2022年1月11日(火)
竹と笹の違いをネット情報で確認した。左が竹、右が笹。
サイズ 高大 低小
葉脈 格子状 平行
成長後に皮が 剥がれ落ちる 残っている
成長後の枝が 2本 5~6本
分布地 温暖湿潤域 寒冷地
わが家の敷地内にあるのは概ね竹のようだが、疑わしいところもある。一種類ではないのかもしれない。西北隅に高さ5~6mを超える林を為しているのは竹に違いないが、庭の至る処に低く拡がって葉を茂らせているのはどうも笹みたいに思われる。
鑑定は後日のこととして、多くの草木が竹・笹に負けて呑み込まれてしまう中で、まったく苦にしない植物が時々あるのが面白い。
たとえばナンテン。拡がりすぎた竹林を周囲から伐っていくと、陽もろくに当たらなかった一隅にひょろひょろ枝を伸ばしていたり、密生した笹垣の中に堂々と株を増やしていたり、およそ苦にする様子がない。そこでふと考え、隣家との境の笹を刈る際にナンテンを移植しておいたら、おあつらえ向きに育って良い目隠しになりつつある。
そしてこの冬もう一つ見つけた。笹垣をものともせず、しっかり立ちあがって花を咲かせる小木本。
花がなかなか可愛らしい。
梅の咲くこの季節に何だろうと調べてみれば、どうやらチャノキらしい。
チャノキ(茶の木 Camellia sinensis) はツバキ科ツバキ属とある。そう言われてみれば前庭の白いサザンカと、花の季節も風情も似ているわけだ。
愛媛はとりたてて茶どころと呼ばれてはいないが、県内産のお茶にはなかなかの名品がある。母方の祖母らは自分の家で茶葉をつくっていた。静岡の例もあり、ミカンと茶は似た環境を好むかと思われる。
大陸から入ってきたチャノキと別に、九州や四国に在来種が存在するとの説は、議論に決着がついていないようである。
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