【ISOWA PRESS】

ISOWA発、お客様、業界関係者様にお送りさせていただくメールニュースです。
お仕事の合間にお気軽にお読み下さいませ。

第10号:見学会を開催しました

2007年03月26日 | Weblog

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 ISOWA Mail News【ISOWA PRESS】→→→ 2007/03/20 第10号
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   この【ISOWA PRESS】は、日頃からお世話になっている
   お客様、業界関係者様にお送りさせていただくメールニュースです。
   弊社及び業界にまつわる様々な情報を掲載していきますので、
   どうぞお仕事の合間にでもお気軽にお読み下さい。
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  ※【MSゴシック】などの等幅フォントで表示するときれいにご覧頂けます。

 ■CONTENTS■
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 1├ 継続は力なり?
 2├ 見学会を開催しました ~ ISOWA社内レポート ~
 3├ 石原明 経営のヒント ~ 消費者金融各社、高校で「消費者教育」~
 4├ 編集後記
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 1┃継続は力なり?
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 みなさま、こんにちは。
 編集長補佐の田中です。

 お蔭様で【ISOWA PRESS】も今回で10回目も節目を迎えること
 ができました。拙い文章でも我慢して読んで頂いた読者のみなさま、度重
 なるアンケートやヒヤリングに温かくご協力いたたいたお客様、情報収集
 に奔走してくれた営業マン各位、本当にありがとうございました。

 【ISOWA PRESS】は次の節目をめざして、頑張ってまだまだ継続
 していきます。より一層のご支援をお願い致します。

 さて、このコーナーと編集後記はいつもは入社2年目の久野編集長が書いて
 いますが、(今回だけは違います!)改めて1回目から読み直してみると、
 その文章力はだんだん進化していると思いませんか?

 「継続」自体も「力なり」ではありますが、それと同時に力も付けてくれる
 ものなのですね。

 それではISOWAPRESSスタートします。
 お付き合いの程、宜しく御願い致します。

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 2┃見学会を開催しました ~ ISOWA社内レポート ~
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 この度、弊社では3月の6日、7日に主力印刷機「ファルコン」を筆頭に
 2種類の段ロールを搭載できるツインフェーサ「SF99」、ワンユニット
 型ハイスピードスリッタスコアラ「HSS5」の見学会を行いました。
 各機械の詳細についてはこちらをご覧ください。
 〔
http://www.isowa.co.jp/products/index.html

 今回、遠方のお客様にも精力的にお声掛けし、両日合わせて100名の
 お客様をお迎えすることができ、活気ある見学会となりました。
 ご参加頂きました方々に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 さて、弊社では過去より見学会を行って参りましたが、今回は特に2つの点
 に力を入れました。

 先ず、機械の説明・実演の充実です。
 説明会場ではパンフレットよりもより詳しい内容をご説明し、その後のデモ
 ンストレーションでは、なるべく普段の使用状況を想像できるよう、実際に
 通紙運転、オーダーチェンジを行いサンプルシートと共に一連の作業内容も
 ご覧頂きました。

 今回ツインフェーサ、ファルコンでは現在普及が注目されつつあるCフルー
 トを採用し製段、製函を行いました。Cフルートの生産を初めて見たお客様
 からは、

 「機械の見学もだが、Cフルートの生産も見学できて有意義だった。」

 とコメントを頂きました。
 スリッタスコアラ「HSS5」におきましてもオーダーチェンジ時にシート
 を通紙し、切り替わりの瞬間とそのシートをご覧頂きました。特にオーダー
 チェンジ時のトリムカッタの速さに驚かれるお客様が多くいらっしゃいました。

 次に機械を快適にご覧く為、従来から推進している弊社の「整理整頓」「清
 掃」「挨拶」活動の延長線上として「工場のショールーム化」に取り組みま
 した。

 「清掃」については現在工場周辺の定期清掃を行っており、今回もお客様を
 迎えるに当たり清掃を行いました。あるお客様はたまたまその場をご覧にな
 ったそうで、

 「これが磯輪社長のブログ(↓)にあった清掃活動ですか。立派ですね。」
 〔
http://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/4f079bdbf603eace1480cf5064c8db09

