散日拾遺

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二十四節気 啓蟄

2024-03-05 08:59:40 | 日記
2024年3月5日(火)


 啓蟄の「蟄」とは、虫などが土中に隠れていることを意味します。春の気配を感じて、土の中で冬籠りしていた虫たちが、穴を啓(ひら)いて地上に出てくる時候からその名がつけられたようです。
 まだ寒さを感じる時期ですが、陽光のやわらかさや、目に見えて長くなる日脚などに春を実感できます。
(『和の暦手帖』P.36‐37) 

 3月4日生まれの愚息の名に「啓」の字を用いたのは「啓示」という言葉に惹かれたからだったが、外向けには「啓蟄の啓」と説明している。「啓」は会意文字。口と、𢻻(ケイ)(戸を手で開くさま)とから成り、口で人のわからないことを教えひらく、転じて、申し上げる意を表すのだと。
 むしろ窓を開いて新鮮な外気をたっぷり吸いこむ連想がある。それにふさわしい季節である。

七十二候
 啓蟄初候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)新暦3月6日~10日
 啓蟄次候 桜始開 (さくらはじめてひらく) 新暦3月11日~15日
 啓蟄末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)  新暦3月16日~20日

 菜虫化蝶は、ここではモンシロチョウのことらしい。こんなに早かったのか。この写真は違うが、アブラナ科の花と歩調を合わせて春を迎えるのだろう。


Ω


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