記
https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/e461b2f7eb7176a7b315ea7e61c01b4c

今号でご紹介する方はこちらの3名です。
・ISOWAの追っかけ研究者 Iさん
・ライター Nさん
・青木写真館 カメラマン Hさん


・ISOWAの追っかけ研究者 Iさん
(第1部 社長 磯輪英之と風土改革のストーリー 執筆)

写真左から3番目

2014年、当時、明治大学の大学院生として、
組織のコミュニケーションをテーマに研究されていたIさんは、
英之さんの同級生である岩崎先生に
ISOWAを紹介され、東京から春日井までこられました。
そこからIさんのISOWA観察が始まり、記念誌にもご協力いただきました。
(磯輪日記はこちら↓↓↓)
『自信が地震に』 - 磯輪日記
https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/0dd21c12fe1801657fc351971502a4a6

*****
これまで長きにわたって社長やISOWAビトのみなさんにインタビューをしてきました。
その語りを、百周年記念誌として多くの方々に
読んでいただける場に出せたことが、何よりうれしかったことです。
いままでは観察者でしたが、記念誌制作では
チームISOWAの一員としてお仕事ができて幸せでした。

執筆を担当した第1部では、
インタビューでの「生の声」をできる限りたくさん引用しました。
社長も含め、20人以上のISOWAビトの「生の声」です。
また、風土改革のさまざまな場で使われた資料も
掲載しているので、本文と合わせてぜひ注目してほしいです。
年表が氷山モデルになっているところも見どころだと思います。
デザイナーのOさんが工夫して、氷山の上下を見事に描いてくれました。
そして、年表の最後のページが「未来」になっていることも、
Oさんのアイデアです。読者の皆さまに、記念誌を読んで未来を描いてほしいです。

私は執筆以外に、全体の編集のお手伝いを担当したのですが、
最後の1か月に凝縮された全体の編集が何よりハードでした・・。
たぶん、かかわっていただいたみなさんも、みなさん同じだと思います。
でも、チームとしてこの書を作成していると一番実感できたときでもありました。

一度、磯輪社長と夜中の1時までメールでやりとりしたこともありました。
もはやお互い疲労困ぱいの時期でしたが、
一緒に頑張れたことは何よりの思い出になりました。

全ての作業が終わり、完成品を手にしたときは、本当に感無量でした。
私にとって思い出深い一冊になりました。
そして、ますます書くことが好きになりました。
記念誌を読んでいただいて、「働くこと」や「生きること」に
何かしらの発見があり、挑戦するきっかけになってくれれば
こんなにうれしいことはありません。


・ライター Nさん
(第2部 ISOWAビトの物語2020 -過去を知り、未来へ繋ぐ旅 執筆)
Nさんは創立85年記念社史『ISOWAビトの物語』の制作にも
携わっていただきました。
現在100周年のために企画している内容を説明し、お手伝い願いたい
内容を伝えたところ、ご快諾して頂きました。
(磯輪日記はこちら↓↓↓)
『ISOWAビトの物語』再び - 磯輪日記
https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/04f15e4391b5b3a574ec7837e20b98a0


写真右

*****
2020年初頭、15年ぶりに磯輪社長から執筆依頼のお電話をいただいた時は、
驚くと同時にとても嬉しかったのを鮮明に覚えています。
15年前、一所懸命仕事をした甲斐がありました。

前作『ISOWAビトの物語』で、私は85年に渡るISOWAの歴史を
じっくりと辿りました。一方、今回、私が担当することになった
第2部は足掛け3年。しかも、メインテーマとなる「ひやく祭」は
未だ完結していない、現在進行形とのこと。
どう書いたものかと思案しましたが、ISOWAにお邪魔し、
皆さんの話を聞くにつれ、ほぼそのまま、時系列で
ドキュメンタリー風に書けば十分興味深いものになる、と確信しました。

執筆にあたってイメージしたのは、複数の話が同時進行していく
テレビドラマ『24 -TWENTY FOUR-』です。
頭の中でISOWAのドラマを思い浮かべながら書き進めました。
結果として、かなりリアルに再現できたと自負しています。
若いISOWAビトたちとベテランISOWAビトたちが過ごした、
濃密かつスリリングな3年間を共に味わっていただければ幸いです。

さて、余談です。記念誌の制作が終わりを迎えようとする今年3月某日、
私は私用で義母の住む三島に向けて東名高速を西進していました。
御殿場を過ぎ、新東名に入ってしばらく経った頃、
たまたま追越車線を走る私の車のバックミラーに、
先を急ぐ風情のワンボックスカーの姿が。軽自動車の私は進路を譲りました。
すると、軽やかに抜き去るワンボックスカーのボディに、
ブルーも鮮やかなISOWAのロゴが。
「ISOWA!?」と助手席の嫁さん共々盛り上がったのは言うまでもありません。

突然、軽やかに現れ、鮮やかな印象を残しながら
風のように去っていくISOWA。
今回の記念誌制作を象徴するようなひとコマでした。
またISOWAビトの皆さんと接近遭遇できることを楽しみにしています。


・青木写真館 カメラマン Hさん(写真撮影)
英之さんの奥さんの学生時代からの親友のHさん。
ご実家である長野の青木写真館から駆けつけてくださいました。
記念誌には、Hさんの明るさとトーク力により撮影された、
今にも動き出しそうな写真がたくさん掲載されています。
(磯輪日記はこちら↓↓↓)
『笑顔いっぱいの撮影会』 - 磯輪日記
https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/128abc9905a9aa98d5ab21c32bf01a17


写真左下

青木写真館
https://www.aokishashinkan.com/

撮影の時間も含めて、ISOWAにいる時間が全て楽しかったです。
担当の皆様の緻密な計画書のおかげで、
サクサクと効率の良い撮影をさせていただきました。
何より、カメラを向けると照れながらもすぐに笑顔になってくださる方ばかり。
表情を引き出す苦労が全くなくて、もうちょっと苦労させて欲しかったぐらいです。

本来ならば大きな会場で盛大にお祝いするはずだった100周年。
コロナの影響でそれが叶わなかったけれど、今回は
リモートを駆使したミーティングが多いとのことで、
離れていても会社の風通しの良さやイキイキ楽しそうに仕事をする
みなさんの様子をしっかり表現しなければと思っていました。
でも、会議でさえこんなに楽しげなみなさん、なんの心配もいらなかったですけれどね。