 とお声掛け頂きました。
 見学後のアンケートでは、

 「機械の特徴を解りやすく丁寧に教えてくれた。」
 「挨拶が徹底されており活気があった。」
 「また参加したい。」

 といったコメントを多く頂けました。
 弊社全員の努力が実った点であると思い、大変嬉しく感じています。

 同時に今回の見学会について弊社の営業マンの感想を集めたところ、

 「機械の配置を見やすくできればなお良い。」
 「工場内でマイクの声が聞きづらいところがあった。」
 「駅で迷われていたお客様がいた。出口を明記するべきだった。」

 と今回の見学会についての反省点も見つかりました。

 今後更に有意義な見学会が開催できるよう工夫して、次回開催時には
 さらに多くのお客様にご参加頂けるよう努めます。

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 3┃石原明 経営のヒント ~ 消費者金融各社、高校で「消費者教育」 ~
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 このコーナーは弊社の監査役である日本経営教育研究所の石原明氏がお届けします。
 石原氏のプロフィールについては下記URLをご参照下さい。
 〔
http://www.nihonkeiei-lab.jp/company/profile.html

 おすすめ本の紹介を始め、面白い企業や商品、世の中の現象やトレンドなど
 のコメントを、経営コンサルタントならではの独自の切り口でお届けします。

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 本日の話題は、

      『消費者金融各社、高校で「消費者教育」』です。

                   それでは始まりま~す(@^^)/~~~
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 ○今年は「消費者金融」会社に業務停止命令が下ったり、消費者金融各
  社が軒並み赤字決算を発表したりと、破竹の勢いだった業界にも、変
  化の兆しが見えてきましたが、そんななか、消費者金融大手5社では、
  『消費者金融教育』を掲げ、高校や大学に講師を派遣しているようです。

 ○高校での『消費者金融教育』は、「家庭科」の授業の枠で行われるそ
  うですが、94年に高校家庭科が男女必修科目となり、その学習指導要
  領でも、「クレジットカードや消費者金融の安易な利用で、多重債務
  に陥る危険性を認識させる」ように求めてきました。

 ○とは言うものの、受験科目ではない家庭科の授業枠は少なく、学校に
  よって「消費者金融教育」についての取り上げ方にも、相当なばらつ
  きがあったみたいです。現実問題として、学校に任せきりでは不安な
  分野ですよね(ーー;)

 ○そこで、日本司法書士会連合会は高校への講師派遣に取り組み、財団
  法人・消費者教育支援センターで、教材提供や研修を実施。日本銀行
  に事務局を置く金融広報中央委員会も、金融教育の指導案を検討する
  など、各方面の協力もあって、この『消費者金融教育』が実現したよ 
  うです。

 ○10月下旬には、貸金業者の多い沖縄の地で、消費者金融教育が実施さ
  れました。沖縄県の普天間高校では、3年生の家庭科の授業で、県内
  の男性が起こした「過払い金返還訴訟」の問題を取り上げたそうです。

 ○地元ラジオ放送の録音テープを流し、過払い金返還訴訟の判決を伝え
  る地元紙の記事を配布。“灰色金利”をグラフで示して見せたりと、
  教科書ではたった1ページで終わる内容を、4時間という時間を割い
  て授業で取り上げたみたいです。

 ○失業率全国ワースト1の沖縄県では、1人当たりの県民所得が東京の
  約半分だそうです(ーー;)
 
 ○一方、貸金業者の登録数は人口比で東京を抜き全国第1位。04年の沖
  縄県司法書士会の推計では、過去5年で、40人に1人が多重債務で裁
  判所に駆け込み、自己破産申請の2割近くを20代が占めるという、か
  なり厳しい現実にさらされているんですね。
 
 ○授業では、沖縄県のこうした現状を教え、消費者金融や銀行からお金
  を借りて車を購入するという想定で、生徒たちに金利計算をさせ、金
  利に関する知識を深めます。

 ○さらに、前述の訴訟を起こした男性は、「300万円の借金を抱えていた
  ところ、利息制限法の上限利息で計算し直すと、逆に100円が戻ってき
  た」という事例も踏まえ、「借りる側の知識」も大事であることを徹
  底的に学ぶわけですね。

 ○続いて授業の後半では、グループに分かれ、生徒たち自身で「多重債
  務をなくす解決策」を話し合い、紙に書き出して発表するという時間
  が設けられたようです。ただ聞くだけの授業より、彼らの身につくと
  思いますから、なかなか良い取り組みですよね。

 ○生徒たちからは「借金はしない」「法律を守る」「貸金業者を減らす」
  などの意見が出たようですが、例え自分が多重債務者に陥らなくとも、
  社会に出る前から、このようなお金にまつわる知識を身につけておく
  にこしたことはありません。

 ○というのも、人類の長い歴史から見ると、「お金」というものを使う
  ようになったのは、「最近のこと」とも言えるわけで、例えば、思春
  期になると、誰も教えないのに、勝手に異性に恋心を抱くようになり
  ますが(遺伝子の中にこのようなプログラムがあるという意味です)、
  こと、お金に関しては、自然に「上手に使える」ようにはなりません。

