【ISOWA PRESS】

ISOWA発、お客様、業界関係者様にお送りさせていただくメールニュースです。
お仕事の合間にお気軽にお読み下さいませ。

第30号:「超極小オーダへの挑戦」

2008年02月20日 | Weblog

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       ISOWA Mail News  【ISOWA PRESS】

            2008/2/5  第30号
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    この【ISOWA PRESS】は、日頃からお世話になっている
   お客様、業界関係者様にお送りさせて頂くメールニュースです。
   弊社及び業界にまつわる様々な情報を掲載していきますので
   お仕事の合間にでもお気軽にお読み頂ければ幸いです。


 ■CONTENTS■
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 1├ ISOWA社内も賑やかになってきました♪
 2├ 年末年始工事レポート「超極小オーダへの挑戦」
 3├ 「“携帯”無料ゲームでビジネスマナーを学ぶ?!」です。
 4├ 編集後記
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                                     ※等幅フォントでご覧ください
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 1┃ ISOWA社内も賑やかになってきました♪
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 みなさまこんにちは。
 2008年に入り、あっという間に“1ヶ月とちょっと”過ぎて
 しまいましたね(^Д^)
 お正月ののんびりした雰囲気がずいぶん前の事のように感じますが、
 いかがお過ごしでしょうか。

 我が社では、年末年始にお客様のもとへ作業に出掛けていた社員が
 ぞくぞくと戻り、賑やかになりました(*^-^*)
 今更ですが、
 “あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。”
 なんて言葉を交わしたりして・・・
 果たしてこのセリフはいつまで有効なのでしょうか(@_@;)

 さて、今回の【ISOWA PRESS】では、年末年始の工事の様子を
 お伝えしたいと思います。
 それでは、【ISOWA PRESS】30号スタートです。
 お付き合いの程、宜しくお願い致します(^O^)/


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 2┃ 年末年始工事レポート「超極小オーダへの挑戦」
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 今回の年末年始は 新機納入7件、移設及び改造3件と総勢150名もの
 メンバーで工事をさせていただきました。新機の機械はファルコン1台、
 ベルトレスシングルフェーサ2台、ツインフェーサ1台、スリッタスコアラ2台
 カッタ1台、スタッカ2台、管理装置1台を納入しました。

 大きな問題もなく、また安全第一で怪我もなく無事に終われたことが幸いです。
 お客様、関連業者のみなさんありがとうございました。
 その中で特殊仕様を盛り込んだ機械がありましたので、ぜひ皆さまに
 ご紹介したいと思います。

 

 その機械というのは、日頃からご愛顧いただいている愛知県のお客様に
 お納めした1ユニットスリッタスコアラ(HSS5)とカッタ(HC01)
 です。
 何が特殊かと言いますと、きっと  "うちもだよ"  と困っているお客様も
 多いと思いますが、超極小オーダへの対応なんです。
 
 スリッタスコアラも発展し1オーダ20m(速度によって変わりますが)が
 実現、極小オーダをこなしてきたのですが、時代の要望は限りを知らず、
 なんと1オーダ1枚なんてことになっているんです。
 
 現状では「1オーダ1枚」は不可能で、1枚のために複数枚生産したものを
 1枚だけ取り出す方法で生産していると思います。その結果、余分に生産した
 ものはロスになってしまいます。もったいないですね・・・。
 
 お客様より「1オーダ1枚できる?」と言われたときは思わず  "えっ"  と
 声が出てしまったくらいです。
 
 これは"大変だなぁ"と思っていたら、さらに
 " 連続して生産したいんだよね "
 これには同席していた電子のS君もさすがに「う~ん」
 とりあえず「持ち帰って検討します」と一時退散。
 
 さて、会社に帰ってから何とかお客様の要望に近づけようと、
 考え?更に考え??皆で考え抜いて???・・・
 なんと1オーダ2枚、しかも3オーダー連続までこぎつけました。
 もちろんオーダーチェンジ時に速度を落とさなくてもいいんですよ。
 