また、どこもかしこも絵になる社内の風景、
きっと毎日ここで過ごす皆様には見慣れた風景でも、
外部の人間には全てがとても素敵なんです。
人はもちろんですが、建物も機械も部品もみな魅力的。
しょっちゅう伺うことができないので、また何かのお役に立つかもと思い、
記念誌には必要ないと思ったところも、あちこち図々しく撮影させていただきました。
ことに、前回撮影しなかったことを悔やんだ社員食堂、先人たちもここでお腹を満たし
英気を養ったのかな、なんて勝手に思い描いて撮影させていただきました。
仕事中とはちょっと違うみなさんのくだけた表情もとても良かったです。


機械の上を流れていくダンボールの動き、ISOWAストリートを歩く写真など、
満足のいく写真が撮れなかったことと、後から、表紙に使うかもと言われた
ISOWAブルーの機械の写真がなくて、もう一度そのための
写真を撮りに行きたいと思っていました。
でも仕上がった記念誌の表紙のインパクト!ISOWAブルーのシンプルな表紙に、
浮き出る知子さんの題字、新しいロゴ。素晴らしいの一言です。

出来上がった記念誌を読ませていただきました。
英之氏がご自分の理想を求め、驚くほど自分をさらけ出し大変な思いもいっぱい
された上での今のISOWA社風。支え続けた奥様、経営陣の皆様、
そして200年を見据えた若手たち。
こんな素晴らしい会社があるのかと、改めて感じています。
3年も前からギクシャクを乗り越えてここまでやってきた
ひやく祭メンバーだったことも初めて知りました。
みなさんの笑顔の影にはこんなご苦労があったんですね。
読めば読むほど素晴らしい。
いち会社のただの歴史紹介とは全く違う、素晴らしい本です。
この本に携わった全ての皆様がどれだけISOWAファンなのかということも
メールのやり取りで感じることができました。
その記念誌の一端を担わせていただけたことに、
いちISOWAファンとして喜びと感謝しかありません。
本当にありがとうございました。


いかがでしたでしょうか。
次号では
全体の監修・出版を担ってくださったKさんの声を掲載します。

--------
こちらの記念誌にご興味をお持ちいただけましたら
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喜んでお送りさせていただきます。

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第255号:『リモートメンテナンス   ~遠隔サービス支援・トラブル対応~』

2021年04月01日 | Weblog
こんにちは、ISOWA AMERICAに赴任している福本です。
今回は、ISOWA AMERICAのお客様へのサービスサポートとして行っている
リモートメンテナンスについてお話させて頂きます。

アメリカは広大で、ISOWA AMERICAの事務所があるアリゾナ州から
隣のカルフォルニア州にあるお客様まで行くだけでも約500kmと
大阪から東京までの距離があります。
ですので、トラブル対応時のお客様への訪問となると飛行機による移動が
必須で、移動のみで半日から1日は必要になります。

そのため、広大なアメリカでのサービスを維持するには、遠隔による
サービス支援、トラブル対応が必要不可欠になります。

また、2020年からのコロナ騒動によって一層リモートメンテナンスの
必要性が増しました。 アメリカでは、州によってコロナに関しての
渡航ルールが異なるだけでなく、お客様側の独自のルールによって
訪問に制限がある場合もありました。

このリモートメンテナンスをおこなうために、ISOWA AMERICAでは、
これまで以下の2つの通信方式を用いてアメリカのお客様への遠隔支援、
トラブル対応を行っています。

〇Packetix VPNを用いたリモートメンテナンス
 Packetix VPNとは、Webサイトの通信方式を用いて
 ISOWA AMERICAのコンピュータと現地のお客様の機械の間で通信を
 行う方法のことです。 リモートメンテナンスにおいて大きな障害と
 なるのは、お客様のセキュリティによって外部からの通信が遮断されることです。
 
 近年、サイバー攻撃による機密情報の流出やコンピュータウィルス感染に
 より、サーバ内のデータが暗号化され、身代金を要求されるなどの
 ニュースを耳にするようになり、セキュリティへの関心が高まっています。
 そのため、外部からの通信は、より制限を受けやすくなっています。
 
 その中でWebサイトの通信は、もしお客様の工場でその通信を遮断して
 しまうと、Webサイトが見られなくなり、不便になることから、
 多くのお客様ではこの通信は遮断していません。
 Packetix VPNは、その通信方式を利用しているため、セキュリティによる
 通信の制限を受けにくいという利点があります。
 
 また、これに加えてISOWA AMERICAではUSBトークンといった
 セキュリティデバイスを用いて、認証されたユーザのみしか現地の機械へ
 接続できないようすることで、第三者が接続できないようにして
 さらにセキュリティを高めています。

〇お客様のVPNをお借りするリモートメンテナンス
 外部からの通信の制限がより厳しいお客様では、Packetix VPNでも接続が
 遮断される場合があります。 リモートメンテナンスを行うためには、
 お客様側のセキュリティをのレベルを下げて頂く必要がありますが、
 サイバー攻撃や情報漏洩の懸念から難しい場合がありました。
 
 その代替案として、お客様内のネットワーク(VPN)にアクセスするための
 アカウントを頂き、そのアカウントを用いて、機械の中に設置した
 リモートメンテナンス用コンピュータを遠隔操作することで
 リモートメンテナンスをおこなえるようにしました。
 
 お客様側は、VPNにアクセスするためのアカウントをISOWA AMERICA向けに
 新規に作成する必要がありますが、外部との通信の制限を緩める必要はなく、
 セキュリティを維持することが出来ます。

以上のような方法により、ISOWA AMERICAではリモートメンテナンスを使って
日々のトラブルに対応しています。

例えばあるお客様で、機械でサーボモータの異常が発生した時や一部のモータが
動かないなどのトラブルが発生した時には、リモートメンテンナンスを用いることにより、
遠隔でサーボアンプやPLCにアクセス、モニタしてトラブルの原因を調査し、
お客様のメンテナンスの方に対応をアドバイスしています。

また別のお客様では、生産の品質にトラブルがあったときに、私たちISOWA AMERICAが
お客様の機械についているタッチパネルを遠隔で見ることによって、各軸の位置、
隙間等の設定を見ることが出来るため、その設定値を修正をお客様へ指摘することにより、
生産のアドバイスをしています。

 
以上、ISOWA AMERICAで行っているリモートメンテナンスに関するお話を
させていただきました。 昨年はコロナによって、訪問せずにサービスの遠隔支援で
対応をしなければならない状況が多くありました。
ISOWA AMERICAでは、以前からリモートメンテナンスを行っていたため、
遠隔支援に関しては大きな混乱はありませんでした。
最近では、コロナによる混乱が落ち着いてきたため、現地へ訪問する機会が
増えてきています。
 