 ○ですから、お金については、なるべく小さなうちからきちんと学ぶべ
  きなのですが、みなさんが学校で、こんな勉強をした記憶がないよう
  に、特に日本では、経済界と教育界の連携が立ち遅れている現状があ
  りました。

 ○情報化社会が進み、企業の社会的責任がますます問われる時代になっ
  た今、このような取り組みは、消費者金融業界以外にも求められるよ
  うになるのではないでしょうか。

 ○世の中のために、そして次世代を担う子供のために自社で何ができる
  のか・・・経営者として、深く考えるべきかもしれません(@^^)/~~~

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  ★日本司法書士会連合会
  
http://www.shiho-shoshi.or.jp/ 

  ★財団法人・消費者教育支援センター
  
http://www.consumer-education.jp/nice/

  ★金融広報中央委員会
  
http://www.shiruporuto.jp/
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 4┃編集後記
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 【ISOWA PRESS】第10号いかがでしたでしょうか。
 編集後記は、最初のコーナーで先輩の田中からお褒めの言葉を頂戴した、
 いつもの久野が担当です。

 普段は私達がお客様の所へ伺い、機械のご紹介、設備のご提案をさせて頂い
 ておりますが、見学会では逆にお客様をお招きする立場ですので普段よりも
 緊張します。

 今回は機械のアピールに加え、お客様への挨拶、対応なども意識しました。
 見学会終了後、この点についてもアンケートを行いましたが、機械へのコメ
 ントとは違い様々なご意見を頂くことができました。

 私達が見えていない所にもお客様の目があることを実感しました。 

 さて、今回の見学会のメインである印刷機「ファルコン」のご説明は久野と
 同期入社である入社2年目の技術社員が担当させて頂きました。

 説明が始まる前は自分も内心ドキドキしておりましたが、一度始まると堂々
 と説明しており驚きました。その後お客様のアンケートの中で「機械説明が
 解り易かった。」というコメントを発見するたび嬉しく思いましたが、反面
 「もし自分ならあんな風に出来たのだろうか」と思った時、改めて彼の努力
 に感心しました。
 
 4月には新入社員も入ってきますので、気を締め直して頑張りたいと思います。

            ◇      ◇      ◇

 【ISOWA PRESS】では随時お客様からの、
 「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」というご要望を
 記事にしていきたいと考えております。

 ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

 次回は4月5日(木)の予定となっております。どうぞお楽しみに!

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第9号:空白の世代を迎える2007年問題

2007年03月26日 | Weblog

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 ISOWA Mail News【ISOWA PRESS】→→→ 2007/03/09 第9号
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   この【ISOWA PRESS】は、日頃からお世話になっている
   お客様、業界関係者様にお送りさせていただくメールニュースです。
   弊社及び業界にまつわる様々な情報を掲載していきますので、
   どうぞお仕事の合間にでもお気軽にお読み下さい。
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  ※【MSゴシック】などの等幅フォントで表示するときれいにご覧頂けます。

 ■CONTENTS■
 ─┬────────────────────────────────
 1├ 目、鼻、喉、辛くありませんか?
 2├ 空白の世代を迎える2007年問題 ~ 業界ア・レ・コ・レ ~
 3├ 石原明 経営のヒント ~ 今や「資格試験」もコンピュータで ~
 4├ 編集後記
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 1┃目、鼻、喉、辛くありませんか?
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 みなさまこんにちは。

 春一番も過ぎ去り本格的に春の到来となりました。
 しかし、日中の陽気に誘われて外に出ると今度は目や鼻がムズムズ、花粉症
 のツライ季節となりました。今年は例年よりも約一週間早いそうです。

 日本人の5人に1人は花粉症といわれ年々増加、低年齢化しているそうです。
 去年は大丈夫だったが今年は何かムズムズする。という方もいらっしゃるの
 ではないでしょうか。

 花粉症の原因として、スギ花粉や大気汚染の影響が挙げられますが、最近で
 は腸の免疫システムの崩れも関係していることが解ってきました。

 特に小腸は、体全体の約60%の免疫細胞や抗体があり、そのバランスが崩
 れると、アレルギーの病気になりやすくなることが分かってきたとのこと。
 発酵食品(味噌や醤油など)を摂り、善玉菌を増やし腸内環境を整えると
 症状を軽減させる効果が期待できるようです。

 花粉症を引き起こすもっとも有名な「スギ花粉」は5月中旬まで続く予測で
 すので、予防薬の早めの摂取と共に、一度食事を見直してもまだ遅くはない
 のかもしれませんね。

