京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

歌道・書道を極めた宮家~有栖川宮(ありすがわのみや)旧邸~

2016-10-02 | 宿日記

今回「京の夏の旅」文化財特別公開された
有栖川宮旧邸の伏見宮、佳宮、閑院宮(かんいんのみや)とともに
『四親王家』と呼ばれた宮家の一つ。
当初、京都御所建礼門の前に建てられていましたが
京都裁判所の仮庁舎等として使用された後屋敷の一部が
烏丸通に面した現在の場所に移転

現在は平安女学院大学によって保存されています。
書院造の『玄関等』『住居棟』『客間棟』の3棟とともに
烏丸通側の『青天門』、下立売通りのしっくい塗りの『長屋門』が
それぞれ国の登録有形文化財になっており
幕末から大正にかけての宮邸の面影を伝えています。

庭園『植治の庭』は十一代小川治兵衛氏が作庭
庭園にある2本の枝垂桜はあたかも1本の樹のような枝振りで
春には美しい枝垂桜が咲き誇ることで有名

当邸は当館の近く京都御所の西側
これからも年に数日公開されますので
通年公開された京都御所と併せて是非お立ち寄り下さい。

<京都好き男>


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