ISOWA AMERICAでは、今後もリモートサービスを広く活用して、
広大なアメリカでのサービス対応をさらに良くしていきます。

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http://www.isowa.co.jp/

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みなさまのご意見・ご感想・叱咤激励をお待ちしております。
https://forms.gle/RCDtZCA6dCzLWmUd7


【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
ご要望を記事にしていきたいと思います。

ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

第254号:『カイゼンを続けるアイビス』

2021年03月01日 | Weblog
皆様、こんにちは!
東日本セクションの田村です。

ISOWAの主力機械である「アイビス」は、おかげさまで国内外合わせて約120台まで実績を伸ばすことができました。(2021年2月現在)
そんなアイビスも安全性・機能性をさらに向上させ、お客様によりいいアイビスをお届けできるよう日々カイゼンを重ねています。

そんな中、社内で立ち上がったプロジェクトが「FFG(フレキソフォルダグルア)据付短縮プロジェクト」。
その名の通り、FFG据付期間を短縮させるべく、各部署横断でメンバーが編成されたプロジェクトです。
通常約一週間かかることが当たり前とされるFFG据付工事ですが、例えばこれが『3日間』で完了できるとしたら、どうでしょうか?

大型連休での工事が不要となり、お客様も心置きなく休暇が取れるのではないか?
複雑な機構ではなく、シンプルな設計に改良することで、据付工数が削減できるだけではなく、メンテナンスが容易となり、お客様に日頃からメンテナンスに力を入れていただけるのではないか?
という想いの元、発足したプロジェクトです。

プロジェクトメンバーで意見を出し合い、試行錯誤し、いくつかのカイゼンが既にアイビスに搭載されています。
ここでは代表的なプロジェクトのカイゼンを3つご紹介したいと思います。

一つ目は、「レールベースの改良」です。
レールの据付はアイビスの据付の中で最も大変、かつ高い精度が求められる重要な作業で約2日間かけて行われます。
このカイゼンは、本機・フォールディング部・カウンタ部のすべての箇所でアンカーのサイズをアップし、配置を見直しすることによって強度を上げながら、アンカーの設置数を少なくすることで作業時間を減らし、作業員の集中力を維持しやすくすることに成功したというものです。

写真を見ればアンカーの本数が削減できたことは一目瞭然です!
これで元の配置よりも高い強度を得られることに驚かされます。

【従来】                   




【カイゼン後】






さらにフォールディング部ではアンカーの本数を減らすだけではなく、工程までをもカイゼンしました。

【従来】                 
① ユニット搬入と同時にアンカー打ち・レベル出し

【カイゼン後】
① ベースを先に設置
② ベースの上に機械設置

FG前側 ベース




FG後側 ベース





これまではユニット搬入と同時にアンカー打ち及びレベル出しを行っていたため、機械の設置位置が定まるまでにかなりの時間を要していました。
設置位置が決まるまでは、先の工程に進むことができないため、その間、重量物取り扱いの協力会社の方々には待機いただく必要がありました。

カイゼン後はベースが先に据え付けられ、機械の配置場所が搬入前に定められているこ
とによって、あとはベースの上に機械を置くだけという工程となり、以前より容易かつ迅速に設置できるようになりました。

写真を見ただけでは、工程が増えているように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、作業時間は格段に短縮されております。

【ベースの上に機械を置いている様子】







2つ目は、「フォールディング部パーテーションの改良」です。
【従来】
L型の2枚の板を組み合わせてパーテーションの支柱に固定して、足を形成
【カイゼン後】
□型の独立した足を個々に固定

へカイゼンしました。

独立した足を個々に固定し、それぞれの剛性をアップさせることにより、足の本数を半減させ、機械本体設置後の作業時間の削減に成功しました。

またパーテーションの下部については、
・静電気によって紙粉が付着して汚れる
・折り上げの様子が見えない。
・据付搬入の際に手跡が付いてしまい、きれいな状態でお納めができない。
との理由から、メンテナンス性及び視認性の向上のため、網目模様(メッシュタイプ)へ仕様をチェンジいたしました。

【従来】                





【カイゼン後】




お客様からは、生産の様子が見やすくなり、また清掃も前より楽になった。とのお声も届いています。

そして、3つ目は、「カウンタ部制御盤のスリム化」です。
【従来】
① 出荷時に、トラックの積載の兼ね合いからカウンタ本体と制御盤を分解
② お客様工場にて再組付け
【カイゼン後】
① 制御盤の大きさ・形状を見直し、カウンタ部と制御盤を一体で出荷可能
② お客様工場での再組付けが不要

へカイゼンしました。

写真をご覧いただくと、制御盤の厚みが薄くなっていることがよくわかります。
また、お客様工場の駆動側のスペースも広く確保できるようになりました。

【従来】





【カイゼン後】






以上、代表的な3つのカイゼンをご紹介しました。

ここではご紹介できていないカイゼンもいくつかありますが、このようなカイゼンから、
開閉式アイビスFFGの据付工事1件あたり、約1日分の時間を短縮することができました。
現在も新たな試みの議論や研究が続いています。

現時点ではまだまだ先の目標ではありますが、「もっと簡単に誰でも出来る(3日間で終わる)」の実現に向けて、今後も地道なカイゼンを積み上げていきたいと考えています。

お客様のお声がよりいいアイビスをつくるうえで何より大切なものです。
何かお気づきの点がございましたら、据付担当のメンバーや担当営業にお気軽にお声がけください。


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2┃ 「 『創意とくふう』 」
┃  ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
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ISOWAというと風土改革って思われがちですが、
こんなところでも取材をされるんです。
    
改善の情報誌『創意とくふう』です。    

改善事例を紹介する巻頭特集で取り上げてもらいましたが、
これすべてわが社の事例紹介なんですよ。
そのページ数何と26ページ!! すごいでしょ。


▼続きはこちら(磯輪のブログ『磯輪日記』)

https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/a6c6456ff8ccc46b34fa92c16dcfa5ff


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第253号:『メルマガで『メルマガ』をご紹介!? ~製造本部の取り組み~』

2021年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます!
西日本グループの犬居です。

2021年初の【ISOWA PRESS】は、ISOWAの「社内メルマガ」
についてお届けします。
ISOWAでは数年前から社内メルマガを配信しています。
各部署から全社員に宛てて、それぞれの部署の取り組みや改善の
紹介をしています。

