2018年2月1日(木)
ケヤキから追われたムクドリが集まっているのは、栴檀(センダン)の枝と杉原さんから御教示いただいた。
なるほど、違う季節には ↓ こんなふうに見えるのだ。
(Wikipedia)
「センダン(栴檀、学名: Melia azedarach)は、センダン科センダン属に分類される落葉高木の1種。別名としてオウチ(楝)、アミノキなどがある。「栴檀は双葉より芳し」のことわざがよく知られるが、これはセンダンではなくビャクダン(白檀)のこと。」
「果実は長径1.5-2 cmほどの楕円形の核果で、10-12月頃に黄褐色に熟す。秋が深まり落葉してもしばらくは梢に果実が残る。果実は果肉が少なく核が大きい。たまにヒヨドリなどが食べに訪れる。しかしサポニンを多く含むため、人、犬が食べると中毒を起こし摂取量が多いと死に至る。」
「5-6月頃に、若枝の葉腋に淡紫色の5弁の花を多数、円錐状につける。花にはアゲハチョウ類がよく訪れる。夏の日の午後は梢にクマゼミが多数止まり、樹液を吸う様子が見られる。なお、南方熊楠が死の直前に『紫の花が見える』と言ったのはセンダンのことと言われている。」
「街路樹・庭木・公園樹に好んで用いられ、材は堅く家具・運動用具・下駄などに利用される。また沖縄県に自生するセンダンの抽出成分が、インフルエンザウイルスを不活化させることが報告された。」
樹皮は駆虫剤になり、葉は強い除虫効果をもつとあり、どこを切っても薬めいた存在である。サポニンは強い界面活性剤だから、石鹸代わりに使えもするが、食べれば当然、毒になるだろう。
温暖な地域の海近くに好んで育つとあり、土佐の産である杉原さんが熟知しておられたのもうなずける。センダンは南寄り、ムクドリは北寄りといえ、いかにも我らが列島に似つかわしい取り合わせと感じられる。
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