【ISOWA PRESS】

ISOWA発、お客様、業界関係者様にお送りさせていただくメールニュースです。
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第237号:『技能実習制度による外国人材の活用』

2019年08月21日 | Weblog

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       ISOWA Mail News 【ISOWA PRESS】

            2019/8/21 第237号
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  この【ISOWA PRESS】は、日頃からお世話になっている
  お客様、業界関係者様にお送りさせて頂くメールニュースです。
  弊社及び業界にまつわる様々な情報を掲載していきますので
  お仕事の合間にでもお気軽にお読み頂ければ幸いです。


 ■CONTENTS■
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 1├ 『 技能実習制度による外国人材の活用 』
 2├ 「 爽やかな風が 」 ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
 3├ 編集後記
  |                   ※等幅フォントでご覧ください
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 みなさま、こんにちは☆

 入道雲が立ちのぼり、セミの大合唱が聞こえてくると
 8月夏本番!といった感じがしますね。

 湿度も高く、ほんの数分外にいるだけで汗ばんでしまう今年の夏ですが、
 しっかり睡眠・食事・水分を補給しこまめに休憩しつつ夏バテしないよう
 楽しく乗り切っていきましょう!(^^♪

 さて、今回の【ISOWA PRESS】237号では
 『 技能実習制度による外国人材の活用 』についてご紹介します。


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 1┃ 『 技能実習制度による外国人材の活用 』
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 こんにちは、西日本グループの犬居です。

 今年の4月から“働き方改革関連法案”がスタートしました。
 ISOWAでも残業時間の削減ができるよう、一人一人が今まで以上に
 日々考えて仕事をしています。


 そんな働き方改革が話題になる中、残業規制とともに変化が表れているのが
 『外国人材の活用』です。

 2019年4月から新たな在留資格(※)も導入され、
 今や日本で働く外国人材は146万人(2018年10月末時点)とも
 言われています。
 (※特定技能1号2号:
   紙器・段ボール業界では認定されていないので割愛します。
   参考URL:http://www.moj.go.jp/content/001293198.pdf)


 そもそもなぜ、外国人材の受入れが進んでいるのでしょうか?
 大きな理由は2つあります。


 ①生産人口の減少

  生産人口とは、15歳~60歳のことを指し、
  2008年以降は減少の一途を辿っています。

  1997年には8699万人となりピークでしたが、
  2019年2月には7628万人にまで減少。
  22年間で1171万人も減っていることに驚きました。

  更に2036年には6300万人となる、というデータもでています。
  すごい勢いで少子高齢化が進んでいますね。


 ②有効求人倍率が高水準

  2019年4月時点での有効求人倍率は1.63倍!
  これは、100人に対して163人分の仕事があるということです。
  この数字は、45年ぶりの高水準を示しています。

  つまり、日本では、
  「仕事がたくさんあるけど、働き手が足りない」という状況なのですね。



 そこで着目されたのが、「外国人材の活用」というわけです。

 日本にいる外国人材には、さまざまな在留資格があるのですが、
 今回は紙器・段ボール業界について特化してお伝えします。


 紙器・段ボール業界におられる外国人材は主に、「技能実習生」です。

 「技能実習」という1つの在留資格になります。
 日本で培われた技能・技術または知識を身につけて、そのスキルを
 母国で活用することで産業発展に役立てる、ということを目的としている
 国際貢献の1つです。



 技能実習生として在留するには、定期的に行われる試験に
 合格しなければいけません。

 1年目終了時:学科・実技試験に合格したら技能実習第2号となり、
        実習を継続することができます。

 3年目終了時:学科試験に合格すると技能実習第3号となり、
        一時帰国後(1ヶ月以上)、さらに継続して
        2年間働くことができます。

 制度としては最高5年間ですが、実際は3年目終了時に
 帰国するのが一般的だそうです。

 それでは実際に、外国人材を活用されているお客様のお声を紹介します。


  A社 様

   受入れに際して、様々なルール決めを行い、作業を
   マニュアル化しました。また日本での生活文化についても
   教える必要があり、大変な部分もありましたが、来てくれた
   外国人は業務に対して一生懸命で物覚えが早い人でした。
   日本語が通じないだけで、真面目な好青年です。


  B社 様

   パート募集をしてもなかなか集まらなかったので、
   外国人材を活用することにしました。
   教えるのは大変でしたが、外国人材がきてくれたおかげで、
   従業員同士のコミュニケーションが増え、現場が明るくなりました。


  C社 様

   抜き打ちで管理団体の方が状況確認に来られました。
   どうやら適切に技能実習をできていない企業があるようです。
   弊社では指摘されませんでしたが、
   「実習生に対して残業させるのはおかしい」と是正を求められた
   企業もあるそうです。


  D社 様

   母国で暮らす家族へ仕送りする必要があるため、仕事に対して
   とても真面目です。作業をよく観察していて、必要があれば
   ライトで照らしてくれたり、スポットクーラーを持ってきて
   くれたりと、気が利きます。
   何も言わなくても見て学ぶ姿は、昭和時代の日本人を思い起こさせ、
   今の日本人が見習うことが多くあると感じます。



 メリットが多くありそうな技能実習ですが、実習生を受け入れるまでには、
 早くて半年、通常は1年程度かかります。

 技能実習生を受け入れるまでの流れとして、
  ①実際に海外の送出機関に出向き、候補者と面談をして選定
  ②技能実習計画書を一人ずつに作成し、認定を受ける
  ③技能実習計画書が認定されれば、在留資格認定証明書の
   交付申請を行う
  ④在留資格認定証明書を入手後、ビザを申請
  ⑤ビザを取得後、日本へ入国
  ⑥入国後、法定講習(1ヶ月間)を実施

 その後、ようやく技能実習をスタートすることができます。

 技能実習制度を利用するには、準備段階から受け入れ態勢を
 しっかりと整えていく必要があり、安価な労働力補充の手段として
 利用すると、かえって余計な経費や手間が増えてしまいます。

 このように、技能実習には多くの制約があり、単純に労働力不足を
 解消する制度ではないのですね。


 技能実習にこられる外国人材は、言語こそ通じないこともありますが、
 真面目で一生懸命仕事に取り組む姿は、現代の日本人が学ぶことも
 多いのではないかと思います。

 今後、さらに長期的に在留できる制度が、
 紙器・段ボール業界にも適用されることを期待したいと思います。
 そのときはまた【ISOWA PRESS】でお知らせいたします!


 ありがとうございました。


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 2┃ 「 爽やかな風が 」 ~社長磯輪のブログ『磯輪日記』より~
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 お盆の工事の真っ最中です。

 ということは、ISOWAの工場から機械は出荷され、
 工場内は見た目にもガランとしているし、みんなお客様の工場へと
 出払ってるので、静かでもあります。

 そんな中、工場内に残っている人影を発見。


  ▼続きはこちら(磯輪のブログ『磯輪日記』)
 https://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/baa9f7014856ef537effeae6945fe69f

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 3┃ 編集後記
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 【ISOWA PRESS】237号はいかがでしたでしょうか。

 日本で一生懸命働いている外国人の方々というと
 身近なところではコンビニなどでよく見かけます。

 オリンピックが近づき、外国人観光客も増えてきている今だからこそ
 働く側・受け入れる側の双方が理解を深め、お互いにWIN-WINの
 関係になれるようにしていきたいですね。

 これからも皆様のお役に立てるような情報収集を重ねて参ります!


         ◇        ◇        ◇


 【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
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 ご要望を記事にしていきたいと思います。

 ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。


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