今回は、製造本部(加工グループ・組立グループ・調達グループ)の
メルマガを一部抜粋し、お伝えします。

/////////// INDEX ////////////
加工グループ
 「工作機械レベル出し」
組立グループ
 「アイビスの据付工数削減」
調達グループ
 「進化する電子発注システム」
///////////////////////////////////

●加工グループ
 「工作機械レベル出し」

段ロール工場では、
2年に1度工作機械の『レベル出し』を行います。
『レベル出し』とは、水平器を見ながら機械を限りなく水平に近づける作業です。

日々、工作機械で加工をしていると、機械の様々な部分に
負荷がかかることで、ほんのわずかな傾きが生じます。
この状態で機械加工を行ってしまうと、加工物に不具合が発生する原因となってしまいます。
また、機械に強く負荷がかかり最悪の場合、機械故障に繋がります。

工作機械が長く使えるように、日々のメンテナンスを
しっかり行うよう今後も心がけます。

///////////////////////////////////
●組立グループ
「アイビスの据付工数削減」

 組立グループでは、『アイビスの据付工数削減』に取り組んでいます。
アイビスの据付は大きく分けて
・レール
・機械設置
・組付け
・調整(運転) という4つの作業から成り立ちます。
今回は、この中のレールの部分に着目し工数削減を目指してきました。

印刷機据付の中でもレールは最も重要、かつ大変な作業です。

アンカーとジャッキの取り付けが多くあり、時間もかかり、
しゃがむ姿勢も長くなるので腰痛にも繋がっていました。
今回の改善では、アンカーのサイズを太く長くすることで、
本数を減らして、同レベルの耐荷重を実現することに成功しました。
アンカーは約半数の削減が可能となりました!

このプロジェクトは、各部署から選出されたプロジェクトメンバーを中心に
多くのISOWAビトの衆知を集め、進めてきました。
特に技術グループのメンバーには、荷重の計算から図面化をしてもらいました。

実際に新しい工程で据付を行った組立グループのメンバーに感想を聞いてみると、
・とても画期的なアイディアだと感じた
・重量業者様の待ち時間が少なくなり、搬入パターンのバリエーションが増えた
などの声が挙がりました。

今後も、さらに安全にも考慮し、もっと簡単に、誰でもできる据付方法を
みんなで考えていきたいです。
///////////////////////////////////

●調達グループ
 「進化する電子発注システム」

調達グループでは電子発注システムを2018年10月より利用しています。
現在の電子発注システムは、
従来、紙で手渡しもしくは郵送していた伝票や図面などが
ネットクラウドを通してデータで送ることができるというものです。
ISOWAが発注処理を行うと、伝票や図面のデータがアップロードされますので、
そのデータをTASUKEビト様にダウンロードしていただきます。

「新」電子発注システムでは、双方向に情報のやり取りができるようになります。
ISOWAから情報をお渡しするだけでなく、
同じシステムを利用し、データを共有できるようになるので
ISOWAが発注処理をすると、TASUKEビト様の画面ですぐに確認ができます。
さらに、発注件数や未納件数が分かるだけでなく、
納期遅延している件数もリアルタイムで確認が可能となります。


今後、「新」電子発注システムを展開していくことで、
単純作業や人為的なミスをより減らしていくことを目指しています。

単純な処理の時間は短くし、意見交換をして協力しながら、
お互いに仕事のしやすい調達業務をしていきます。
そして、生み出された時間を
『より早く、より品質のいいモノづくり』を極めることに繋げていきたいです!


あとがき
日々の作業で少しでも”ムダ・ムリ・ムラ”を感じたら、それは改善のチャンス!!
先輩後輩に積極的に相談して、少しでも効率良く作業していけるよう、頑張ります。


///////////////////////////////////


●メルマガ発行担当者のコメント

実は、1年くらい前までは「加工メルマガ」という名前でした。
加工グループはお客様とお会いする機会が少なく、
また表立って活躍する部署ではないので、
自部署の事を発信する機会があまりありませんでした。
メルマガを毎月配信するようになり、加工グループが日々行なっている改善や
熱い想いを全社に届けることができました。
その活動が他部署にも波及し、現在の製造メルマガという形となっています。
これからも製造本部全体でISOWAを盛り上げていきます!


――――――――――――――――‐
いかがでしたでしょうか。
ISOWAでは、どの部署も従来のやり方を見直し、部署間で相互に協力しあって、
改善を進めています。

社内メルマガを通して、改善を共有することで、
別の部署の改善・コミュニケーションのきっかけも生まれていると思います。
これまで知らなかったことが分かったり、ヒントとなり、
自部署の改善に繋がったり互いに刺激をし合っています。

こうしたISOWA全体としての取り組みが、
ISOWA社内だけでなく、お客様にご提供する製品にも付加価値を与え、それが
世界の段ボールビトを幸せにすることに繋がると信じています。
ISOWA全社を挙げて、今後も精進してまいります。


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2┃ 「 i-upの魂 百、いや二百周年まで 」
┃  ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
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今日は超早めの投稿です。
年末のご挨拶をしても、すぐに年が変わって、また新年のご挨拶というのでは、
大晦日の投稿の価値が減じますから。
毎日書くということはそういうことです。


さて、百周年記念誌の資料集めをしていて、1980年代後半から2000年頃まで
発行していた社内報『RINJIN』のこんな記事を発見しました。


▼続きはこちら(磯輪のブログ『磯輪日記』)

https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/2f8c90825e1f902439ef32858b2ccf88


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みなさまのご意見・ご感想・叱咤激励をお待ちしております。
https://forms.gle/RCDtZCA6dCzLWmUd7


【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
ご要望を記事にしていきたいと思います。

ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。


第252号:『自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける会社であるために ~ISOWA内定者保護者会~』

2020年12月01日 | Weblog
みなさん、こんにちは!
東日本セクションの近藤です。

今回の【ISOWA PRESS】では、「ISOWA内定者保護者会」
についてご紹介します。

毎年11月頃に、ISOWAでは内定者とそのご家族を本社に招待し、
ISOWAという会社を肌で感じてもらうイベントを開催しています。

きっと多くの方にとって、このようなイベントは珍しいものだと思いますので、
何故内定者保護者会を開催しているのか、どんなことをしているのか等に
焦点を当てながら皆さんに紹介させていただきます。

※今年は、新型コロナウイルスの十分な感染予防対策を行った上で
 開催をしております。


◇何故内定者保護者会を開催するの?
 
