2017年10月3日(火)
「甘く無条件に受け容れるというよりも、その人のものは徹底してその人に返してあげる。」(向谷地生良)
~ 「ここは責任をとらせてくれるのがいい」と。張本人の一人が私に語った。人間には跨ぎ越してはならない苦労があるのに、それをこれまで引き受けさせてもらえなかった人たちのそのチャンスを護るのが「べてる」だとソーシャル・ワーカーは考える。
(折々のことば 鷲田清一 892/2017年10月3日 朝刊一面)
ネタ元も見事なら、ここまで見聞きしている引用者も立派である。
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責任 responsibility は、応答 response に由来する。関係の中で自ずと養われ、関係を意味あるものとして完成させる。
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イエスは、「これは、だれの肖像と銘か」と言われた。
彼らは、「皇帝のものです」と言った。すると、イエスは言われた。
「では、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」
(マタイ 22:20-21/マルコ 12:16-17/ルカ 20:24-25))
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