京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京都幕末維新を歩こう№6~鳥羽伏見界わい~

2017-11-08 | 宿日記

御香宮神社は1868年の「鳥羽伏見の戦い」では、新政府(薩摩軍)が本営を構え、すぐ南にある旧幕府軍の本陣(伏見奉行所)へ砲弾を浴びせ、伏見奉行所は炎上し旧幕府軍を撤退させて地。
拝殿横には「伏見の戦跡」の碑。

 



大手筋を抜け南に行くとあるのが幕末史上有名な「寺田屋」。
寺田屋は江戸時代から続く船宿。現在も宿泊することが出来ます。
寺田屋では大きな事件が二つ起こっています。
一つは1862年に起きた薩摩藩士による同士討ち、いわゆる寺田屋騒動。
もう一つは1866年の伏見奉行所による坂本龍馬暗殺未遂事件。
この時にお龍が身体をはって龍馬を逃がしたエピソードはあまりにも有名。
寺田屋は鳥羽伏見の戦いで焼失しましたが、後、隣接する場所に京都の伝統的な町家づくりを再現し、往時の面影を偲ばせます。
外には坂本龍馬などの幕末に関する碑が建ちます。

寺田屋内部の見学は300円。

 



界隈には多くの酒造メーカーがありますので、酒蔵めぐりの散策や、伏見の歴史を情緒あふれる十石船・三十石船の船旅で楽しむことが出来ます。
食事のおすすめは鶏料理の「鳥せい」。

 

 

 



鳥羽にある城南宮は平安遷都の際に都の守護神として創建され、鳥羽伏見の戦いでは、ここに薩摩軍が布陣、1868年1月3日旧幕府軍を激突、「鳥羽伏見の戦い」が始まりました。
近くの鳥羽離宮公園には「鳥羽伏見の戦い勃発の地小枝橋」の碑が建つ。

 

幕末史蹟が残る鳥羽伏見へぜひどうぞ。

京都好き男 細木


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