わざわざ会社に内定者とそのご家族を招いているのには、
ISOWAらしい理由があります。
それは、ISOWAの理念でもある
「自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける会社」であるためには、
家族に自分が働く会社のことを理解してもらい、家族にも応援してもらい、
良きサポーターになってもらうことが必要だからです。

また、ご家族の中には
「我が子が選んだ会社はどんな会社なんだろうか、心配だ・・・」と
思っていらっしゃる方もいます。
実際にこの【ISOWA PRESS】を読んでくださっている皆様の中にも
いらっしゃるのではないでしょうか?

そんなご家族の方たちに、
「こういう会社を選ぶとは、さすが我が子!」と安心して頂き、
更にはISOWAファンになっていただくことを目指しています。

言葉で伝え切ることができない、ISOWAの雰囲気や
共に働く仲間を知っていただけるよう、
リクルーター始めISOWAビト皆で協力して
毎年恒例の行事として開催をしています。
実際に、会が終わる頃には保護者の方たちから
「子どもが働くことになる職場を見ることができて、安心しました」
「社風がいいと子どもから聞いていましたが、
 それを実際に感じることができました」など、
嬉しい感想をいただきます。



◇内定者保護者会では一体どんなことをしているの?

主に
「会社説明」
「工場・オフィス見学(=通称ディスカバーISOWAツアー)」
「保護者との対話会」
で構成されています。

このディスカバーISOWAツアーでは、
内定者にとって一番年齢が近い先輩であり、また、
保護者の方たちが我が子が入社後に働く姿を一番想像しやすい、
新入社員が主役となり自分語りを行います。

今年11月の内定者保護者会で自分語りデビューを果たした新入社員に
感想を聞いてみました。
昨年は内定者として参加し、今年は先輩ISOWAビトとして
内定者にエールを送りました。
どんな想いで自分語りをしたのでしょうか?



・新入社員A

内定者保護者会で何を話そうかと考えていた時、自分が内定者の時に、
今まで学んだことの無い段ボール機械について理解できるのかという
不安を持っていたのを思い出しました。
しかし、今では先輩方の指導やフォローがありその不安は無くなりました。
私は先輩方への感謝の気持ちも込めて、もし内定者が同じ不安を
抱えているなら、きっと心配はいらないということを伝えたくて
当日に臨みました。
この想いが伝わったかどうか、本人たちに聞ける日を楽しみにしています。
来年は、先輩として後輩の不安を解消させてあげられるように、
これからも日々精進して参ります。



・新入社員S

1年前の内定者保護者会では自分語りをしてくださった先輩を見て、
「来年自分はどのような自分語りをするのだろう」とワクワクしたことを
今でも鮮明に覚えています。
両親は誰よりもはしゃぎながら工場見学を楽しんでくれました。
これから何十年も過ごす居場所を家族に見せ安心させることができ、
私自身も嬉しかったです。
今回の自分語りにおいては先輩方が何度も添削してくださったおかげで、
等身大の自分の想いを込めた話をすることができました。
本番を終えた後、多くの方々が労いの言葉をかけてくださり、
先輩方の暖かさに支えられてここまで来れたことを再認識しました。
貴重な経験をありがとうございました。



・新入社員T

今回初めて自分語りをしましたが、多くの人の前で話す事に慣れておらず、
非常に緊張しました。
そして、自分が思っていることを相手に伝えることの難しさを感じました。
自分語りに向けて原稿を作成し、何度も読み返しましたが
当日は伝えることよりも話すことで精一杯になってしまいました。
しかし、この経験から反省点や自分自身の課題も見つけることができた為、
今後に活かしていきたいと思います。
また、今年の内定者保護者会での自分語りの様子はビデオとして残るため
3年後、5年後に見返した時に、「成長したぞ!」と思えるように
頑張ります。



・新入社員I

私が昨年、内定者父母見学会で先輩の自分語りを聞いた時は、
来年自分にも同じことができるのかと不安に思ったことを覚えています。
私は文章を作るのが苦手ですが、本番直前までに何度も何度も先輩と
読み合わせを行った結果、自信を持つことができ、本番では胸を張って
自分語りをすることができました。
今回の自分語りには、入社してから約半年の間に自分が感じたことを
すべて詰め込みました。
私が高校生の時に参加したISOWA工場見学会で感じた、
「社員全員が明るく働く雰囲気」を今回の自分語りに協力してくださった
先輩方から感じることができました。



・新入社員M

昨年、内定者保護者会で感じたのはISOWAビトの
「優しさと温かさ」でした。
入社してからも周りの先輩方と接していく中で、
それをより強く感じるようになりました。
自分にとって、それが会社の雰囲気の良さに繋がるもので、
ISOWAらしさであると思うようになりました。
今回、自分が先輩から感じた優しさと温かさを内定者に少しでも
伝えることができるように、自分語りをしました。
来年の内定者もこのISOWAらしさというのを
後輩に伝えていって欲しいと思います。



・新入社員N

昨年度内定者保護者会に参加した時は、先輩方の自分語りを聞いて
自分が来年どのように自分語りをするのか、想像がつきませんでした。
今回自分語りをするにあたり、今後共に働く内定者に私のことを
覚えて帰ってもらいたいという想いを込めて原稿を考えました。
先輩に推敲してもらうたびに、書き加えたい内容が増えてしまい
制限時間に収まりきらない文章になりました。
増えた文章の添削・記憶は大変でしたが、自分の核心に迫った
自分語りをすることができました。




毎年、新入社員の自分語りを見た保護者の方たちから
「1年後、ウチの子どももこんなに立派に話せるのでしょうか?」
という言葉を頂きます。
もちろんISOWAビトたちで愛情を込めて育てるので
話せるようになることをお伝えしますが、保護者の方たちはやはり心配です。

そんな保護者の方たちが我が子の成長した姿を見ることができるように、
今年から「1年後の内定者保護者会でお子さんたちが大活躍する場に
もう一度ご家族を招待する」という試みを始めました。

上司や先輩の愛情がこもった指導のもと、我が子が立派な自分語りデビューを
飾ることができるまでに成長した様子を保護者の方たちに見てもらい、
安心していただけることを願っています。

今年は新型コロナウイルスの影響で、実現するのが難しくなり、
その姿を撮影したビデオを保護者の方たちに郵送することにしました。
一体どんな反応をしてくれるのか、とても楽しみです。