 それではISOWAPRESSスタートします。
 お付き合いの程、宜しく御願い致します。

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 2┃空白の世代を迎える2007年問題 ~ 業界ア・レ・コ・レ ~
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 数年前より様々なメディアで「2007年問題」が話題となっていますが、
 これを大きく分けると2つの問題が存在しています。
 1つは、人手不足やノウハウの流出がなどの「人」の問題です。
 もう1つが、集中する退職金の支払いに耐え切れず退職金倒産という「お金」
 の問題です。

 前者につきましては、

 ①『働く意思・意欲』に関する基準
 ②『勤務態度』に関する基準
 ③『健康』に関する基準
 ④『技能伝承等その他』に関する基準

 以上の基準を決め

 1、定年延長
 2、再雇用
 3、一人親方(個人事業主)

 を選択するスタイルの会社が多いようです。
 ただ、1,2項は雇用という所属の喜びと安心感はありますが、年金との
 調整という総所得への不満という課題があります。3項はその逆です。

 弊社では、「ISOWA人財BANK」を設け当事者間で充分話し合った後、
 1~3項のコースを決定します。
 また、定年前にキャリアと満足度アップを図るために「チャレンジキャリア」
 という制度も導入し、活躍の場も提供できるように進めています。
 技能やノウハウを持った社員が多く、また繁閑の差があり、若い社員のスキ
 ルアップに時間を要する現状では、これらの制度は非常によく機能している
 と思っています。
 実際、70歳を越えても元気に働いている社員もおり、周囲の若い社員への
 技能伝承はもちろん、良い刺激にもなっています。

 後者につきましては、デフレ経済、低金利時代の中で「団塊の世代」が本格
 的な定年退職を迎えるようになりましたので、インフレ型人事制度を早急に
 見直す必要があります。

 弊社では退職金制度、評価制度、賃金制度の改正も含め、社業の活性化と社
 員の満足度向上を図るべく、2007年問題に備えて様々な制度を導入して
 まいりました。

 段ボールメーカー様でも同様に問題視されているのではないかと思い、一部
 のお客様にお話を伺ってみましたので、参考までにご紹介します。

 A社様では、「嘱託や参与という形で、昨年度から再雇用の制度を整えた」
 との事でした。これにあたっては、「健康に留意し、まじめに勤めていただ
 ける方は、長い経験を活かして最高65歳まで働いていただけるよう考慮し
 た。」とのことです。

 また、B社様では、特に定年延長や再雇用の取扱いは無く、人手不足に対し
 ては派遣で対応し、「派遣会社から優秀な人材は正社員扱いにするための呼
 びかけをしている」との事です。

 他にも「再雇用などの制度はない」、「中途採用で対応している」とのお答
 えも数社ありましたが、今後何らかの方策をみなさんお考えのようです。

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 3┃石原明 経営のヒント ~ 「ネットとリアルの融合」を考える ~
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 このコーナーは弊社の監査役である日本経営教育研究所の石原明氏がお届けします。

 石原氏のプロフィールについては下記URLをご参照下さい。
 〔
http://www.nihonkeiei-lab.jp/company/profile.html

 おすすめ本の紹介を始め、面白い企業や商品、世の中の現象やトレンドなど
 のコメントを、経営コンサルタントならではの独自の切り口でお届けします。

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 本日の話題は、

     『今や「資格試験」もコンピュータで』です。                

                   それでは始まりま~す(@^^)/~~~
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 ○先日ある建設関係の顧問先の方から聞いたのですが、彼が資格試験を
  受けに会場に行ったところ、机にはパソコン1台が用意されていて、
  持って行った筆記用具も、時計も、かばんも全部しまうように言われ、
  準備ができたら初めて下さ~い」と、いきなりの試験開始で、正直
  彼も戸惑ったみたいです。

 ○その昔、資格試験といえば、受験票を持って、決められた日時に指定
  された会場の指定された席に座り、係官が配る問題用紙を、号令と共
  に一斉に開き・・・なんて光景が当たり前でしたが、試験の世界も随
  分様変わりしたんですねぇ。

 ○こういうPCを使った試験を「CBT(Computer Based Testing)」
  って言うそうですが、いまいちイメージがわかない方は、このページ
  から動画サンプルが見られますので、まずは覗いて見てください。
   
http://www.prometric-jp.com/service/01.html

 ○こんな風に試験問題がパソコン上に表示され、受験する人がマウスや
  キーボードを使って解答していくという方法なんです。必要に応じて、
  画面上に「電卓」が現れたりもしますから、受験者は自分の道具を一
  切会場に持ち込む必要がなく、まさに「体ひとつ」で受験するわけで
  すね。