 これこそ、我が社が誇る新型管理装置(IEM01)と今回設置しました
 ハイスピードスリッタスコアラ(HSS5)とのコラボレーションのなせる
 業です。
 
 さて、いよいよ工事となりました。
 工事に行く前にはしっかり打合せをし準備万端で出かけたのですが、
 工事が始まると思いもよらないイレギュラーなことが都度発生しました。
 しかし、お客様や関連業者の方々の協力のおかげで無事に終了することが
 できました。ありがとうございました。
 
 そして試運転。
 ISOWAでの社内調整はバッチリでしたが、いざ試運転となると
 ドキドキです。立ち上がりはスムーズ、まずは一安心、しばらくして
 お待ちかねの2枚オーダがやってきました。
 
 お客様、工事関係者、ISOWAメンバーに緊張感が走る中、
 一時の静寂の中  "シュン・シュン・シュン"  と何事もなかったかのように
 切り替わる『HSS5』。一瞬間をおいて " オー " と全員から歓声が
 あがりました。
 
 順調に稼動する機械の前でお客様から笑顔で  "すごいね~"  と言われた瞬間
 これまでの努力が報われ、メンバー全員「ジ~ン」ときました。
 
 これからも更なる向上をめざし頑張ります!!よろしくお願いします。


 ※1オーダ2枚、3連続仕様の詳細は担当営業マンにお問い合わせ下さい。


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 3┃ 「“携帯”無料ゲームでビジネスマナーを学ぶ?!」です。
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 このコーナーは弊社の監査役である日本経営教育研究所の石原明氏が
 お届けします。
 石原氏のプロフィールについては下記URLをご参照下さい。
 〔http://www.nihonkeiei-lab.jp/company/profile.htm
 おすすめ本の紹介を始め、面白い企業や商品、世の中の現象やトレンドなどの
 コメントを、経営コンサルタントならではの独自の切り口でお届けします。


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 本日の話題は、

     「“携帯”無料ゲームでビジネスマナーを学ぶ?!」です。


                 それでは始まりま~す(@^^)/~~~

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 ○このところ、携帯電話を取り巻く環境がまた一段と進化した感があり、
  私のブログなどでもたびたび取り上げていますが、人材派遣大手パソナ
  グループの「パソナユース」は、携帯でビジネスマナーを学べるサービスを
  提供し始めたそうです。

 ○新卒・第二新卒を対象とした、20代専門の就職・転職エージェントで
  あるパソナユースでは、主に就職活動中の大学生たちに向け、敬語や
  ビジネスマナーなどが学べる携帯電話ゲーム「ビジネス常識力検定」を
  無料配信しはじめたのです。

 ○就職活動中の学生は、企業訪問する際などに「待ち時間」が多くなる
  ものです。そんな隙間時間を利用して、手軽に苦手な言葉づかいや
  マナーを確認してもらおうという試みで、無料のゲームを作ったわけですが
  同時に「検定」流行りのトレンドも上手に取り入れています。

 ○ゲームは「社内コミュニケーション」「社外コミュニケーション」、
  「電話・メール」「就職・転職シーン」「雑学」の5ジャンルになっていて
  全問題にワンポイント解説がついています。

 ○たとえば、「弔電(お悔やみ電報)で使ってはいけない言葉はどれ?」
  という設問に対して、
  【1.ご立派  2.重ね重ね  3.わずかに  4.山々】
  という選択肢が用意されているのですが、もちろん正解は…
  わかりますよね?

 ○正解は、2の重ね重ね。「不幸が重なることを連想させるような
  『忌み言葉』だから」という解説が付きます。こんなふうにゲーム感覚で
  マナーが身に付くのだったら、結構いいかもしれません(*^^)v

 ○一昔前は、移動中の電車などで、就職活動のマニュアル本を広げている
  真新しいスーツを着た学生を見かけたりしたものですが、それが今の
  時代には「携帯」に取って代わられたということでしょうか?