私は入社して4年目になりますが、自分の時の内定者保護者会のことを
思い出しました。
当時の保護者会で先輩ISOWAビトから聞いた
「こうして社会人として自立できるのは、両親をはじめ家族のお陰です。
 是非ありがとうと伝えてください」という言葉が
とても印象に残ったことを覚えています。
今後、何年経とうが今まで支えてきてくれた両親や家族への感謝を
忘れずに過ごしていきたいです。

今後も、自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける会社であるためには、
どんなことができるのかを考えながら、
世界一社風のいい会社を目指して参ります。


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2┃ 「 1年生たちの7カ月の成長の跡 」
┃  ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
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内定者保護者会でのディスカバーISOWAツアーのスタートです。

今日の自分語りの主役たちは今年の新入社員たち。緊張した面持ちです。

まずは調整中のアイビスの前で4名が自分語り。


▼続きはこちら(磯輪のブログ『磯輪日記』)

https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/94c3da41b4280f20211cb909f47fd007


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第251号:『海外のリモート据付 - 国境を越えた協力』

2020年11月01日 | Weblog
みなさん、こんにちは。
今回は海外セクションよりお届けします。

今年3月からの新型コロナウィルスによる各国の入国制限や渡航規制によって、
ほとんどの国で据付のために日本からエンジニアが出張できない状況と
なっています。
そのため、やむを得ずお客様に据付を延期していただくよう
お願いをしています。
ところがお客様によっては、現地でのいろいろな事情により、
どうしても予定どおり据付をおこないたいとご希望されているお客様も
いらっしゃいます。

そこで、この状況の中でもなんとか据付をおこなうことができないか
検討し、ISOWA AMERICA(IA)がある北米に限定して、
日本にいるエンジニアがリモートで現地の状況確認や指示をしながら
据付をおこなうこととしました。

業界新聞等でご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、
すでにアメリカのお客様向けでFFGのリモート据付をおこない、
その後2台目のFFGの据付もすでに終了し、
問題なく生産に入っています。

今回はその時の状況や、苦労話、
またリモートでおこなったことによって思いがけずプラスになった点、
今後の改善点等を、実際に据付に関わったメンバーの話などを交えて
お伝えしたいと思います。

北米でFFGの据付をおこなう場合、通常は日本から
機械のエンジニアと電気のエンジニアが出張し、
IAのサービスエンジニアおよびIAが契約している
現地の据付業者と一緒に作業を進めます。
このたびのリモート据付では日本からエンジニアが出張することが
できませんので、現地のメンバーだけでおこなうことができるように、
まず資料作りから始めたようです。

技術サービスセクションのYは、
「自分がイメージしていた組立手順・配線手順を整理して
 資料に落としこむことができた。」

また組立セクションのOは、
「機械の据付方法だけにとどまらず特に機械の治具の使用箇所、
 取り外し手順など日本人スタッフでも忘れがちなことを
 紙媒体に纏めることができた。」
と、それぞれ過去の経験を基に、これまでになかった資料を
作成したとのことです。

ただ、ここには単に今回の据付用としてIAのエンジニアのために
作っただけではなく、別の狙いもあったようです。

「今後リモートの据付でなくても、
 現地でその資料を見ながら進めることで
 据付経験の少ない人でも据付手順が明確になると思う。」
 (技術サービスセクションのY)

「これまでは据付経験数の少ないスタッフでも
 分かり易い据付の資料が少なかったが、
 今回のリモート据付を契機に据付資料を
 纏めることができてよかった。
 これは、海外だけでなく国内の据付でも活用できると思う。」
 (組立セクションのO)

このようにして事前に資料を準備してIAへ送り、
実際に据付をおこなう際にはスカイプを使って
定期的にミーティングをおこなったり、
問い合わせや問題が発生したときにその都度スカイプで連絡をとって
解決したりしながら進めていったようです。

組立セクションのHは、
「従来は現場から問い合わせを受けたとき、
 確認したい項目や指示内容をメールで送っても、
 時差の関係でそのメールに対して翌日レスポンスが返ってきた。
 そしてそのレスポンスに対して再度メールするというように
 手間がかかっていた。
 しかしスカイプで写真、動画など同じ画面を見ながら話すことにより、
 お互い伝えたいことがクリアに伝えられた。」
と語っています。
コロナの状況になる以前でもこの方法は使えたのかもしれませんが、
ビデオ通話を利用して問題を解決することは、
この状況だからこそ出てきたアイデアなのかもしれません。

同じようにIAのエンジニアであるFは現地にいる側の立場から、
「問題があったときや気になることがあったときに
 すぐにスカイプを通じて意見を聞くことができたので
 トラブルの早期解決に役立った。
 また、電話のみの説明ではなく実際の現場の様子を映しながら
 説明したので状況の共有がしやすかった。」
と語っており、ここでも作業をする上でビデオ通話が
とても役に立ったことが伺えます。

このようにして、ほぼ通常と同じスケジュールで据付、試運転、
営業運転開始と進み、お客様にもとても喜んでいただくことが
できましたが、
「周りの機械が動いている現場でスカイプをつないだ時に
 声が聞き取りづらかった。」(技術サービスセクションのY)

「受け取った説明書で、ところどころ図面上に記載されているものが
 実際の機械の何処を指しているのか分かりづらかった。」(IAのF)
など、いろいろと苦労した面もあったようです。

まだまだこのような形でリモート据付をおこなう機会が
増えてくると思いますが、今後の改善点として、
以下のような発言もありました。

「IAメンバーが実際の作業している際、
 そこにリアルタイムの映像があれば、サポートする日本チームも
 調整の要点を説明し易く、IAメンバーの知識向上にも繋がり、
 尚良いと感じた。」(組立セクションのH)

「今回のリモート据付を通じて、IAのみで据付けをおこなう上で、
 まだある不安な点などを纏めてもらい日本チームに共有してもらえると、
 更に自分たちのみでできることが増えて今後につながっていくと思う。」
 (組立セクションのO)

今回の2回のリモート据付は、まだ初めてのことであり、
手探り状態でしたが、これからいろいろと改善を重ねていき、
もっともっとレベルアップしていかなければなりません。
組立セクションのOが、
「リモート据付を通じて、IAメンバー自身が日本チームの
 サポート無しでできることと、日本からのサポートが必用なことが
 明確にできたのではないかと思う。」
と語っていることからも、それぞれが自身でできることと
協力を必要とすることを明確にすることによって、
今後何を改善していけば良いかを見つけることができのだと思います。

