2022年1月4日(火)
いた、会えた!
声がした 〜 高鳴きか、それとも地鳴きだったか、後から考えても思い出せないが、ともかくモズの声を聞いて縁側に駆け出すと、寸胴に伐り落としたばかりのモクセイの頂に確かにいる。遠目でも間違いないのは色や形ではない、高みから四隣を睥睨し、地面を探索する精悍な姿が他のものではあり得ないのである。まさに小さな猛禽!
モズなら東京でもいくらも会えるのに、田舎で会うとなぜか心が違った踊り方をする。なぜだろう?
年越しの帰省には必ずモズの姿を探してしまう。夏のツバメ、冬のモズ。
もう一つこの季節に心躍るのは、トサミズキの冬芽である。小鳥の爪ほどの小さな堅い芽が、一日ごとに膨らんでいく。修辞ではなく、本当に前日より膨らんでいるのが分かるのだ。冬は四季の終わりではなく始まりであること、この一事で十二分に明らかである。
My heart leaps when I behold...
Ω