 ○企業内の研修を「eラーニング」で、というのも珍しい話では
  なくなりましたが、ますますスピードアップする世の中では、
  パソコンの前に座ってゆっくり学習するスタイルより、
  「通勤電車の中で細切れに」といったスタイルが望まれるのかもしれません。

 ○パソナユースでは、「当初の1か月で1万件超、年間で10万件の
  アクセスを目標とする」と話していて、若者層の同社に対する認知度
  アップを狙っていますが、果たして結果はいかに…。

 ○それはともかく、「携帯電話」がますます欠かせないツールになって
  いくことだけは間違いなさそうです。デザインの良さだけでは差別化
  できなくなった携帯業界では、次々に新しい機能を搭載した新機種を
  開発中のようです。

 ○口臭や体脂肪がチェックできる「健康管理機能」を備えた機種や、
  しゃべった言葉が数秒で「翻訳」される外国語翻訳アプリ付き携帯などが、
  来年以降、続々と発売になるようですよ!(^^)!

 ○こうした新技術を活かして、新しいサービスが提供できないか…などと
  発想を広げてみると面白いかもしれません。「顔認証システム」が、
  「顔ちぇき!」という人気サイトを生んだように、「こんなこと出来たら
  おもしろいかも」という発想から、思いもよらぬサービスが生まれたりする
  ものです。

 ○最近では、子供の安全を確認するために誕生した「イマドコサーチ」
  機能を搭載したキッズ携帯を、奥さんがいつでも「位置確認」できるように
  持たされているご主人が居るとか居ないとか……(ーー;)

 ○技術もビジネスも、“予想外”の使われ方をするところから、新たな
  ステージへ進化するものなのかもしれません。この事例を参考に、
  自社のマーケティングの選択肢のひとつとして、「携帯」を意識して
  みてください(@^^)/~~~

 

 ★携帯電話で商品開発?!
  http://board03.keikai.topblog.jp/blog/101/10006798.html

 ★携帯で「メガネ」を試着するという発想
  http://www.nihonkeiei-lab.jp/blog/archives/2007/12/post_161.html

 ★パソナユース
  http://www.pasona-youth.co.jp/

 ★ビジネス常識力検定
  http://www.20works.jp/job/event/biz_ken/index.html

 ★顔ちぇき!誰に似てる?
  http://www.nihonkeiei-lab.jp/blog/archives/2007/07/post_139.html


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 4┃編集後記
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 【ISOWA PRESS】第30号はいかがでしたでしょうか。


 順調に作業が終わり、お客様からお褒めの言葉を頂戴でき、作業員だけでなく
 我々社員一同とても嬉しく思います。立会いただいたお客様、関係者の皆様、
 寒い中本当にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致しますm(__)m

 まだ早い気もしますが、そろそろ花粉が飛び始めたようです(^_^;
 待ち遠しい暖かさも、花粉症の方には辛い季節の始まりですね(_<)
 昨年より量が多いそうですので、まだ発症してない方も早めの
 対策を心掛けてくださいね!!


             ◇      ◇      ◇


 【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
 「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
 ご要望を記事にしていきたい思います。

 ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

 次号は2月20日(水)の予定となっております。
 どうぞお楽しみに!

━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C) 2008 ISOWA Corporation ━ ■


第29号:チリからのワインレポート!?

2008年02月01日 | Weblog

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       ISOWA Mail News  【ISOWA PRESS】

            2008/1/18 第29号
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    この【ISOWA PRESS】は、日頃からお世話になっている
   お客様、業界関係者様にお送りさせて頂くメールニュースです。
   弊社及び業界にまつわる様々な情報を掲載していきますので
   お仕事の合間にでもお気軽にお読み頂ければ幸いです。


 ■CONTENTS■
 ─┬─────────────────────────────────
 1├ 明けましておめでとうございます♪♪
 2├ チリからのワインレポート!?
 3├ 高島屋が育児休暇中の社員をモニターに活用?!
 4├ 編集後記
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                                     ※等幅フォントでご覧ください
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 1┃ 明けましておめでとうございます♪♪
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 みなさまこんにちは(○´∀`)ノ゛お久しぶりです☆

 少し遅くなってしまいましたが…
 2008年 明けましておめでとうございます♪♪
 昨年は【ISOWA PRESS】をご愛読くださり
 ありがとうございました(´∀`人)
 今年もよろしくお願い致します。


 年末年始はクリスマス・お正月と様々なイベントが目白押しでしたが、
 みなさまどのように過ごされたのでしょう??
 イベント大好きで外に出っ放しの方もいれば
 (好きではないのに振り回されていた方も結構多かったりして??笑)
 家でゆっくり過ごされた方もいらっしゃると思います。