最後に、今回のリモート据付の全体のコーディネーションをおこなった
海外セクションのSが次のように語っています。
「スカイプでのリモートサポートは日本時間の朝7時頃、
 現地の17時頃に行いました。
 現地からの質問に対しては極力その場で回答するよう努めましたが
 調査が必要なことも時々ありました。
 そういった質問に関しては、日本時間の日中に調べたうえで
 当日中にメール回答することにより、現地チームが翌日据付や
 営業運転の立ち会いをスタートするときには疑問点に関する回答が
 届いている状況を作り出すことに成功しました。
 そのような努力のおかけでタイムロスをなくし、スムーズな据付、
 営業運転の立会を終えることができました。
 日本、アメリカのチームが協力しあうことにより
 お客様にご満足頂き、お喜びのお声を頂くことができて
 嬉しく思います。」

コロナの状況で、しかも時差があるという難しい状況のなかで、
国をまたいで関係者が知恵を絞り、協力しあって
なんとかこのミッションを遂行しようという想いが
良い結果につながったのだと思います。

まだまだすべてのお客様に対して、通常と同じようにサービスを
提供するというところまではできていませんが、
これからも全社員で知恵を絞ってこの状況を克服し、
さらなるレベルアップをめざしてまいります。


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2┃ 「 リモートで据付 」
┃  ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アメリカのB社様から、段ボール印刷機ファルコンの2台目の注文を頂き、
春に船積みしましたが、その後、コロナウイルス感染が
世界中に広がってしまいました。

しかしお客様としては設備投資減税の適用を受けるために、
どうしても6月末までに生産を開始しなければなりませんでした。


▼続きはこちら(磯輪のブログ『磯輪日記』)


https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/220dae874cbe56b6a64f040b129b18c0



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第250号:『広がる改善提案の輪 ~ISOWA流 提案改善とは~』

2020年10月01日 | Weblog
こんにちは、西日本グループの犬居です。

今回の【ISOWA PRESS】では、
ISOWAの改善提案制度についてご紹介します。

まず初めに、改善提案制度とは、
「職場の身近な問題について従業員の創意工夫を奨励し、
 無駄を省き、作業環境を改善し、品質・能率の向上を
 はかることを目的とする」ものです。

対象となるのは
・不良品の防止
・資料の節約
・機械、装置の改善
・作業環境の改善
・作業工程の改善
・事務能率の向上
・原価低減
・経費削減
・安全、衛生 など様々な項目があります。

ISOWAの改善提案委員会は、昭和から平成に移り変わるころ、
QC活動の延長にて発足しました。
その後、約30年が経ち、2019年に名張製作所様を見学させて
いただいたことが大きな転機となりました。


名張製作所様は車のエアコン用コンプレッサの組立一本を生業とし、
改善活動が活発に行われており、品質・価格で結果を出し続けておられます。
コツコツと品質を守りながら、同じものをいかに安く作るかに取組み、
現場の改善で強みを出しておられる様子を見学したメンバーは大変感銘を受けました。

(磯輪日記でも様子がご覧いただけます↓↓↓)
https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/55758ee3fbc5f1dc690e0a963015b27c
https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/db1793c0c31a182fd921d6162728b6fc



「ISOWAで提案が出された後の仕組みはどうなっているのだろう?」
「たくさん提案を出して頑張っている人達の努力ってみんなに見えているのだろうか?」
「もっといい形で『改善提案』を運用できるのではないか?」と、
改善提案制度の仕組みを変えて、風土をより良くしていけないだろうか、
と議論を始めることとなりました。


・提出された改善の見える化
・改善提案制度の周知
・提案表彰方法の変更
などを進め、2019年以前は、製造部署からばかり出ていた提案が、
営業やサービス、社員サポート等、様々な部署からも申請されるようになりました!


実際の提案はこちら↓↓↓

(現場編)
・据付の効率化
・耐圧準備においての安全対策追加 等

(事務所編)
・お茶の提供方法改善
・出張報告書、勤務報告書等の電子化 等


提出された提案は、金・銀・銅・鉄賞と分けられ、より良い提案には表彰金が送られます。
また、金・銀・銅賞は、提案者の部署の朝礼にプレゼンターが訪問し、
表彰金を渡すこととなっています。



(朝礼での表彰の様子)





先日、見事金賞を受賞したメンバーに感想を聞いてみました。


<金賞受賞メンバー:Ya、Ka、Ko>

今回、勤務報告書の電子化にて提案表彰“金賞”を受賞しました。

ずっと長い間、紙の勤務報告書での手書きによる手間、
電卓での計算によるヒューマンエラーや残業時間の効率的な共有方法に
悩んでいましたので、
それを改善したいとの思いで、取り掛かりました。

当初、専門的な知識が無い中で各部署の勤務体系に合った
関数を組むことに非常に苦労し、途中気持ちが折れそうになったことも
ありましたが、周りのサポートもあり電子化を実現することができました。
まさか金賞を頂けるとは思っていなかったので、
受賞した時は嬉しさよりも驚きが勝ったのと同時に大きな達成感を得ました。

勤務報告書の電子化は、女性メンバーで取り組みました。
今後のISOWAでの、女性社員のさらなる躍進の一歩につながれば幸いです。
今回の改善で学んだことを活かしながら、今後も「オレがやる!」精神で、
積極的な気持ちで業務改善に挑戦していきたいと思います。




提案委員会のTに話を聞いてみました。


私は、約10年改善提案委員を務めていますが、
2019年の名張製作所様を訪問したメンバーからの報告を受け初めて、
改善提案制度自体に改善の余地がある事に気づかされました。

この1年、8名の改善提案委員会の仲間と幾度となく議論を重ね、
少しだけ開かれた改善提案になれたのではないかと感じています。
今後、より良いアイデアが大勢の人から提案されるように
一層頑張って行きたいと思います。


改善提案の仕組みから風土を良くしていきたいという改善提案委員会の想いによって
改善提案制度が、すべての社員にとってぐっと身近なものとなり
普段の業務でも、当たり前を疑って「さらに良くならないか?他の方法はないか?」
などの視点を持つことが増えたと感じています。

また、事務系職種の社員は普段の業務で、直接的な利益を生み出すことは
なかなか難しいですが、
「改善提案により経費削減ができた」
「目に見える効果があることで会社に貢献できている実感がわいた」
という声もあがりました。


今後も、ISOWAビト一同、
「人にやさしく、キカイにやさしい」を追求すべく、
製品や社内環境を改善してまいります。


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2┃ 「 『創意とくふう』 」
┃  ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
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ISOWAというと風土改革って思われがちですが、
こんなところでも取材をされるんです。
改善の情報誌『創意とくふう』です。

