今回「京の夏の旅」文化財特別公開された
有栖川宮旧邸の伏見宮、佳宮、閑院宮(かんいんのみや)とともに
『四親王家』と呼ばれた宮家の一つ。
当初、京都御所建礼門の前に建てられていましたが
京都裁判所の仮庁舎等として使用された後屋敷の一部が
烏丸通に面した現在の場所に移転
現在は平安女学院大学によって保存されています。
書院造の『玄関等』『住居棟』『客間棟』の3棟とともに
烏丸通側の『青天門』、下立売通りのしっくい塗りの『長屋門』が
それぞれ国の登録有形文化財になっており
幕末から大正にかけての宮邸の面影を伝えています。
庭園『植治の庭』は十一代小川治兵衛氏が作庭
庭園にある2本の枝垂桜はあたかも1本の樹のような枝振りで
春には美しい枝垂桜が咲き誇ることで有名
当邸は当館の近く京都御所の西側
これからも年に数日公開されますので
通年公開された京都御所と併せて是非お立ち寄り下さい。
<京都好き男>