 街や人気スポットに足を運べば
 「人!!人!!!人~!!!!」で疲れちゃうなぁ。…と、
 頭ではわかっているのに気付けば人込みの中に自ら突入してしまう
 学習能力のない私(。-Д-。)
 今年は「学習&実践」がキーワードですかね☆笑

 さて、今年初配信となる【ISOWA PRESS】29号は
 海を越えてISOWA AMERICA 竹嶋から「チリ」の
 出張レポートをお送りしたいと思います。
 お付き合いの程、宜しくお願い致します♪♪

 

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 2┃ チリからのワインレポート!?
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 ニホンノミナサン、コンニチハ。ナンベイノ、チリカラノリポートデース。
 「えっ、日本語話すチリ人?」いえいえ、チリに出張している日本人です。
 (カタカナで書くと外国人がしゃべっているように見えませんか?)

 今夏(現地では今冬)、ISOWAのファルコンが納入されましたチリの
 お客様工場に来ています。

 日本の皆さんにチリと言っても”細長い南半球の国”程度しかイメージ
 されない方が多いかと思います。かく言う私も実はその一人でした。

 南米大陸の太平洋岸に面したチリは、4000km以上もある南北の長さに対し、
 東西の幅は平均175kmしかない細長い国です。

 北部は砂漠地帯、首都サンチアゴがある中央部には田園地帯が広がり、
 その南には森と湖の湖沼地帯、さらに南部パタゴニアに入れば荒涼とした
 パンパと呼ばれる大草原が広がり、フィヨルドや氷河をいただいた鋭い
 峰々が続くという、実にひとつの国とは思えない多種多様な景色を
 見せつけてくれる国です。


  この辺りの様子は、ぜひ弊社社長磯輪がチリを訪問した際の昨年5月
  26日付けのブログ(『磯輪日記』)

   http://blog.goo.ne.jp/h_isowa/d/20070526

  をご覧下さい。


 私たちのお客様がある街は、この首都サンチアゴから車で1時間余り南に
 下ったところにある広大な果樹園の中にあります。そこでは、多くの
 ブドウが栽培されており、ワイナリーもいたるところにあります。

 チリのワインといえば、日本をはじめ世界各国でも高い評価を得ています。
 フランスワインの影響を強く受けていて、良質の味のわりには価格が安く、
 品質が安定しているといった点が世界に受け入れられている要因だそうです。
 チリはその夏の強い日差しと冬の十分な雨量といった、世界に例を見ない
 ワイン作りに最適な気候条件を備えているんだそうです。

 ということなので、このお客様が生産している箱はもちろんワインの箱。
 そのほかにはブドウ、リンゴ、オレンジ、チェリー、洋ナシ、キーウイ、
 アボガドなどの箱を作っていて、工場はフルーツの香りで一杯!
 という気分です。(気分だけです。)

 しかもその殆どが3色以上の多色印刷で、仕上がりも日本の箱となんら遜色の
 無い出来栄えです。実際に作られたレモンの箱を手にとって見て、
 「チリでも高品質の段ボールが求められているのだなぁ~」と思っていたら
 「あれっ、”レモン”ってカタカナで書いてある!」
 「えっなに!輸入元:埼玉県?」日本向け?!

 それじゃあ箱の質も印刷の質も最高でなきゃだめですよね。
 なるほど、だからこのお客様はISOWAのファルコンを買ってくれたんだ!
 と妙に納得してしまいました。

 こんな地球の裏側からでもISOWAの機械で作られた段ボールの箱で
 いろんなものが日本に運ばれてくるということを改めて認識させられました。

 そんな訳で仕事が終わった後は毎晩チリワインを楽しんでいます。

 では、アディオス!