改善事例を紹介する巻頭特集で取り上げてもらいましたが、
これすべてわが社の事例紹介なんですよ。
そのページ数何と26ページ!! すごいでしょ。


▼続きはこちら(磯輪のブログ『磯輪日記』)


https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/a6c6456ff8ccc46b34fa92c16dcfa5ff



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みなさまのご意見・ご感想・叱咤激励をお待ちしております。
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【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
ご要望を記事にしていきたいと思います。

ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。


第249号:『誕生!ISOWA中津川』

2020年09月01日 | Weblog
皆さんこんにちは、東日本セクション稲垣です。

厳しい暑さが過ぎ去り、最近は過ごしやすい気候となって参りました。
8月は近年まれにみる猛暑でしたが、皆様それぞれの対策で
乗り切られたことと存じます。来年の夏はいかに・・・・

さて、去る6月にISOWAグループとして、
「ISOWA中津川」が誕生しました。
新しい会社を設立?営業所を増設?・・・・ 
そんな疑問にお答えすべく、本号の【ISOWA PRESS】テーマは
『誕生!ISOWA中津川』とさせていただきます。



1、 ISOWA中津川 誕生

2020年6月、ISOWAグループの一体化を図るべく、
前身の報徳工業から「株式会社ISOWA中津川」に社名変更し、
新たな一歩を踏み出しました。

ISOWAと同じように、風土改革、理念経営を目指すためにも
社名変更がその大きなきっかけになることを期待しています。
これまでもISOWAと同じブルーの作業着でしたが、社名変更を機に
社用車のロゴもISOWAに統一すべく、さらには
ISOWAのロゴ看板も設置しようと計画中です!



2、 ISOWA中津川って?

もしかすると、なじみのない方もいらっしゃるかもしれませんので、
簡単にご紹介させていただきます。

ISOWA中津川は中央自動車道恵那インターから車で30分ほどの
岐阜県中津川市蛭川に位置しています。
ISOWA本社と同じく、田んぼに囲まれた自然を感じられる
のんびりとした場所にあり、近くには有名観光地である恵那峡があります。

地元出身を中心とした13名のメンバーがおり、
主に東濃地区のお客様の機械メンテナンスをさせていただいています。
段ボール機械製作としては、コルゲータスタッカ、ダブルフェーサ、
原紙搬送レールの組立を担当しています。
コルゲータスタッカの改造、据付では全国各地のお客様に
お伺いさせていただきました。

これからは「報徳工業」ではなく、「ISOWA中津川」として
変わらぬお付き合いを宜しくお願い致します。



3、 前身の報徳工業って?

まだまだISOWA中津川は誕生したばかりですので、
その前身である報徳工業についてご紹介したいと思います。

報徳工業は1968年(昭和43年)にISOWAの子会社として
設立されました。
設立当初、段ボール機械修理はもちろんのこと、
所在地である蛭川はみかげ石の産地であることから石材店が多く、
時には依頼を受けて石材加工機械の修理を手掛けていました。

昭和50年代には報徳工業製のHRSというターンオーバー式の
原紙掛けを設計から据付まで行っており、
現在でも近隣のお客様にて計4台稼働しています。

平成3年には工場、事務所を新築し、徐々にレーザー加工機、
プレス、溶接機等を導入してきました。
平成29年にはおかげさまで設立50年を迎えることができました。
30年以上勤めている社員からは
「昔の報徳は工場も汚く、挨拶をする人もいなかった。
 でも今は、工場もきれいになってみんなが挨拶するようになった。」、
また別の社員からは
「昔はみんな職人気質で仕事を教わるというよりも背中を見て学べ、
 という感じだったが、少しずつ変わってきた。」
とISOWAと同じく、改善が進んでいます。



4、 責任者インタビュー

最後に、ISOWA中津川の責任者へ
今の想いをインタビューしてきました!


Q1.ISOWA中津川の強みを教えてください。

 社員の半数程が加工、組立、修理と複数の作業が出来る
 多能工化を進めており、突発の修理部品、組立中の加工不良等に
 即座に対応することが可能です。


Q2.社名変更となりましたが、心境の変化はありますか?

 社名変更前も据付工事・修理等、オールISOWAの一員として
 活動して来ましたが、社名変更にてISOWA中津川に変わったことで、
 より一層ISOWAを身近に感じることとなり、
 これまで以上に一つ一つの行動に責任を持って取り組んでいきたいと
 身の引き締まる思いです。


Q3.これからどのようなことに取り組んでいきたいですか?

 今後も社員一同ISOWAグループの一員である事を自覚し、
 お客様に喜んで頂けるよう邁進していきたいと思っています。
 そのためには、まず個々のレベルアップが大切だと考え、
 様々な取り組みの計画を立て始めています。
 例えば、ISOWA中津川から数名ISOWA本社へ出向き、
 本社の組立メンバーと一緒に機械を組み立てたり、
 本社で開催される製造研修に参加したりすることにより、
 さらなる技量を身に付け、互いに切磋琢磨できるような機会を
 作ろうと企てています。

 また、工事が終わった後の振り返りや今後の対策については、
 今まで以上に話し合いを重ね、本社との共有の場も
 増やしていきたいと考えています。

 今後は、よりスピーディかつ丁寧な作業を心がけていくことは
 もちろんのこと、修理や据付だけに留まらず、
 お客様のお困りごとに耳を傾け、直接ご相談いただける関係づくりを
 強化していくことで、お客様に喜んでいただけるよう
 努めていきたいと思います。


Q4.最後にお客様へメッセージをお願い致します。

 報徳工業を知っていらっしゃったお客様も、
 初めてお聞きになったお客様もいらっしゃると思います。
 ISOWAグループの一員として今後据付工事、修理等で
 お伺いさせていただきますが、お客様に喜んで頂ける様
 しっかりと務めさせて頂きます。

 今後ともISOWA中津川を宜しくお願い致します。



ISOWA中津川とISOWA、これまで以上に連携を高めて、
今まで以上にお客様のご期待に沿うべく邁進して参りたいと思います。

新生ISOWA中津川の今後にご注目ください!!


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2┃ 「 中津川工場ができました 」
┃  ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
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3月の予告編通り、
グループ会社である報徳工業の社名を『ISOWA中津川』に改めました。

このISOWAの中津川工場、どこにあるかというと・・・


▼続きはこちら(磯輪のブログ『磯輪日記』)


https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/055c51191e3b96fc18f9e4ee2307194c



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