御釈迦様が入滅された旧暦2月15日(現在の3月15日)、
各寺院では、亡くなられた時の姿を描いたとされる、
「涅槃図」を掲げ、法要が営まれます。
涅槃図には、御釈迦様が中央の宝台の上に頭を北にして横たわり、
「それが(北枕で寝てはいけない)と云われる由来ともされる」、
その周囲には、弟子たちが御釈迦様を悼む姿、
下の方には十二支をはじめとする、様々な動物が描かれています。
今月「大涅槃図」が公開される寺のうち、三ヶ所の寺をご紹介します。
<東福寺>(3月14日~16日)
法堂(普段は非公開)に掲げられる「大涅槃図」は、
国内最大級で、猪が描かれているのが特徴です。
是非、探してみて下さい。
天井には「蒼龍図」も描かれています。
境内では甘酒の接待もあり、無料で拝観できますのでおススメです。
東福寺HP⇒ http://www.tofukuji.jp/
<泉涌寺>(3月14日~16日)
ここの「大涅槃図」は、大きさ・縦16m、横8mで、日本最大!
拝観料500円が必要となります。
泉涌寺に参拝されたら、世界三大美女の一人、
「楊貴妃観音像」も是非、ご覧になって下さい。
泉涌寺HP⇒ http://www.mitera.org/
<真如堂>(3月1日~31日)
ここの「大涅槃図」の図面下部には、御釈迦様の死を悼む、
多くの動物・魚・虫の姿が描かれています。
その数、127種類で、日本最多との事です。
食べると無病息災が叶うと云われている、
「花供曽あられ」の授与もあります。(入山料込で600円)。
真如堂では、3月いっぱいまで公開されており、
桜の花見に合わせて行かれれば尚良し、かと思います。
真如堂HP⇒ http://shin-nyo-do.jp/
<京都 好き男>