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 3┃ 高島屋が育児休暇中の社員をモニターに活用?!
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 このコーナーは弊社の監査役である日本経営教育研究所の石原明氏が
 お届けします。
 石原氏のプロフィールについては下記URLをご参照下さい。
 〔http://www.nihonkeiei-lab.jp/company/profile.htm
 おすすめ本の紹介を始め、面白い企業や商品、世の中の現象やトレンドなどの
 コメントを、経営コンサルタントならではの独自の切り口でお届けします。


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  本日の話題は、

     「高島屋が育児休暇中の社員をモニターに活用?!」です。


                     それでは始まりま~す(@^^)/~~~

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 ○百貨店の高島屋が、育児休暇中の社員を独自商品の企画に活用することを
  決めたようです。育休を取得している社員に、発売前の子供服などの
  モニターを依頼するというのです。ちょっと面白い発想ですよね。

 ○これまで育児休暇中の社員には、給与の何割かの報酬を払うだけに
  とどまっていたと思いますが、こんなふうに育休中の社員を活用する方法が
  あったのかと、ちょっと驚いてしまいました(@_@;)

 ○もちろんこれは経営側の発想ですが、社員側から見ても、社会とつながりが
  持てたり、会社への帰属意識を感じられたりというメリットもあるのでは
  ないでしょうか。在宅勤務のような感じで、子育ての合間の気分転換にも
  なるかもしれません。

 ○同社では毎月10~20人の社員が出産しているそうですが、現にモニターへの
  参加を呼びかけたところ、喜んで参加してくれる社員が多かったそうです。
  「長期間仕事を離れてしまうことへの不安があるが、モニターになることで
  仕事とのつながりを実感できる」という声もあるとか。

 ○育休中の社員モニターを活用した商品の第一弾として、高島屋オリジナルの
  新生児用肌着の開発をすすめているそうですが、10~12月に出産した
  育休中の社員15人がモニターとして参加することを決めているそうです。

 ○具体的には、開発中の商品をモニター社員の家に発送し、以前販売していた
  商品と新商品を比較して試してもらうのだそうです。その結果を
  アンケートで回収することはもちろん、バイヤーが直接モニターを訪問し、
  聞き取り調査を実施するケースもあるといいます。

 ○どうやら、消費者のニーズが多様化、細分化した現在では、いかに消費者の
  「生の声」を集め、商品開発に活かせるかがキーになっているようです。
  モニターの数だけに頼った内容の薄い調査では、本当に消費者が求めている
  商品は決して作れないということです。

 ○同社では、なんと30年も前からオリジナルの肌着を発売しているのだ
  そうです。確かに子供服市場は、少子化の影響などで伸び悩んでいますが、
  逆に「機能やデザインにこだわる消費者は増えている」わけで、モニターの
  生の声を活かした丹念な商品開発を進めれば、十分勝算はあるはずです。

 ○今後は、その他の子供服や雑貨の企画などにも、育休中の社員モニターを
  活用していく方針で、さらに育休から復帰して短時間勤務をしている
  社員についても、商品企画に参加してもらう計画もあるようです。

 ○育休モニターを活用した新商品第一弾は、来年3月に開かれる「赤ちゃん
  フェア」で発表されるそうですから、その売れ行きを含め、ちょっと
  注目してみたいと思います。

 ○それはともかく、今はネットも含めた通信環境も整っているわけですから、
  社員の勤務形態も、世の中の進化に合わせて見直していっても
  いいのかもしれませんね。

 ○また、商品企画は企画開発部門の人間がやるもの、という固定観念を捨て、
  総務部からも経理部からもアイディアを募るような柔らかい発想で
  経営していかないと、ヒット商品が作れない世の中になったともいえます。

 ○この事例を参考に、自社の商品開発の在り方、社員活用の在り方などを
  一度見直してみてもいいかもしれません(@^^)/~~~


 ★高島屋
  http://www.takashimaya.co.jp/


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 4┃編集後記
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 【ISOWA PRESS】第29号はいかがでしたでしょうか。


 南北の長さが4000kmもあったとは知らず驚きました~!!
 日本の国土からすると、とてつもなく長い距離ですよねΣ(´∀`;)

 私も「南半球にある細長い国」と「チリワイン」というイメージしか
 持っていなかったのでチリという国の情報が少し増えました(人´ω`)


 まだまだ寒い日が続くので風邪には気をつけて下さいね♪♪


             ◇      ◇      ◇


 【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
 「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
 ご要望を記事にしていきたい思います。

 ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

 次号は2月5日(火)の予定となっております。
 どうぞお楽しみに!

━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C) 2008 ISOWA Corporation ━ ■