 ○その上、テスト結果を終了と同時に確認することができるものもあり、
  集計の時間が必要な試験でも、翌日には結果がわかるのだそうです。
  試験結果発表待ちの妙にドキドキした気持ちは、もう過去の遺物なの
  でしょうか・・・(ーー;)

 ○また、この試験を利用する受験者は「紙と鉛筆」によるテストのよう
  に、決められた場所や日時に受験する必要がありませんから、受験者
  の都合に合わせて、受験する場所や日時が自由に選択できる「随時型
  試験」が可能となるわけです。

 ○さらに、ひとつの会場で、複数の試験を実施することができますから、
  隣の人は全然別の試験を受けている、なんてことが普通に起こります
  し、試験ごとに数種類の問題を用意することも簡単にできますから、
  カンニングを見張る「試験監督」の仕事もいらなくなりますよね。

 ○現在、IT系資格の試験はもちろん、TOEFLなどの語学系、証券
  アナリストなどの金融系、国家資格取得までを一体化した工事担任者
  養成課程など500以上の試験が用意されていて、受験可能なテストセン
  ターも全国に200カ所以上配置されているようですが、試験によっては、
  会場に行くまでもなく、「インターネット」で受験できるものもある
  みたいです。

 ○この試験方法だと、受験者自ら「データ入力」しているのと同じこと
  ですから、今までの試験のように、OCR(光学式文字読取装置)で
  解答用紙を読み取る作業さえもいらないわけで、採点のコストも大幅
  に削減できますから、今後、こうした試験方法が増えてくるんじゃな
  いかと思います。

 ○今や、パソコンが使えないと、資格試験も受けられない時代だという
  ことですね(ーー;) 

 ○この仕組みを実現したのは「アール・プロメトリック」という会社で、
  コンピュータを利用したテスト事業の分野において世界最大の市場シ
  ェアを誇る米国トムソン・プロメトリックと、リクルートグループを
  株主とする企業ですが、このビジネスモデルはかなり優れていると思
  います。

 ○試験運営自体が従来のやり方よりかなり省力化できるのはもちろんで
  すが、受験者を上手に「顧客化」する仕組みも同時に実現しているの
  です!(^^)!

 ○この試験を受けると、「次はこんな試験はいかがですか?」という
  「オススメ試験」のご案内が届くようになるそうです。アマゾンで本
  を買うと、自分の趣味趣向がデータとして蓄積され、「こんな本も一
  緒にいかがですか?」「こんな新刊本が出ました!」と、とっても上
  手に勧められる仕組みと良く似ていますね。

 ○同じように、残念ながら試験に落ちた方には、教材や予備校のご案内
  をするなんてことも可能でしょうから、実際行われているかどうかは
  わかりませんが、その出版社や予備校から広告費を取ったり、提携し
  て、ビジネスを展開できる可能性もあります。

 ○このように、単に試験の方法が変わったということにとどまらず、迅
  速な試験対応を実現したこのアール・プロメトリックの仕組みは、ビ
  ジネスモデルとしても秀逸です(*^^)v

 ○情報化社会はますます進化していきますから、自分のビジネスにIT
  という武器を上手に取り入れ、ビジネスモデル自体を進化させていく
  方法を、経営者は常に考えていく必要がありそうですね(@^^)/~~~

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   ★アール・プロメトリック
    
http://www.prometric-jp.com/
  └────────────────┘

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 4┃編集後記
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 【ISOWA PRESS】第9号いかがでしたでしょうか。

 今回の「業界ア・レ・コ・レ」は段ボール業界に関わらず社会全体について
 のテーマとなっていると思います。

 ISOWAでは昨年11月にリクルートサイトを開設し、積極的に新卒学生
 の採用に取り組んでいます。
 
 現在はそのリクルートサイトを通じ会社説明会に参加された学生達にもっと
 会社のことを知ってもらおうと工場見学を実施しています。

 参加学生は110人あまりという、採用活動を始めてから過去最高の人数で、
 数日の間午前・午後に分け社内を紹介しています。
 
 どのような学生がISOWAに共感し、将来共に働ける仲間となるのか、
 彼らの入社は来年の4月ですが、今からとても楽しみです。 

             ◇      ◇      ◇

 【ISOWA PRESS】では随時お客様からの、
 「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」というご要望を
 記事にしていきたいと考えております。

 ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

 次回は3月20日(火)の予定となっております。どうぞお楽しみに!

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